《楽しみは 世間の濁り 抗体に》

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 先週のコラムで,ネットの世界は映画の世界と同じで,演出の世界であることを書いていました。その体験をする機会が飛び込んできました。
 ケータイに知らない番号からの入電があったという表示がありました。呼び出し音に気付かなかったようです。+付きの番号では無かったので,試しに発信してみたところ,「使われていません」というアナウンスが返ってきたので,切りました。ネットで番号の検索をすると,東北のある市の番号ということでした。録音メッセージが入っていたので,聞いてみると,電話料金が未納ですということで,番号1を押すようにというお誘いでした。料金は請求を引き落とし処理にしているので,未納なのはこちらのせいではないと判断して,メッセージを切断しました。いわゆる,詐欺電話です。そもそも固定電話契約の会社が,ケータイに連絡してくることが不可解です。
 数日して,+1844・・・という番号での入電がケータイにありました。海外からの電話ですと表示されていましたので,無視をしておいたのですが,何かしら録音メッセージを残しているようでした。こちらでは,海外とのつながりは全くありませんので,無視しています。
 ケータイの世界にも,人の意図による演出の世界がつながっているようです。絵空事に付き合うつもりはありませんので,雑音扱いで対応していればいいのですが,マスコミで報じられている犯罪の手口である偽情報が,直接届いてきたことに改めて恐れを感じています。メリットにはデメリットがつきものとは覚悟していますが,利用する意図が黒い者による演出が紛れ込むのは困ったことです。なんとかして欲しいものです。
 アドレスや番号によるつながりの技術は,人のつながりとは次元が異なります。利用者は相手の存在をアドレスや番号でスイッチするしかつながりを確かめようがありません。どこの誰か,いわゆる住所氏名年齢が不詳の者が何かを言って見せてくる,それが真実であるかどうかは確認できないのです。道を歩いていてたまたま出会った初めての人からいきなり,あなたは電話料金が未納ですと言われて,信じることはできないはずです。
 知っている人との番号交換したつながりとは違います。長い付き合いをしているテレビのCMでは,知らない人が映し出されて伝えてくる情報を信じています。それは発信する会社やテレビ局といった存在を信じることができているからです。内容に多少の誇張や誘導が埋め込まれていることは織り込み済みで,他の情報とも組み合わせることなどもしながら,受信しているはずです。テレビでは広く公開され多数の人に伝えているので,発信者も悪意を入れこむことはできません。見ず知らずの個人との個人的なつながり,その閉じたつながりは避けていきたいと思い返しています。

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(2025年03月09日:No.1302)