DISNEY LIFE |
8月31日、いよいよスターライトマジックの最終公演日を迎えることとなった。私の見納めになるはずだった29日は雷雨で中止になってしまい、事実上15日が、見納めとなってしまった。が、この最終日。私はインパークしてはいない。しかし、確かに私はその場の空気を感じることができたのだ。その理由は日記にも書いたが、携帯電話!会社帰りにインパークした友人のなおちゃんが、スタマジの間中、ずっと携帯をつなぎっぱなしにしてくれたのである。この小さな機械を通して、アナウンスも、音楽も、ゲストのざわめきまで、全て聞こえる・・。自分の部屋も暗くし、舞浜と部屋とを結ぶホットラインで、最終公演のスターライトマジックはこんな遠くにいる私にまで、夢を見せてくれた。
魔法がかかる前・・ | まず初めに、ゲストが歓声を上げるシーン | 風の関係で煙の効果が加わり、幻想的・・ |
序盤のクライマックス、ため息が漏れる | 一番好きなシーン・・冬 ファンタジアを思い出す |
そして季節はめぐり、春 |
フレームキャノン!この熱さには、本当に驚いた キャッスルが燃え上がり、破壊される |
破壊されたキャッスルに、光が・・! | 復活を祝う、5人。祝福のキス(*^^*) | 魔法をかけるミッキーたちの シルエットが浮かび上がる・・ |
喜ぶ、みんな。「キエフの大門」が、力強く響く |
華々しく、生き返るキャッスル | 風の影響で、また違った顔を見せる城 | フィナーレ・・!夢の時間が終わる |
これらの写真は、ほとんどが7月18〜20日に撮ったものである。この3日間は、本当に良いコンディションであったため、自分なりに満足できるものが撮れたと思う・・。ちなみに、パソコンでの特殊加工などは一切していない。光が十字に光っているのは、カメラのレンズにとりつけた「クロスフィルター」の効果である。写真を見て改めて、こんなにすごいものを生で見ていただなんて、終わってしまった今だからこそ、心にも深く思い出されるのだろう。この上の真ん中の写真が、8月15日、私にとっての見納めとなった時のものである。写真なんかより、実際の方が、ずっとずっと幻想的であった・・。風に影響されやすいショーだったため、その時々によって、キャッスルの印象がこれほどまでにも変わるのである。ミッキーたちが城に魔法をかけているシーン、たった一度だけ、ミッキーが打ちあがる花火に合わせて、アクションをしていたのを見たことがあった。まるで、本当にミッキーが魔法で花火を上げさせているかのような・・ファンタジアの再現、まさにそれを見たような気がして、寒気がするくらい感動した。
携帯電話を通して伝わってくる音の魔法も、ついに終わりを告げた。パークの夜を彩り、1年と少しの間ゲストを魅了してきたスターライトマジックも、これで終わりである。「花火」だなんて呼ぶのが恐れ多いくらいの、今まで体験したこともない、素晴らしいナイト・エンターテイメントであった。距離は離れていたけれど、その最後の瞬間を、私もその場にいた多くのゲストと共に見送った。声を届けるための機械は、音の魔法まで運んでくれたのである。残る光の魔法は、私の記憶の中に棲み付いている。パークと同じ時間を過ごし、電話を切ったあとも、この感動と興奮は簡単に消えそうもない。ありがとうスターライトマジック。この10分間のために、夜を過ごしていたときを忘れないよ・・。15周年で終わりだったはずなのに、復活させてくれたドナルドも、ありがとう(^^)。5人のなかで、一番最初に姿を見せる君にひときわ歓声が高かったの、知ってたかな?
魔法の片鱗を残すキャッスルに、 ドナルド像がシンクロする |
スターライトマジックが終わったあとの、キャッスルの色。魔法の残り灯ともいえるその美しい姿は、キャッスルを離れ歩いて行く途中、何度も振り返ったものだ。そのたびに、どこからでも見せてくれた、幻想。プラザの木々の間から覗く、妖しいまでの凍るような青。ほんとに、好きだった。さよなら、スターライトマジック。また、いつか別の形で会えることを祈りつつ・・。「新しいファンタジア」が夜に見せてくれた夢は、心の中に続いていくのだ・・。