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5日目の朝、5時半に起床。
7時45分と指定された朝食まで時間があるので、
6時15分はまだ暗かったので少し待って、
ようやく明るくなってきた6時半、
ひとりで海岸を散歩に出かけます。

ザブーン、ザブーンという波の音だけが街に響き、
街はまだ、誰も歩いていなくて静か。
風もキリリと冷たい。
マフラーをしっかり絞めて。

 

奥には海が見えるて、風が吹き抜ける。

市場まで来た。
でも時間が早すぎて、誰もいない。

こんな時間にパトカーが道に止まっていた。

壁が剥がれ落ちてたりしてるけど
ブルーのドアと飾りが美しい。

・・・・・・このマネキン。
パンティストッキングだけ、はいている。
なんでそれを窓に飾ってるのだろう。

ショーウインドーに貝殻がたくさん。
貝殻屋さんだ。
小さな貝で作られた親子の亀などもあって、
懐かしさで胸がきゅん。
子供の頃、夏の江ノ島では、
大きな貝、小さな貝で作られた人形などが売ってて、
私も買ってもらったことがあったなー。

「お菓子Miwaちゃんの分も買ったから」等々
事ある毎によくしてくれるツアーメンバーの
九州のお母さま(緑)達と散歩中にバッタリ出会う。
「Miwaちゃん写真いっしょに撮ろう、撮ろう」って。

ホテルに戻り、簡単な朝食をとる。
海が見えて、いい景色。
人懐っこいカモメが私たちから餌をもらおうと
窓辺に止まって離れません。

朝食を済ませても出発の9時15分まで1時間ほどあるので、
ホテルからすぐ近くにあるケーブルカー乗り場へ向かいます。

往復で2.4ユーロ(約350円)
切符を売ってくれた人が運転手も務めます。

昨日も行ったシティオ地区の頂上に到着。
ケーブルカーを降りて、今、登ってきたところを振り返る。
こうやって山道を削って作ったのか・・・と知る。

しばらく海を見ていました。 

名残惜しいけど、次のケーブルカーで戻らなきゃ。 

素敵だったナザレを出発して、
29kmのところのカルダス・ダ・ライーニャの街へ。
カルダス・ダ・ライーニャとは「王妃の温泉」という意味。
むかしポルトガル王妃が ここの温泉に入って、
悪いところが治ったので、この名前になったそうです。

ここでは朝市を楽しみます。
改修工事だかで、いつもの場所より移転中。
規模も縮小されてるらしい。

 

野菜、果物、チーズ、オリーブ、ナッツ類、はちみつ、
見てまわるだけでも楽しい。
 

私は、まずはチーズ屋さんへ。
冷蔵庫を積んだトラックで出店されてます。
チーズに「Cada」「Cada」って書いてあるけど、
どういう意味なんだろうか。
英語があまり通じないし・・・。
ポルトガル語では聞くこともできないので断念。

オレンジのSOTONISAのオレンジのを2ユーロで、
SOTONISAの白のグランデを2.5ユーロで、
フレッシュチーズのハーブ入りを0.35ユーロで購入。

ここでも「写真を撮ってもいいですか?」のポルトガル語が大活躍。
どーぞ、どーぞっ♪って。

あっ、オリーブがたくさん。
美味しそうだなー。

摘んで食べてみてってお兄さんがおっしゃるので
いくつか摘んでみる。うまい。

手前の右から2番目のコリアンダー(パクチー)入りのが
ニンニクも効いてて美味しいな。
これを400g買ってみましょ。
その左隣の・・・200g、
それから奥の黒いコリアンダー(パクチー)入りも
200g買ってみました。

これはミモザ?
花はそっくりですが、葉っぱはこんなんでしたっけ?

Fresco com Ervas
プレーンのもありましたが、ハーブ入りを購入してみました。1個0.35ユーロ。
緑のブラ容器に書いてある「POUCO GORDO」は、辞書調べると
「ほとんど太らない」の意味でした。乳脂肪カットとか、そういう意味合いでしょうか。
食べてみますと、牛乳製のホワホワ出来立て豆腐のような生地に、
ニンニクの風味とフレッシュなパセリが美味しいです。


オビドス。
『谷間の真珠』とも呼ばれる中世の面影を今に残す、
城壁に囲まれた丘の上にある小さな村です。
村の入口ポルタ・ダ・ヴィラと呼ばれる城門の内部は
美しいアズレージョで素敵です。
ランチまでの間は、自由行動です。

お土産屋さんやレストランが並ぶ通り。
可愛らしい街並みに心が弾みます。

 

