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3日目はクルーズ船に乗って
チャオプラヤー川をクルージングして、
世界遺産のアユタヤに向かいます。

やってきた船のデッキではサックス演奏者が
ノリノリの演奏で私たちを出迎えてくれます。
でもなぜか美空ひばりの曲。
日本の音楽でなくてもいいと思う。

 

 


乗ってから紅茶のカップを持ってデッキへ。
日焼けするよね。でもいいの。
せっかく暑いバンコクに来たのに
冷房の室内にずっといたんじゃ勿体無い。

「皆さん、立ってる人は座って〜!」
橋が頭上ギリギリ。
写真のこれはまだマシなほう。
この後の橋はもっとギリギリだった。
もう少し早く言わなきゃ、避けそびれて死んじゃうよ。

 

おっ、昨日行った「暁の寺」だ。

観光スポットを川から見ることができます。
船内の案内は全く無いので、
ガイドブックの地図を確認しながら
あれはなんとか寺ね、とかチェックしながらのクルージング。

途中でデッキにいた人たちが船から降りていった。
中国人と大阪人グループが
外のレストランで食事をするらしい。
こんな時間ということは朝食と昼食の兼用なのかな?

船から川をみると、餌付けされてる魚で川が黒い。
ナマズなのかフナなのか、気持ち悪くなるほどの数の魚。

いつまで経っても出発しないなぁ〜と思っていましたら
さっき下船した人たちが戻るまで1時間ほど
気持ち悪い魚に囲まれて待たされていたのでした。
1時間後、みなさんが戻ってきて、再び出発。

しばらくすると船の中で私たちはビュッフェでランチ。
飲み物はシンハービールを注文。
メインはナスのグリーンカレーにしてご飯は控えめ
パプリカやブロッコリー、カリフラワーの野菜と
春巻きとツナサラダを少し。
味は、まぁまぁかな。

では次はデザート。
普通のケーキなどもたくさんありましたが、
食べてみたかったタイのスイーツにしましょう。

コーヒーと一緒にね。

左上の錦糸玉子のようなのは「フォーイ・トーン」
日本のお菓子の鶏卵そうめんにそっくり。
溶いた卵を煮えたシロップに落として紐状にしたもの。
すっごく甘いが嫌いじゃない。抹茶に合いそう。
その右隣はココナッツケーキ、やさしく美味しい。
オレンジの長細いのと緑のは、「ルークチュップ」
宮廷菓子で果物や野菜の形をした
緑豆あんの練り菓子です。和菓子みたい。
黄色のボール状のは、「カノム・メット・カヌン」
アヒルの卵の黄身と緑豆のあんを練って丸め
シロップに漬けたもの。微妙。
シロップがトイレの芳香剤のような香りなんだもん。

アユタヤに到着しました。
1351年にウートン王によって建都されてから、
1767年にビルマ軍の攻撃で徹底的に
破壊されるまでの417年間、
栄華を誇ったアユタヤ王朝の都として
タイの中心だった都市です。

世界遺産アユタヤの遺跡の見学です。
ワット・マハタート(マハタート寺院)。
アユタヤには山がなく石が取れないため
遺跡はレンガで作られています。
今は破壊されて無いが中央には40mを超える仏塔もあったそう。

 

頭が無い、腕がない仏像が悲しげに並んでいます。
これは自然に朽ちたわけではなく、
かなり鋭利にバッサリと切られています。
これは、激しい戦いの中でビルマ軍が破壊し、
勝利の記念品として持ち帰ったためといわれています。

コーンのような形の仏塔は
クメール様式の面影を残しています。
クメールはカンボジアのことなので、
昨年訪れたアンコールワットの遺跡に
少し似ているように感じます。

頭がある仏像はたった2つ。
でもどちらも見るところ新しいので
後世に再建されたものと思われます。

 

破壊された仏像の頭がビルマに持ち帰られるのを逃れ、
長い年月の間に木の根に取り込まれて
樹の成長と共に少しずつ上昇している。
ガイドブックやテレビなどで拝見して
もう少し小さいお顔を想像していたのだけど、
予想より大きなお顔で、真正面を向いて微笑んでいる。

