【父親と母親】
12.母親の悩み?
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1.成績・進学 2.身体の成長 3.家族への反抗・暴言 4.学校に行きたがらない
5.友だちづきあい 6.服装髪型言葉の乱れ 7.生活だらしなくやる気ない 8.その他 9.特にない
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「子どもに関する悩み」は,両親共に1位は「成績」であり,次が「悩みはない」です。その割合の経年変化は成績が減り,ないが増加しています。また割合は低いが唯一増加しているのは「友だち関係」であって,両親ともに社会性への危惧を感じ取っているようです。
男女別の違いは両親共にありません。
学年別では,「成績」について,1年,2年,3年でそれぞれ,父親が16.8%,24.7%,40.0%,母親が21.7%,32.8%,42.8%となっています。
平成5年は,父親と全く同じような特徴を示しています。つまり,「ない」が母親も増えているということです。子どもをじっくりと見守る姿勢が失われて,子どもを見る視点が単調になったのではないかと心配です。もちろんこの結果を親が大らかになったという風に読むことも可能です。しかし,他の結果と読み合わせると,その読み方は的はずれと言わざるを得ません。親が子どもから目を逸らしはじめたと判断すべきです。