*****《団体・グループの運営の窓》*****

【指導上の6ポイント】


 [1]指導者は人を信じ切れ。
   「してくれない」という指導者の嘆きは組織全体を暗くする。
      これでは真面目に活動している会員は,
      甲斐がないと思わされ,ついて行けなくなる。
      例えば,出席率向上の呪縛があるが,
      わずかの予算で人集めは所詮無理な望みである。
   信じられていると,人は努力を惜しまないものである。
      「焦らず,慌てず,当てにせず」と考えて,
      気持ちに余裕を持つ方が明るくなれる。
      努力することは,たとえ少ない出席者でもいい,
      満足を与えるように内容を練り上げること。
      食堂がはやるのは,「あそこの店はうまい」という口コミである。
      ※大きな団体なら出席率は3割で十分である。
       3割打者は大打者なのである。
       (選挙,議決では,過半数の参加で,さらに過半数の賛成で決まる?)

 [2]言葉を定義せよ。
   言葉は人によってイメージが異なる?
      地域とは? 学校とは? 家庭とは? ボランティアとは?
      例えば,地域とは利用するものという意識が,
      「地域が何をしてくれたか?」の反論になる。
   共通理解は同じ言葉を使うことで実現する。
      地域と言えば公園や公民館といった,
      点ではなくて面の広がりをイメージできるように図る。
      ご近所のつながりがなくては,地域はない。
      知り合いネットワークが地域である。
      ※地域の範囲=校区?:歩いていける範囲と具体的に定義する。
       (子どもや老人が動ける範囲は歩ける範囲である。車の範囲は地域外!)

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