物言わぬ慈愛に満ちたやさしい表情なのだが
アユタヤの悲惨な戦争による破壊の歴史を感じさせ
なんとも言えない気持ちになる。

小さなお花のお供えが手向けられていて、
今も大切に祀られているのがわかる。
案内板には、仏像の頭より高い位置に立たないように、
注意書きがしてあり、至近距離に寄る時は皆しゃがんでいる。
もちろんこの写真を撮る私も。


次はワット・プラシー・サンペット。
ワットとはお寺のことだけど、
これは正しくは寺院ではないとのこと。
王専用の仏教儀式の場なんだとか。

アユタヤ中期(15世紀)に建てられた3基の
セイロン様式のチェーディーに
3人の王の遺骨が納められている。

 

プラ・モンコン・ボピット礼拝堂

黄金に輝く仏坐像。
高さが17mあり、タイ国内でも最大の仏陀像で
「一尊」と呼ばれているそうです。

親指から結ばれた紐が、下の手前にきていて
写真に写っていないのですが、
手前の仏像さまと繋がっています。

 

モンコン・ボピット市場
大きなテントの中にお土産屋さんなどが沢山。
麦わら帽子など物凄く安い価格で売っていて
帽子を日本から持ってくるのを忘れた男性は
ここで買って、かぶっていました。

日差しが強いので、タイでは帽子は必需品です。

ガイドさんから聞いていたアユタヤ名物の
「ローティーサイマイ」という綿菓子が売っていた。
お店が沢山あるので、人気だというのがうかがえる。
タイ人もアユタヤに行ってきた土産に
こぞって買って帰るのだという。
たしかに、外国人の観光客ではなく
タイ人が買っているのを、よく見かけた。

綿菓子といっても、日本のそれとは少し違っていて
糸状の砂糖菓子を、クレープ状の薄い生地に巻いて食べる。

プラスチックの中に入ったすっすら緑色のクレープ生地に
素手を突っこんで生地を取り、鉄板に手で丸く伸ばす。
これがかなり器用に上手に作ります。

どんなんなんだろう。食べてみたい。
衛生的にはビニール手袋したら?って感じだけど、
まっ、焼いちゃうわけだし、死にゃーしないだろう。
「買ってみるっ!」
皮と袋たっぷりの綿菓子で20バーツ。
およそ60円ほど。


「ローティーサイマイ」
こんな感じ。
皮はまだ温かい。
綿菓子にあんまり見えないなー。

ツアーの皆さん、どなたも興味がないみたいで、
「えっ、買ったの?」って感じだった。
現地ガイドさんだけが反応してくれて、
「ホントにおいしいんだよ〜♪」って。

ホテルで寂しくひとりで食べてみるさ。

 

寝釈迦仏
ワット・ローカヤースッター
1956年に復元されたもの。

 

ワットというくらいだから、もともとは寺だったのですが
こちらもビルマ軍に破壊されて、残っていません。

売り子さんから、お供えの蓮の花とお線香セットを
購入してみました。
ろうそくと金箔も付いています。

身振り手振りでお参りの手順を教えてくれます。
花をお供えして、お線香を備え、
大きな寝釈迦仏の前の「小さな寝釈迦仏」に
ロウソクでこすり、その場所に1cm角ほどの金箔を
貼り付けるのだそうです。

 

 

ガイドブックによると、全長29メートル。
大きなオレンジ色の袈裟を着ている写真を多く見るが
私が行ったときには、何もお召しになっていなかった。

着ている時は、誰かが袈裟を寄付した後だから。

 

あまりの暑さに近くの売店でアイスを買いました。
バニラアイスのチョコレートがけ。
普通に美味しかったです。

お店の方が教えてくれたのですが、
例の洪水の時には、売店の天井近くまで
水が上がったそうで、泳げるぐらいだったそう。
ワニも泳いで来た、と言ってましたが、
これは本当なのかジョークなのかわかりません。

この後、バスに揺られること1時間半、
バンコクに戻りました。

バンコクの川沿いのレストランで少し早い夕飯となりました。
本当は川を見ながらの食事だったそうですが
ガイドさんが、まだ早い時間で陽が出ていて暑いからと
川の全く見えない冷房付きの個室に変更させていました。
「外が良かったのにね〜」と言いながらも、
せっかくガイドさんが気を利かせてくれたのだから
みんな黙って従いました。

テーブル二つに分かれて座る。


名物の蟹カレーとタイ風海鮮料理。
ガイドさんによると[プーパッポンカリー」という
蟹カレーをチャーハンにかけて食べると
とっても美味しい、お奨めだそうです。

乾杯はアルコール高めの象さんビールで。

まずは野菜の炒め物。

蟹のカレー炒め?

