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【生きる羅針盤の提案(58):幸せ感5】
人権宣言等から導き出した「人権羅針盤」は,人権という言葉が目指すものに言い換えると人が穏やかに生きるための羅針盤と考えなければなりません。だからこそ,先に示した子どもの育ちを考える羅針盤としても有効になることができたのです。ここでは,「生きる羅針盤」としての様子を描き出しておくことにします。ふと立ち止まって,「生きるとは?」という疑問に出会った際に,その思考のお手伝いができたら幸いです。
「私が生きる羅針盤」を考える第58版です。同じ毎日を送っていても,幸せを感じやすい人と感じにくい人がいます。両者の違いは,毎日の過ごし方やちょっとした習慣にあるということで,幸せ感につながる?つの習慣を取り上げている記事が目にとまりましたので,生きる羅針盤に参照してみました。
※参照先の「「幸せ」を感じやすい人と感じにくい人の"生活習慣"の違い5選」は
こちらです。
【3. 毎日少しでも体を動かす時間を作っているかどうか】
《説明》体を動かす習慣は,心も体もリフレッシュするのに大切なものです。例えば,朝の散歩やヨガ,家事の合間のストレッチがおすすめです。体を動かすと気分がスッキリして,前向きな気持ちになれます。子どもと一緒に公園で遊ぶのも,家族が笑顔になれるかけがえのない時間です。私も朝の10分ヨガを始めてから,1日を気持ちよくスタートできるようになりました。
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,もう一人の自分が自分に向き合い,自分の生きる活動を感じ取ることです。提案のように身体を動かすことでそこに自分の存在を自覚することができます。心臓の鼓動,筋肉の疲れ,呼吸の激しさ,身体が存在をアピールしてきます。しっかり生きている証を得ることができると,もう一人の自分という意識は自分と一体になることができて,幸せを感じる準備が整います。《WHO》
【2. 自分や家族を褒める習慣があるかどうか】
《説明》自分や家族を褒める習慣は,心の余裕につながります。「今日もがんばったね」「手伝ってくれてありがとう」と声をかけ合うだけでも,家族が笑顔になります。褒め言葉は,やる気や自信を育てるのに効果的です。小さなことでも「できたね」と褒めると,家族の信頼関係も深まります。私も寝る前に「今日もよくがんばった」と自分に声をかけるようにしてから,次の日も自然にがんばれるようになりました。
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,家族や周りの誰か,自分以外にもう一人の自分が見届けることのできる人がいるということです。その人との信頼できる関わりを確認できる証拠として,感謝や褒め合うという行為が実践されます。自分の幸せは,自画自賛だけではなく,他の人からの保証が付いているという安心が大事なのです。《WHERE》
【1. 小さなできごとや日常に感謝できるかどうか】
《説明》幸せを感じやすい人は,日常のささいなことにも「ありがとう」と感謝する気持ちを忘れません。例えば,朝ごはんができたことや子どもが元気に登校したこと,そんな小さなできごとにも心から「よかった」と思えるのです。感謝の気持ちは,自分だけでなく家族や周りの人も明るくしてくれます。「今日も楽しく過ごせたよ」と伝えるだけでも,心があたたかくなります。私も「ありがとう」を意識してから,家族からも感謝されるようになり,毎日が少しずつ明るく感じられるようになりました。
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,もう一人の自分が幸せを感じ取ることのできる表現,言葉を直に発することです。幸せであることを理解する瞬間,それは幸せな言葉を確認できるときです。ありがとうの感謝の言葉は,代表的な幸せ語です。明るく幸せな言葉を使う機会があれば,そのような生活は幸せなのです。逆に言えば,そのような言葉を使うように,生活を設計していけばいいのです。《WHEN》
【4. 家事や育児を家族と協力し合っているかどうか】
《説明》家事や育児は,一人で抱え込まないのが大切です。家族で役割を分担し「ありがとう」と声をかけ合えると,心だけでなく体の負担も軽くなります。家族の協力は,笑顔を増やしたり絆を深めたりするために大切です。私も夫の協力を得てからイライラが減り,家族でゆっくり過ごす時間が増えました。
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,自分が生きていることの実態を価値判断できることです。日々の行動の中でのある行動が,他者の生きることにつながっている,共生に貢献していることが分かれば,人としてまっとうに生きている幸せを信じることができます。幸せは得るものではなく与えるものであるという価値観が実現する,その形を維持することが大事なのです。《WHAT》
【・・・・・・・】
《説明》・・・・・・・
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,日々の地道な営みの先に望ましい状況,具体的な幸せを期待できていることです。あくせく過ごす日々,時には辛い状況もある現実の中で,生きていくためには,幸せに向かっているという希望が必須になります。生きることは常に明日がつながっています。明日への希望,それが幸せにつながることを,もう一人の自分が信じられなければなりません。《WHY》
【5. 自分だけの時間や好きなことを大切にしているかどうか】
《説明》自分のための時間や好きなことをする時間も大切にしましょう。例えば,お茶を飲んだり音楽を聴いたり,読書するなどちょっとしたことでよいのです。自分の気持ちを大切にすると,毎日がもっと楽しくなるはずです。「今日は自分の時間を作ろう」と意識するだけでも,心も体もラクになります。私も週に一回はカフェでゆっくりする時間を作るようにしたら,自分にも周りにも優しくなれました。
※私たちが自分の幸せ感を確認したいときに見届けなければならないポイントは,生きる上で直面する課題に向けて自己実現という活動が進められることです。自分のために時間を使うことは当然ですが,限りある時間をどのように使うかということが問題です。生きることは取り入れる営みですが,心身共に新たな資源を摂取することです。成長という原則が維持できていれば,幸せな活動であると言えるでしょう。どのように生きているか,もう一人の自分が見届けていけたらと思います。《HOW》
○以上,私たちが自分の幸せ感を確認したいときには,幸せとはどのように構成できるかという目当てを意識して,もう一人の自分が自分と語り合わなければなりません。幸せという知恵を学び,人として生きることの大事さを共有する姿勢を保っていくことが大切になります。
幸せを感じ取る5習慣を「生きる羅針盤」に対応させてもらいました。これまでの対応事例と同じように,あまり違和感もなく整理をすることができているはずです。それぞれの想定している世界観における具体的な表現は違っていても,人が思い至る幸せに生きる境地は本質的に同じ構造になっているようです。それぞれを別個にしておかずに,まとめていく作業から,人の生き方について深い理解が得られるのではないかと期待しています。
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社会に真剣に向き合って生きていくことは,人として誰もが願っていることです。ただ人には本能から派生する弱さもあります。その弱さを押し込めていく意思が必要になります。そしてその意思は目標を必要とします。それが羅針盤なのです。
人としてすべきことから外れないようにすることは大事であり,それは誰にとってもできることであり,気持ちの良いものです。しあわせは誰かだけにあるのではなく,皆に同時にあるものです。権利を守る,言葉は堅く響きますが,人として生きていく自然な姿であればいいのです。
(2026年03月15日)
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