バーチャレーシング デラックス

セガのリベンジ第二段。
今度はバーチャレーシングを完全版にして32Xに投入です。
特殊チップを積んで移植のメガドラ版も、がんばってはいたけど完全じゃなかったからな。
今度は、特殊チップよりも更にすごい32Xの機能を使って、完全版以上のバーチャレーシングの完成よ。
まずは、カーセレクトの存在だな。
従来のフォーミュラタイプに加えて、ストックカーと、プロトタイプが追加されたんだ。
それぞれに操作感覚が違うので、これだけで3倍お得な感じがするわね。
さらにコースも追加!!
これは最早アーケードを超えたと言っても過言ではないぞ!!
当然、ステージや車を増やしただけではありません。
中身も完璧なバーチャレーシングですよ。
今見ると、無骨ともいえる生ポリゴンで描かれた世界。
そして、売りとなっていた視点変更も再現だぞ。
3Dのレースゲームなら当然となっているこの視点変更は、このバーチャレーシングが最初なのよね〜
視点が変更出来るのが、空間の存在を際立たせているんだ!
それが、臨場感にも繋がるんだな!
このリプレイの存在も驚きだったわよね〜
自分の操作したのをちゃんと記憶して、そのまま再現されるんですもの。
最初に見たときには、すごく驚いたよな。
自分のプレイが客観視点で再現されるってのは、新鮮な感覚だったな。
計算で成り立ってるポリゴンならではの事なんだけど、当時は訳も分からず、うわすごーーーいって思ってたものね。
さらにゲーム中とは違った視点てのが大きいよな。
まるで本物のレースを見ているかのようなカメラワーク!!
その中を走るのは自分が操作した車なんだ!燃えるぜ!!!
クラッシュも再現されて、情けなさも倍増したりするけどね。
それもあるな・・・
まぁ、それを避けようと、美しいプレイをする事に熱くなる訳だが。
前回は搭載できなかったバックアップシステムも搭載して、タイムアタックにも熱が入るわよね!
まさしく完璧!!!!
ちょっと問題だったのは、その前作メガドラ版と同じ年に、この32X版が出てるって事だな。
意地と熱意で特殊チップを積んでまでメガドラに移植したすぐ後に、32Xで完璧版を出す。
商売としては間違った方向よね〜
しかもサターンも稼動しているこの時期だからな。
常識的に考えればサターンに投入した方がいいタイトルだろ!
しかし、そこをあえて32Xで出す!
普通のメーカーに出来ない事をするのがセガらしいわよね!!
そこにシビれるあこがれる〜ってヤツね。
確かに、非常にセガらしい行動ではあったな。
そんなセガの思い入れと意地が詰まったこの一本。
出来は完璧以上!
アーケードを超えた作りは、まさにデラックスです!!
3Dレーシングの原点!
セガらしさでいっぱいのこの一本、是非遊んでみてください!!


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