【第2章 子どもと地域とのつながり】
次に,子どもはどのような地域生活をしているか,親はどう思っているかについて,調査結果を見ておきます。
1.地域での交友関係と子どもの成長
○子どもは遊びを通じて,地域に友達を作っていくものですが,
子どもは近所の子とすぐに仲良くなります。親が地域とのつながりができる5年を過ぎると,子どものつながりを後押しできます。子どもを安心して見守る親がいると,子どもはよりノビノビとします。
○育ちには,子ども同士のつきあいも必要なのですが,
子どもの育ちに子ども同士のつきあいが必要なことは,親なら認めて当然でしょう。そういう判断は居住年数とは無関係です。
子どものことは子どもに任せておけばよいという考え方もあり得ます。ある程度の育ちはできるでしょう。しかし,親が地域の生活に慣れて親同士のつながりができると,子どもに安心を与え一層の育ちを促してやることができます。