きれいな藤の花の奥に見える城壁に登るこどできます。
手すりなど無いので、足に自信のない人や
高所恐怖症の人はやめたほうがいいかもしれませんが、
私は挑戦します。

こんな感じ。
もっと高いところもあるし、風も吹きぬけるので
高齢な方たちは歩いていませんでした。

雨雲が見えます。
お天気がもちますように。

気持ちがいいです。
しばし城壁からの眺めを楽しんでから、
残る時間はお土産屋さんをみましょう。

オビドスの野良ネコちゃんに遭遇。
岩合さんのように「撮らせてね〜♪」と声をかけてみる。
「いいよ〜」と尻尾の先をポンポンとしてカメラ目線。

こんなんも、どうでしょ。
と、別のポーズもとってくれます。
ありがと、にゃんこさん。

ランチの時間になりました。
ここが今日のランチのレストランです。

 

窓際の席に案内してもらう。
素朴な野菜のスープ。
ポルトガルの野菜のスープは、味が控えめで
お腹にも優しそうなのが多いです。

豚とあさりのアレンテージョ風。
あさりは白い殻で身は小さ目。
豚とアサリの合わさった出汁の風味が新鮮でおいしい。
日本に帰ったら作ってみよう。

デザートはパイナップル

名産のさくらんぼのリキュールのジンジーニャです。
ここオビドスはジンジーニャとチョコレートが名産なので、
チョコレートのぐい呑みのようなカップに
ジンジーニャを注いでくれて1ユーロ。
買って飲んでみた。
ぐっと飲み干して、チョコレートもポリポリ。
口に残ったお酒の甘さをチョコの苦味とが合う。
美味しい♪

ポルトガル語で写真を撮っていいかと聞いてみた。
「もちろん♪」とポーズをとってくれた後、
「ポルトガル語が話せるの?」と聞かれた。
いやいやポルトガル語はこれだけ。この後は英語で。
彼はジンジーニャを飲んだ日本人がよく口にする
「アマイ」の意味を知りたかったらしく、
「それはsweetっていう意味だよ」と答えると
あ〜、なるほど!と嬉しそうにしていました。

あっ、またネコさん。
「尻尾がピーンと凛々しいね」

カメラの前で急に毛づくろい。

オビドスからリスボンに向けて出発。
ポルトガルをバスで巡っていると、
風力発電用の風車を見かけます。


オビドスから132kmにあるロカ岬。
ユーラシア大陸最西端の岬です。
今にも雨が降りそうな天気ですが、
なんとか降らずにいてくれてます。

ポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ
有名な詩が刻まれている石碑
 
「ここに地終わり、海始まる」

有料で作ってもらった「最西端到達証明書」、
強風で飛されないように、しっかりと抱えて

水平線が続きます。

あっ、これってもしかして?朝鮮アザミ?
バスの窓から見えていた紫の花も
これと同様に朝鮮アザミだったのかな?

朝鮮アザミのオシベはポルトガルチーズの凝乳酵素として
使われているのですが、使われるには理由があると思うのです。
わざわざ手に入りにくい物を使うというのは考えにくいので、
「朝鮮アザミが手に入りやすかったから・・・」が理由ではないかと。
そんなことを考えながら、アザミの写真を撮りました。


バスは雨の降る中、太陽海岸という名のコスタ・デル・ソルを抜け
カルカイスにある「地獄の口」を見学。
 
バスを降りるころには雨も上がりました。

断崖の洞穴に大西洋の荒波が打ち寄せています。
覗き込むと吸い込まれそうで、ちょっと怖い。

地獄の口の付近は、花が一面に咲いてお花畑のよう。
こちらはピンクの絨毯。

こちらは白の絨毯。

またバスに乗り、ちょっと移動。

カルカイスに到着しました。
ここは港町でリゾート地として栄えています。

自由行動。
可愛らしい街並みです。
 

たしかナザレの海岸線も、こんなモザイクの道路だった。
黒と白の波模様が、海の街というイメージを強くしてくれます。

 

あ〜、懐かしい感じのポスト発見!
日本のポストもこんなんでしたよね。

小さなメリーゴーランドも突然登場。 

キティちゃんの品ばっかりのお店もありました。
世界中で会えるキティちゃんってすごいなー。

 


夜のオプショナルツアー「ファドショー」に参加する方たちの為か、
今夜の夕飯のスタート時間が早い。
白ワインを注文。
 

タコのリゾット。
量が少なっ。
ツアーの男性陣はパンを何個もお替りしてました。

本日のお部屋。
ファドには興味があったのですが、オプショナルツアーで行く店は
いわゆる観光客用であり、フォークダンスも付くようなショーで、
ドリンクしか付かないのに9500円もするので止めました。

そのかわり、夜が自由になったので、ホテル近くにある
闘牛場の下に、スーパーマーケットとショッピングモールがあるので
行ってみることにしました。

 

スーパーではチョコレートや、カステラの元祖といわれる
「パン・デ・ローPão-de-ló」などを購入しました。
チーズ売り場も覘いてみましたが
明日もチーズ屋をめぐるので、今日は下見だけにして
チーズは買いませんでした。
5日目終了です。


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