うまーい。

メロンのマヨネーズサラダ。
私、メロンはアレルギーで医師に止められているため食べず。

タイと言えば、トムヤムクン。
辛くて酸っぱいスープです。
普通に美味しい。

イカのフライ
これもふつう。

海老のサクサクの揚げ物。
甘辛い感じで、これはビールに合います。
上に揚げたネギがかかってて香ばしい。

最後にチャーハンが出てきまして終了。
ここで皆が気が付く、蟹カレーってどうなったの?
もしかして最初の「蟹の炒め物」だと思ってたやつ?
最後にチャーハンじゃ、その前に蟹は食べちゃったよ、
もうチャーハンの上に乗っけられないね・・・。

人気のないチャーハンと、蟹の大皿には皆が一通り取って残った
「遠慮のかたまり」程度の蟹とソースしか残っていないし。
でも、ここで食いしん坊の私はひらめく。
蟹のソースが残った大皿にチャーハン入れて
グチャグチャっとしたらどうだろうか。
「蟹のソースを無駄にしない作戦」うちのテーブル大賛同。
爺さんひとり「チャーハンはチャーハンで美味しい」と言うので
爺さんのためにチャーハンを確保して、
残りのチャーハンを蟹の皿に投入したのでした。
リーダー的なオバ様がきれいにソースを絡ませたところで、
食べてみると、超おいしい!蟹単独より美味しいくらい。
皆の好反応を見て、さっきイチャモンつけてたはずの爺さんも、
自分の皿にガバガバと入れて「旨い、旨い」と食べている。
ここでリーダー「ごちゃごちゃ言ってたわりに食べてるじゃないのぉ!」
ここで私はもう大笑い、おなかを抱えて笑いました。
爺さんは隣のテーブルの人たちにまで、まるで自分のアイディアのように
「残った蟹のソースにチャーハンを入れて食べると美味しいよ」と
薦めている・・・。笑いすぎでお腹がよじれるかと思った。
おもしろかった〜♪

戻ってきたガイドさん、チャーハンにカレーをかけるのではなく
ソースにチャーハン入れてグチャグチャさせた食べ方は
初めて見たーと、笑ってました。

食事の後は、オプショナルツアーに申し込んであった。
タイ式マッサージ2時間コースです。

この女性が私の担当で、最初に足を洗ってくれているところ。
写真をとっていいよって、ニッコリ笑ってくれました。
この後、ほかの皆さんは3人部屋、4人部屋へ、
私だけ、なぜか個室に移動。
パジャマのような服に着替えてスタート。

タイ式マッサージは初めてでしたが、とても気持ちがいい。
ストレッチ的に体重をかけられ、じんわりと体を伸ばしていく。
股関節と肩を施術中に「とても硬い〜!」と指摘されました。
はい、自覚してるんですけどね。

2時間の夢のようなリラックスタイムで、たしか4500円ほど。
気持ちよかった、ありがとう。

車でホテルまで送っていただきまして、
ホテルのコンビニ(ファミマ)でおやつ調達しました。
なんかわからんフルーツ入りヨーグルトとプリッツのラープ味。
今宵のビールはトラの絵のついたLEOで。

そうそう、忘れちゃいけませんね〜。
アユタヤで買った綿菓子の「ローティーサイマイ」ね。

こんなに夜に食べたの?とお叱りを受けそうなので
最初にお断りしておかないとねっ!
お菓子は少しずつ食べただけで、全部食べてはいませんよ。

綿菓子を袋から適当な量を取ってみます。
見た目は・・・金髪って感じ?
手触りは、やはり髪の毛のようで少しチクチクしています。

これを1枚のクレープの上に置いて、
春巻きみたいに巻いて食べてみました。

日本の綿菓子のように、ふわ〜っと溶けてなくなるのではなく
しゃりしゃりと溶ける感じ。

明日も7時出発と早いので、これでおやすみなさい。

 

 


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