【第5章】可能性の開拓

〜あなたのお子さんは,生きようとしていますか?〜

 《5.3》 育とうという意欲は,どこに向かうのでしょうか?

 悲しいことですが,子どもの自殺が起こります。自分の弱さを悩みとして,もう一人の自分が死をもって自分を消去します。いじめは人の弱さを増幅し突き付け,存在感を剥奪する拷問です。対策として考えられることは,第一には弱さをいたぶる浅ましさを沈静化することです。第二に,弱いから存在する意味がないのではなく,弱さこそが人の存在価値の出発であると学び,生きる喜び,生きていてよかったという幸せを味わうことです。喜びが悩みに勝れば,もう一人の自分は決して死を選ぶことはないでしょう。生きるテクニックを目標にするあまり,生きる目的をないがしろにしている養育が心配です。

答 「生きる喜びを体験すれば,育つ目的が実感できます」