***** 暮らしの雑学 *****


●「18番をおはこと読む理由は?」

 今朝のママはたいへんご機嫌です。夕べ,お友達とカラオケに行って思いっきり歌ってきたからです。「ママはどんな歌,歌うの?」,「いろいろよ」,「好きな歌は?」,「そうね,ママのおはこは・・・」。「おはこって何?」,「18番のことよ」。「・・・?」。

 七世市川団十郎が創始した歌舞伎作品の中から18の演目を選び出しました。この演目は市川家の役者だけが演じるものとされ,やがて得意芸として人気を集めるようになりました。そこから,18番が得意芸という意味を持つようになりました。

 七世団十郎は全18番の演目を歌舞伎狂言組18番という印刷物にして箱の中に大事に納めていました。そのことに因んで,おはこと呼ばれるようになったそうです。

 パパが私のことを「箱入り娘」と言っていますが,私もおはこ? 何の得意芸だったのかしら?