*** 子育ち12章 ***
 

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「第 49-13 章」


『子育ちは 幸せになる 道に沿い』


■子育ち12笑顔■

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『子育ち第13笑顔』

【幸せな笑顔】

 子どもには幸せになってほしいと願います。そのためには,幸せとはどういうものであるのか,子どもに教えておかなければなりません。幸せがどういうものかを知らなければ,幸せになることはできません。ところで,幸せには見せかけの幸せと本物の幸せがあります。親は本物の幸せを子どもに見せる役目を負っています。子どもは親の背中を見て,親の真似をしながら幸せな生き方を学んでいるからです。

 子どもが「おかあさん」といいながらしがみついてくるとき,幸せを感じているママもおられることでしょう。そうであるなら,お返しに子どもをしっかりと抱きしめてやりましょう。子どもは幸せな笑顔を見せてくるはずです。幸せは自分一人では作り出せません。幸せには相棒が必要なのです。親子が幸せの相棒になれば,子どもは幸せに対する感性を拓くことができて,幸せな人生を歩むことができます。子どものときに幸せの経験があると,幸せの道に迷うことはありません。

 この子がいてくれるだけで幸せ,生まれた子どもに微笑みかけているママがいます。やがて,賢い子どもなら幸せ,そうでなければ不幸せ。丈夫な子どもなら幸せ,そうでなければ不幸せ。優しい子どもなら幸せ,そうでなければ不幸せ。そんな条件付の幸せに親が感染すると,子どもは親の顔色をうかがうようになり,幸せな笑顔は押しつぶされてしまいます。親の幸せに沿わない子どもを可愛くないと感じて,子どもを寄せ付けなくなれば,子どもの幸せは根こそぎ失われます。

 朝から晩まで働く暮らしを苦労と感じているなら,幸せをこぼしています。暮らしの中にある幸せを見つけようとすれば,見つかるはずです。幸せを暮らしの外に見つけても,それは徒花のようなもので本当の幸せではないので,幸せな笑顔にはなりません。子どもを暮らしの外に置くのではなく,共に暮らす家族として暮らしに巻き込んでやれば,そこから子どもは幸せな笑顔を取り入れることができます。手伝っている子どもに,ママがありがとうと笑顔を向ければ,子どもの幸せな笑顔が返ってくるはずです。

 子どもの喜ぶ顔が見たくて,という思いを大人が抱くことがあります。喜ばせると幸せな気分になります。そういうことも誕生日や盆暮れの節目にはあります。ただ,喜ぶ顔と幸せな笑顔とは違うことを忘れないようにしましょう。喜ぶ顔をさせてばかりいると,大人の手前勝手な幸せに惑わされて,子どもは幸せを勘違いするようになります。求める気持ちが芽生えると,幸せは色を失います。



 子どもは大人のそばにやってきた未来です。未来といえば明日のような気になっていますが,実は大人の未来は今日の子どもとして目の前にあるのです。輝く未来を願うのなら,今そこにいる子どもの笑顔が輝いていなければなりません。親の七光りではなく,子ども自身が輝くように,輝き方を教えてやらなければなりません。親であるあなたが輝いているように・・・。

★落書き★

 子どもは甘いものが好きです。苦味や渋みのよさが分からないからといって,味覚が未発達なのではありません。子どもの味覚は大人より敏感なので,口当たりのよい甘味をいちばん美味しいと感じています。子どもは舌だけではなく,口蓋やのど,頬の内側など,口の中全体で味を感じています。そこで,ちょっと苦味があってうまいというのは,子どもには食えたものではないほど苦いとなります。大人の神経の方が衰えているということになります。


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