*****《団体・グループの運営の窓》*****

【指導上の6ポイント】


 [3]学習によって安心を与えよ。
   個別問題を並べ立てて,不安だけを煽っていないか?
      指導者は問題意識を醸成しようとあせりがちになる。
      人は咎められることは嫌がる。
      例えば,青少年は問題だらけ?
      :ニュースは珍しいからニュースになるのである。
   全体像を構築し,問題点を明確にすること。
      分からないから不安になる。
      問題点を直視すれば,安心して解決に着手できる。
      「よい子,わるい子,ふつうの子」と言われたが,
      大部分はふつうの子なのである!
      ふつうの子だから見えない。
      悪いことを叱り,良いことをほめ,見えない子は見守ればいい。
      目の前の「子どもたち」を見せてやると,
      我が子が見えることがある。
      ※学ぶ=まねる:よい姿を見せれば,やり方が分かる。
      (あんな風にすればいいのか!)。

 [4]考えた課題に優先順位を付けよ。
   あれもこれもしなければと,追いかけられていないか?
      指導者自身が迷っていては,組織は動けなくなる。
      課題を決めるのが指導の意味である。
      例えば,今この組織で何が必要か?
      :根拠もなくあいまいに決めることが多いのでは。
   直面する課題はデータから読み取れ
      どの切り口から取り組もうと,
      すべての道はローマに通じていると信じること。
      考えるのではなくて,
      調査,アンケート,データの蓄積に教えてもらうようにする。
      他市町村と比べて弱点は,現在の衰退特徴は?といった視点で,
      数字に聞け。
      ※統計に基づかない事業はあり得ない。
       数字の裏付けが説得力を生む。

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