*** 子育ち12章 ***
 

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「第 69-07 章」


『子育ちは 喜び共に 生き生きと』


■子育ち12姿勢■

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『子育ち第7姿勢』

【生き生きと?】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第69版では,「子育ち」が見せてくる姿勢を手がかりにお伝えしようと思っています。目に見える振る舞いや姿はそのシナリオがあるはずです。子どもがどのような事情を受け止めて育とうとしているか,考えてみましょう。正解はなくてそれぞれにあると思いますので,皆さん方も思い巡らしてみてください。

《生き生きと?》
 遊んでいる子どもは,生き生きと行動しています。子どもがしたいこと,すると決めたことをしているからです。勉強やお手伝いなどをやらされているときは,すればいいんだろうと他人事の感じなので,生き生きとはならないようです。せめてする気を持たせようと,ご褒美をちらつかせることもあるでしょう。大人でもあらゆることを生き生きとすることは無理です。だからこそ,何か一つでいいので,生き生きとするようなことを,子どもに持たせることです。

 育ちの途上である子どもは,できることが中途半端です。育てようとして周りから課題が押しつけられます。できないことを課されても,できないので,生き生きとはなれません。子どもができる限界のところを精一杯にやらせるようにします。子どもの力が発揮されている時に,ちょっとだけ無理をさせます。勢いがついていると,できなかった壁をすり抜けることができます。助走をさせなければ,小さなステップでも飛び越えられないのです。生き生きと助走をさせることで,育ちが進みます。

 一人でいると,何をするにも気分が乗りません。誰かと一緒であれば,意気が上がります。特に,誰かのためにという状況になると,生き生きと行動をするようになります。どうぞという「プリーズ」という英語は,相手を喜ばせるという意味です。子どもの喜ぶ顔が見たいと思う気持ちが,親を生き生きとさせてくれます。その経験を,子どもにも経験させるようにしましょう。それには,親が子どもに「ありがとう」と言える状況を作り出すことです。



 座間市の事件はひどい事件です。SNSという機器によってつながったために,災難に引き込まれるのは,怖いことです。被害に遭われた前途ある若者のご冥福を祈るだけです。このような事件があるたびに,女の子の親はSNSに気をつけることを話します。一方で,男の親も気をつけなければなりません。育った後に犯人になったらと,恐れるべきだからです。座間の犯人の家族が姿を消したというニュースがありました。犯人の親や家族も巻き込まれています。未来の我が家にならないように・・・。

★落書き★

 物事が滞りなく終わったとき,そのことが大事であればあるほど,関係者一同が神様に感謝したくなるようです。日本の神様は,「霊振り信仰」なので,感謝する前に神様にしっかり目覚めていてもらわなくてはなりません。神社で礼拝の前に鈴を鳴らし,柏手を打つのは,神様に目覚めてもらう「霊振り」のためにします。そこで,何かが無事終わったときも,皆でパンパンと「手締め」で「霊振り」をして,その後で感謝をします。手締めで終わりではないのですよ,感謝をし忘れないように・・・。


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