家庭の窓
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今年は桜が4月になって入学式に咲いていました。去年までは,卒業式の頃でしたので,桜が終わってカイドウが花開くという流れに慣れていたのですが,今年はほぼ同時になりました。
毎年季節を違えずに花を開く仕組みはどうなっているのでしょう? 根っこから幹,枝や葉っぱのどこに季節のセンサーがあって,スイッチはどこで動いているのでしょう? 機械的な仕組みを想定することは間違いですが,想定できないのは心許ないことです。さらには,決まった花の形を咲かせる設計図は,どこにしまわれているのでしょう。花の遺伝情報というものを考えることができるのでしょうか? ますます不可解の深みに迷い込みます。
「花の遺伝情報」で,検索してみました。
→ https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/10/02.html に依ると,
「花は私たちの生活に潤いをもたらせてくれるものであるが,植物にとっては子孫を残すための生殖器官である。「花」というと花びらを連想する方も多いと思うが,一般的な植物では,ガク片,花弁(花びら),雄しべ,雌しべからなる構造を指す。雄しべや雌しべの中で減数分裂が起き,配偶子が形成される。動物の精子と卵に対応するのは,花粉に形成される精核と胚珠内の胚のうに形成される卵細胞である。花は進化の過程で,新たに突然現れた器官ではない。実は,花の各器官は葉が変形したものである。専門外の方が意外に思うかもしれないこの考え方を最初に提唱したのは,「意外にも」,詩人であり文学者でもあるゲーテである。・・・」
葉っぱが源のようです。葉っぱと花が隣り合っているのは,元は同じだからということで納得することもできます。一安心というところでしょうか?
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