【中 学 生】
8.家庭生活の満足?
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1.とても満足している 2.まあまあ満足している 3.あまり満足していない 4.全く満足していない
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「家庭生活に満足している」割合は,初回64.6%,前回77.8%から,今回81.0%と増加しています。
学年別では,学年が進むほど満足度は低下する傾向が見られます。
男女別では,「とても満足」が男子と女子でそれぞれ23.7%,30.3%であり,「まあまあ」がそれぞれ58.3%,49.7%であることから,女子の方が満足度が高くなっています。
手伝いをしている中学生は家庭生活に満足しています。また両親が甘いと思っている中学生は家庭生活に非常に満足しています。
親が将来人生の話をしたり子どもをほめて殴りたいとは思っていないような家庭生活を,中学生は満足できるものとして受け止めています。
手伝いの設問と結びつけると,手伝いを言われなくてもしている女子が家庭にとても満足しており,手伝いを言われてしている男子は家庭にまあまあ満足しているという傾向が見られます。家庭は家族の一員であるという気持ちがあって成り立つものということでしょう。
他の項目と違って,ここでは平成5年度に特徴は現れていません。家庭が個室化しているという指摘を援用すると,親との共同生活である家庭というよりも,個室としての家庭に満足しているということなのかもしれません。閉じこもりに満足している最近の状況を見て,そう考えざるをえません。