家庭の窓
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全国地域安全運動のポスターと標語の募集が目にとまったので,今年も標語の部で応募をしました。課題は,防犯活動(青パト,子どもの見守り、防犯パトロール)と振り込め詐欺防止の2つです。それぞれに次の作品をハガキに書いて投函しました。29日必着の締切に間に合いました。
防犯活動:「くらがりを 明るく照らす パトロール」
:「行き帰り 子ども見守る 地域の目」
詐欺防止:「突然の お金の電話 マユにツバ」
何の計算もなく,ただ単純に思いついたままという駄作です。日頃のボランティア活動をしている際の自分の気持ちを文字にしただけです。空間の暗がりに心の暗がりが宿りやすいのではと推し量り,手元の明かりを向けて空の暗がりであることを確かめながら夜半のパトロールをしています。
子どもの登校時には,多くのボランティアがそこここで子どもたちの交通安全のために目を向けています。ところが,下校時には地域の目はぐっと少なくなります。小学校の低学年と高学年で下校時間が異なるために,登校時の半時間ほどと違って下校時は2時間ほどと見守りの時間が長くなるからです。そこで、手薄な下校時の見守りを,まだ現役のメンバーには毎日は無理なので,週に1日のペースで,やりくりして仲間と一緒にしています。子どもたちを地域のその他のボランティア団体それぞれが可能な範囲で見守るようにすれば,隙間のない見守り体制ができあがります。
昨年は県段階の優秀賞をいただきましたが,今年は柳の下のドジョウはないでしょう。それよりも,日常生活の一部になっているボランティア活動を立ち止まって考えてみる機会として,応募という作業をしてみました。活動が持っている意味を改めて考えなければ,標語という形に表すことはできません。皆に共感してもらえる表現ができたとき,活動の価値が自覚できたことになります。深入りしすぎると,かえって分かりづらくなります。適度の深さで簡単な言葉を使って内容を絞った表現がわかりやすさにつながるでしょう。
はがきの1行では,応募する側の思惑は伝わらず,標語の言葉だけが届くはずです。応募という行為の結果は,いずれ伝わってくるでしょう。
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