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3日目の朝食もホテルで。
ピントブレブレね。

日本のお味噌汁のような存在のスープカレーのような
サンバルがあったので、飲んでみた。
結構しっかり辛いけど、旨い!

ジャガイモと豆のカレーもいただく。
インドの揚げパンのプーリーもアツアツです。

サラダやヨーグルトは用心して食べない。
果物はカットされていない、小さいバナナとりんごを。

 

 

朝一で観光するのは、世界遺産のアグラ城。

ムガル帝国の絶頂期、アクバル帝がアーグラを首都に定めて
赤砂岩による広大な城を建設。

赤砂岩の重厚な城壁で囲まれ「赤い城」と呼ばれています。

 

アグラ城の入り口。

現在アクバル帝による建造物はわずかしか残っていない。 
むしろ後継者のシャー・ジャハーン帝(タージ・マハルを建築した)が
城内にも城下にも燦然と輝く建物を多く建て、
ムガル朝の建築芸術を絶頂へと導いたのだそうです。

 

赤砂岩はやわらかいため、彫刻がしやすいのだそうです。
それにしてもやけに鮮やかなサーモンピンク色してる。

ここは汚れた赤砂岩を綺麗に洗浄したのだそうです。
ケルヒャーかなんかでしたのかな?
と思いましたら・・・

こんな感じに、バケツに水を入れて、
ブラシでゴシゴシと擦すっていました。
やわらかい石だというのにブラシでゴシゴシやって
彫刻は大丈夫なのかな?

 

 

さぁ、宮殿部分に入ってみましょう。

「赤い城」と呼ばれるこのお城ですが、
宮殿の内部の多くの建物は白大理石なので純白です。
シャー・ジャハーンの趣味で白大理石を使って
象嵌細工などを用いて華麗な宮殿に仕上げられています。
タージ・マハルも白大理石に象嵌細工なので、
彼が どれ程この様式が好きだったのかわかります。

 

シャー・ジャハーンはタージ・マハルの対岸に
自らの霊廟を黒大理石で造って、
タージ・マハルと橋でつなぐことを計画していたそうです。
しかし三男によって皇帝の座を狙われ、その夢は閉ざされ、
三男によってアグラ城内に幽閉されてしまいます。

亡くなるまでの8年間、塔から出ることを許されず
幽閉された塔から見ていたのが、川向こうにあるタージ・マハル。
栄華を誇ったシャー・ジャハーンは、亡き妃への想いだけを
慰めにしながら息を引きとったのです。

 

 

彼が見ていたのはこんな
景色でしょうか?

塔とタージ・マハル

 

タージ・マハルの中で、
妻ムムターズの隣で眠っています。

アグラ城の見学の後は、大理石の象嵌細工の店へ。
素敵だけど、私は欲しくないから買わないよ。

ランチはまさかの「インド風中華料理」をいただきました。
飲み物は、またもやビールのキングフィッシャー。
味は・・・覚えていません。


気が付いたら、私は動物の写真ばかり撮っていたのね。

野良牛。
ごげ茶色の牛。

またもやガリガリの野良牛、ゴミを漁る。 (涙)

牛がビニールを食べる害から守る為
デリーのスーパーマーケットでは、「紙の袋にしている」と書いてあった。
これじゃ、ビニールも食べてしまうよね。
こういう悲しい場面は、いたるところで見られた。

日ごろからゴミを食べていて死んでしまった牛の胃から、
20sものビニール袋が消化されずに検出されたこともあると
インド駐在邦人のブログに書いてあった。
北海道で出会った 牧草を自由に食べてた牛と
同じ牛とは思えない。

 

水牛よね?

牛とは違って、水牛は働かされてました。

小さい馬?
ポニー?


野良豚。
豚もゴミを漁ってました。

リス。

野良犬。

狂犬病にかかっている犬が多く、危ないらしい。
これって日本に帰ってきてから知ったんですけどね。

アグラから200km離れたジャイプルヘ向かいましょう。

 

ジャイプルへ向かう途中、アグラから南西に
約40km離れたところにある世界遺産ファテープル・シークリーを
約1時間ほど観光します。

ムガル帝国の第三代皇帝アクバルは世継ぎに恵まれなかったが、
この地に住むイスラム教の聖者に王子の誕生を予言され
預言どおりに3人の息子を授かったため、
記念としてアグラからこの地に都を移しました。
モスク地区にはその聖者の霊廟があり、
今では子宝に恵まれる巡礼地としてインドでは有名な場所だとか。

写真のは窓が風を通すようになっている夏用、
反対側には冬用があります。
素敵なのだが、鳩の糞の匂いがきつい。

彫刻を施した贅沢なつくり、贅沢なのは建物だけでなく、
アクバルははヒンドゥー教の豪族たちを要職に登用し、
彼らの娘を次々と後宮に迎え、お妃様の数は5千人だとか。

柱や壁には彫刻がいっぱい。
これは葡萄みたいです。

敷地の中には、貯め池や隠し部屋、いろいろありますが、
この地に都を移してわずか14年で、
水不足が原因でゴーストタウンとなったのでした。
現在はこの宮殿には鳩以外は住んでいません。

 

宝石店やシルクのお店に寄りながら
ジャイプルに向っています。

渋滞などでバスが止まると子供たちが寄ってきます。
物乞いとかそういうのではなく、
ただただ外国人と関われて嬉しいという感じ。

この後、子供たちが倍ぐらいに増えて
踊りだす子、手を振る子、と楽しませてくれる。
かわいい。

ジャイプールのホテルはル・メリディアンジャイプル。
ここで2泊します。
テレビは残念ながらNHKワールドが入りません・・・。
でも部屋は広く、ベッドも大きくて、
掃除も行き届いていて、なかなか良いです。

食事の前に、民族舞踊のラジャスタンダンス。
ラジャスタンというのは、ジャイプルのある州の名前で、
足首に鈴をたくさんつけて鳴らしながらくるくる回る踊り。
水くみの帰り、頭の上に水瓶を乗せて踊ったのが始まりだとか。

ダンサーさんたちはご一家だとか。
お父さんと息子さんが太鼓をたたいり歌ったりして、
母と娘が頭に火のついたランプを乗せたり、
8段くらいの水瓶を重ねて踊ります。

最後、黄色のドレスのダンサーさんに手を取られ
一緒に踊る羽目になりました。
あぁ、恥ずかしかった〜♪

ホテルでディナー、今夜もカレーだよ。
飲み物はまたまたフィッシャーキング。

豆のダルカレー、ジャガイモのカレー、
パニール(インドのチーズ)のカレーがけ、
最初は少しだけ持ってきて、美味しかったらリピートするの。
インドのカレーは、ホントおいしー♪

3日目終了。
明日もこのホテルに帰ってくるから、
今夜はパッキングしなくてよし。楽だ。

 


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