《有難い 勝手気ままな 夜回りで》

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 平成11年3月に,地域で一つの団体が発足しました。GP会と名乗っています。25年を過ぎました。メンバーも高齢化で去って行き半数になりましたが,当初からの活動である地域の夜回りと小学校の下校見守りを残った者で続けています。
 活動時間帯の関係で,夜回りだけを二人で担当しています。週に3日ですが,盆・正月の期間を除いて,所要時間40分ほどの地域見回りです。今は寒い冬の時期ですので,行政からの補助で購入した膝まである黄色で分厚いコートをまとっています。遠目にはピカチュウのような出で立ちになっています。雨の日も回っていますと言いたいのですが,休ませてもらっています。傍目には不真面目な活動ですが,私たちらしい活動であっていいと割り切っています。
 夜回りの際には,仕事帰りらしい男性に出会って「今晩は」と言葉をかけます。暗い夜道でであう者から声がかかるとは想定していなかったらしく,少し間を置いて「今晩は」の返事があります。中には声を出さずにすらっと通り過ぎていく人もいます。ただ,そういう人もいるのは想定内です。年配の女性と出会うと,「ご苦労様です」との声をかけていただきます。それに対して,どのような言葉を返したらいいのか窮して,「今晩は」とか「お疲れ様」と言い出しています。

 昨年の11月に,この地域活動について地元の新聞に投稿してみましたが,見事に外れでした。題目は,「健康と貢献」で,以下に転載しておきます。
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 高齢者の生活目標として健康寿命が提示されています。よい寿命の成立には健康が必要条件ですが,十分な条件も欠かせません。けん・こうの順序を入れ替えて,こう・けんとして貢献寿命を位置づけることができます。この言葉による整理は実践を整理し意味づけする指標となります。
 地域に貢献できることをしようという有志で集まったボランティア団体で,長年,季節の花植え,小学生の下校時の見守り,地域の夜回りやその他の活動をしてきました。今は後継者がいなくて,活動数を縮小して継続しています。
 週3日の夜回りでは,公園の外灯が消えていたり,自治公民館の照明の消し忘れ,倉庫の施錠忘れ,民家の駐車車両の室内灯の消し忘れ,学生証の落とし物などに遭遇するので,必要な連絡をすることになります。何事もないのがいいのですが,いささかなりとも地域の安心に貢献できていることが励みにもなるし,出歩くことで健康にもなると,仲間と確かめ合っています。
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 仲間たちは歳を重ね過ぎてくる一方で,新しい仲間は見込み薄で,あと何年続けられるか,心許ないことです。ただ,無理をしないことを大事にしていますので,迷惑にならないように気をつけながら,週に一日の活動になっても続けてみようと願っています。

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(2024年02月11日:No.1246)