*** 子育ち12章 ***
 

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「第 63-08 章」


『子育ちは 自分に人に 誠実に』


■子育ち12教訓■

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『子育ち第8教訓』

【誠実さが大切】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第63版では,遠い国のある祖父が孫たちに語りかけたアドバイスから,教訓として12のメッセージを,子育て羅針盤風にお伝えするつもりです。

《誠実さが大切?》
 マスコミ情報の中で,よくないことで話題になる人たちがいます。それなりの方たちですが,隠し事が暴露されて,安住の座を失っていきます。嘘や偽りや人道に外れる秘め事が表立つとき,人としての社会的なつながりに綻びが生じます。古い言葉では,お天道様に恥じる行いをしたことになります。恥の文化が日本の核にあったことが過去のものとなって消し去られたようです。人様に後ろ指を指されないように行いを慎むという祖父母の生き方が伝わっていないのでしょうか?

 自分に正直に,という生き方が勧められます。それには前提があります。人としての良心を備えた自分であるということです。自分に正直であることと,自分の良心に従うこととは違います。自分ともう一人の自分,もう一人の自分が依るべきものとして良心を学び取っていきます。育っているのは,良心を備えようとするもう一人の自分です。もしももう一人の自分が良心を欠けば,その姿は誠実さのないものになるでしょう。嘘偽りを忌避して,自分にも他者にも誠実であること,そのとき,生き方に確かな筋が備わります。

 人には誰にも必ず弱みがあります。その弱みを隠そうと虚勢を張ります。自分に素直に向き合わずに目をそらすと,自分を偽ることになります。表に現れる言動は,その偽りのせいで歪められます。乱暴になったりひねくれたり,周りからは敬遠されるようになります。人のあら探しをして貶めようというさもしい心根が,堂々とした行動をできなくします。お天道様を避けるようになると,生きづらくなります。弱い自分に正直に向き合う勇気があれば,誠実な自分を育てていくことができます。親はしっかりと見守ることです。



 女性が男の人を見て,「育ちが悪いのかも」と思う男性の3つの特徴が発表されていました(マイナビウーマン)。ごはんをクチャクチャ音を立てて食べることや箸の使い方が悪いことなど,食事マナーが身についていないこと。言葉が汚い,女の子をお前と呼ぶなど言葉遣いが乱暴であること。あいさつができない,何でも文句を言う,上から目線など人に対して横柄であること。育ちが悪いということは,大人になってからは手遅れということです。子どものうちにちゃんとしつけておかなければ間に合わないのです。

★落書き★

 物の色は,太陽の光を反射して,人の目に入ってくる光の色のことです。反射されない色の光は,その物に吸収されています。ガラスは虹の七色を吸収しないから,外の光が素通りしているのです。植物の葉っぱが緑色をしているのは,太陽の光の中で,主に緑色の光だけを反射していることになります。植物にとって緑色の光は要らないということです。植物の光合成には,紫外線に近い紫色の光と赤外線に近い赤色の光だけが吸収されて使われているのです。


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