家庭の窓
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先週の水曜日,夜半に一度寒気を感じたのですがそのまま寝付き,起きて少しのどが苛つくかなと感じていたのですが,出掛ける用事を済ませたりと,普通通りに過ごしました。夜になって唾を飲み込むときに痛みを感じるようになり,身体もだるいという自覚が出てきました。翌日は非常勤の講義がある日で,二コマ3時間を話し続けました。午前中に終わると,すっかり疲れてしまいました。午後はボランティアで小学生の下校時の見守りです。新学期ということで,グループ下校ですので,通常の2時間の立ち番はしなくてよいだろうということで,出掛けました。風に吹かれたのがいけなかったのか?
次の日からは咳がひっきりなしに出て,のどが痛いままです。だるいので,普段の生活から排除されて,「大人しく寝ていなさい」。連れ合いの用事で車の送り迎えをする以外は,静かに横になっていました。不調のままに迎えた月曜日,講義の日です。違和感のある喉のまま,やっと話し終えて帰宅,疲れたせいか,食欲も不調ですが,身体への補給を途切れさせるわけにはいきません。無理して,八分ほど。午後になると,声が出にくくなりました。声質も全く変わってしまい,知らない人の声です。声を出そうとすると,のどのところで空気が漏れているような感じで,声がかすれ途切れるのです。咳は変わらずに出てきますので,のどを休める暇がありません。
週の後半は,定例の講義の他に,年に一度の総会を会長として仕切らなければなりません。絞り出すような声のままでは,役に立ちません。治ってくれることを期待して,大人しく待つことにしています。
日を改めても,状況の改善が進みません。咳き込むことはないのですが,強い咳払いをさせられているような具合です。息を潜めていると,1分もしないない内に,ほら咳き込めといわんばかりに喉に向けて刺激が集中します。そうしないわけにはいかない事情が身体にあるのでしょうが,早く仕事を終えて欲しいと思いつつ,身体の抗機能に手助けできることはないか,考えてみたりしています。お医者さんに診察してもらって対処法を教わればよいのにと連れ合いはいいます。風邪と甘く見たのが不味かったかなと反省の入口で佇んでいます。声の不調は相変わらずです。ただ,食事が自然な味わいになり,無理矢理押し込んでいるというものではなくなって,一安心です。
数分ごとにこみ上げてくる軽い咳,それさえなければ静かに眠りに入れるというなかで,自分がエクセルファイルの一つになっているような気になっています。咳が出るセルが何処にあるかつかめませんが,そのセルの中の咳の関数を消去できればいいのにともがきます。ファイルになっている自分には,セルを指定して,Deleteキーを押すというオペレーターの動作ができないという次元の違いをもがいています。半睡の状態とは面白いものですが,この思考パターンの存在は怖いものがあります。
講義の方は,なんとかこなすことができました。お陰で喉の痛み,いがらっぽさが増してしまったようです。数分おきの空咳が続きそうです。喉を休めたいのですが,咳が邪魔をします。連れ合いは呆れているようです。
そして,時は過ぎて,総会の日,声変わりは治りませんでしたが,何とか職責を果たすことができました。喉の痛みは少しずつ引いています。連休が静養の時になりそうです。
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