*** 子育ち12章 ***
 

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「第 44-10 章」


『子育ちは 今日を生きて 明日を待ち』


■子育ち12表裏■

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『子育て第10表裏』

【表の育ち:今ここに全力投球する】

●生きているのは今です。考えたりしたりするのは今です。今を掴まえることしかできません。父親が3歳になる息子と宝探しゲームをしました。息子が父親の結婚指輪を隠してワイワイと捜索します。ところが,なかなか見つからず「ヒントちょうだい」と言うと,「う〜ん・・・,ボクもわからん!」と満面の笑顔です。父親は顔面蒼白です。幼い子どもは今に集中しているので,先のことは想定外です。

○物事の処理の仕方に,まとめて一気にしてしまう,毎日少しずつし続ける,二通りがあります。ケースバイケースですが,基本は毎日の処理でしょう。ウサギとカメの駆け比べのお話しのように,コツコツ続ける方が正当と思うようにしたいものです。規則正しくリズムのある生活は,今すべきことをきちんとすることで実現します。さらには,子ども時代の勉強も遊びも今しておかなければ,後からやり直すことはできません。若いときにもっとしておけばという後悔は,取り返し不能です。

○寝食を忘れて打ち込むということがあります。集中している時に中断させられると,勢いがそがれます。子どもたちの集中力が長続きしない,集中できないという傾向が見られます。例えば,テレビを見ていると,グッと盛り上がってきたところでコマーシャルが入ります。集中してきた気持ちに水を差されます。常にそういう経験にさらされると,集中し盛り上がることをしなくなります。はぐらかされるストレスを回避するためです。今集中する,そういう経験を普通に持たせてやって下さい。

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【裏の育ち:どんどん先延ばしにする】

●子どもは成長するにつれて,甘えるという余録をそぎ落とさなければなりません。「お兄ちゃんになった」,「大きくなった」と言われるのが大好きな3歳の息子がいます。あるとき,抱っこをせがまれた母親が,重くてだんだんしんどくなってきたので「大きくなったから,重くてもうこれ以上抱っこできないよ」と下におろしました。するとあわててしゃがみ「ほら!小さくなったよ!」。大きくなるよろこびも抱っこには勝てないのでしょうか。自分の足で歩く楽しみを教えなければなりません。

○しなければならないことがありながら,面倒だなという気持ちが出ると,「後で」という言葉を使いたくなります。ところが,後になると後のすべきことが待っていて,積み重なります。その連鎖が処理能力を上回るのはすぐです。夏休みの宿題を後回しにした付けに苦しむ経験は,来年に活かされなければなりません。経験を活かさずに済ますことも又,先延ばしにする逃げになります。今日すべきことを明日に回さないこと,そして,明日のことを今日しないこと,それだけのことなのですが・・・。

○明日というのは,希望を託すところです。明日に今日の付けを詰め込んだら,希望が入る余地がなくなります。明日は今日と同じ容量しかないのです。明日を開けておくから,明日を迎える希望があります。先延ばしにすることによって今日の楽を手に入れているのですが,明日の希望の席を奪っていることになります。賢いことではありません。ことをやり終えたときの清々しさは,次の時間が空白になって何でも入ることができるという期待につながっています。明日を開けておくようにしましょう。



 自転車に乗るバランスは,倒れそうになることを感じ取って,逆にハンドルを切ることで可能になります。真っ直ぐに進むためにずれてはいけないと考えていたら,制御は不可能です。小さなずれを感じてそれを修正しようとすることで,真っ直ぐに進むことができます。あえていえば,ずれがなければ真っ直ぐに進めないのです。育ちのずれがあって,それを検知する感覚が育って,ずれを修正する能力が育っていくこと,それが育ちのプロセスです。間違うから真っ直ぐに育っていけるのです。

★落書き★

 トランプには数値札と絵札があります。19世紀末に至るまで,絵札は3枚とも,王(king),女王(queen),小姓(knave)という,身分をあらわす一般名詞でちゃんと呼ばれていました。11の札はネイヴ(knave)と呼ばれていて,「小姓」という意味で,より正確に言えば,騎士の盾を持つ係の少年従者のことでした。やがて,手持ちの札を拡げずに握り締めても札の端っこだけ見れば数値が分かるように,札の端に数値をインデックス表示をしたトランプが作られました。そのとき,13はK,12はQとしたのですが,11をKとすると重なります。そこで,男性の名前として一般的な,日本語なら「太郎」とか「一郎」みたいな,Jackを採用して,Jにしました。


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