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台湾(台北)2日目、11月22日。
ホテルの朝食が付いていたので、
一日くらいはいいかなと、食べてみました。
豪華ではないけれど、必要最低限のブッフェ。

今日は姐さんのリクエストで「保安宮」へ。
こちらは、「保生大帝」という医学の神様がご本尊。
中に入って、現地の人達に習って、
長いお線香とお供物のセットを買います。
お供物にはお経が書いてあるのでしょうか、
メモのような紙の束がいくつかと
お菓子が入っています。

3回ほど額あたりにお線香をかかげ、
お辞儀をして、クッションのついた台にひざを付き真剣に祈ります。
「私の家族、私の愛する人達が皆、
病に苦しむことなく、健康でありますように。」

またいつか、お礼参りに来ます。

お寺の奥まで行くとそこは図書館。
ここで終わりだ、さぁそろそろ帰りましょうかと
踵を返したその瞬間、現地のお爺さんが
私たちに北京語で話しかけてきた。

全く北京語がわからない私達ですが、
お爺さんの身振り手振りで何となく
言わんとしていることが分るから不思議だ。
「この建物の上も良いから、ぜひ見ておいき!」
せっかくのアドバイスなので、エレベーターで上がってみた。
すると目の前に、鮮やかで素晴らしいお寺の屋根が。
色鮮やかな孔雀や麒麟の彫り物が近くに見えます。
お爺さん、教えてくださってありがとう♪

保安宮の隣には学問の神様の孔子廟があり
絵馬があったり、ギターや民族楽器を弾いてる人達や、
絵を描いている人たちがいました。
民族楽器の音色を聞きながら、私達も腰かけてひと休み。

少しゆっくりしてから、近くの商店街にある「維格餅家」で
パイナップルケーキと栗のケーキを買っていたら、
そろそろ昼食の時間になってきたので、
商店街で美味しそうなものを買ってみるとにした。
まず私の目に留まったのは「油飯」
もち米で炊いたおこわに、豚の角煮の細切れとタレをかけたようなもの。
私は「あぶらめし」と呼んでたけど、「ヨウファン」と読むらしいです。
その「ヨウファン」を一人前と台湾風の煮たまごを2つ買う。
そして果物屋さんで皮を取った美味しそうなパイナップルを買う。
姐さんが果物屋さんで会計している間、
写真の黒い何か不思議なものが気になったので、
隣に立っていたオジサンに聞いてみた。もちろん日本語と英語ミックスで。
「これは何ですか?フルーツ?ベジタブル?」
オジサンは北京語と身振り手振りで返事をしてくれたのだが、
今回は身振り手振りも空しく、全くわかりませんでした。
いったいこれは・・・何でしょうかね?

タクシーでホテルに戻り、冷蔵庫にある
無料の「キリン一番絞り」と一緒に食事にしましょう。
油飯のもち米は日本のそれより細長い。
甘めのタレが染みてて美味しい。
写真の量で買った半分、ちょうどいいくらい。
煮たまごは八角の風味が利いてて旨〜い♪
煮たまご好きには、たまらん・・・♪
坂東さんじゃないけど、10個はいける。

パイナップルは、とても甘くて香りも豊かで
なんて美味しいんでしょう♪
果物屋さんでは、この子の他に
薄い色のパイナップル3つセットも売ってましたが、
3つセットの値段よりも、この子はずっと高かったのよね。
なるほど、こんだけ美味しければ、ウンウン頷ける。
こんな美味しいパイナップルは初めてかも。

食事の後は、台北に来たら必ず行くお茶屋、「和昌茶荘」へ。
「こんにちは〜」と入っていくと、「お久しぶりですねー、ゆっくりお茶を飲んでって・・・」と迎えてくれた。
私の大好きな梨山茶も飲ませていただいて、いくつかお茶を購入。
「また来ま〜す」
店の看板鳥のハローくんにも、バイバイ。

店を出てから散歩がてら、そごうへ向かう。
そごうは日本の物がいっぱい売っているので、ここが台湾だということを忘れてしまいそう。
たまたま姐さんが
カヌスのゴートミルク製品を発見し、以前から気になってたということで、いくつかお買い上げ。
ここの若い女性の店員さんが、英語も日本語も出来ないのに商売熱心ですごかった。
この店員さんのゴリ押しで、姐さんの購入額は倍くらいに膨らんだ。
あの子ならうちの会社に来ても、きっといいセールスになれるなと思った。
地下の食品売り場で台湾の調味料とかを買ったし、お茶も重いので一度タクシーでホテルに帰ります。

ディナーはどうしようか・・・と相談した結果、
江浙料理のレストラン「蘇杭餐廳」に決めた。
台大学友会館の一階が「蘇杭」で二階が「蘇杭餐廳」だと
聞いて行ったのだが、2階は電気が消えており、
入り口には1階、2階ともに「蘇杭」と書いてある。
「蘇杭餐廳」は何処へ行っちゃったの?と不安になり、
お店の人に「蘇杭餐廳は?」聞いてみたら、1階でいいのだと言う。

注文したのは、ひとテーブル二つまでの限定付の
「絲瓜蝦仁湯包」日本語だと「ヘチマとエビの小籠包」を。
シャクシャクとしたヘチマの歯ごたえと海老のプリプリが絶妙。

優しい味わいなので、一人10個でも楽勝でいけそうだ。

青菜の炒め物も忘れずにオーダー。
青菜の種類は「豆苗」
とてもシンプルだけど、揚げたニンニクが利いて
味もしっかりしてて、なかなか美味しい。

台北は大抵どこのお店で食べても、
こういうシンプルな青菜の炒め物は美味しい。
自分でもこんなふうに炒められたらなぁ。

 

そしてメインはこちらの名物、「ベーコンと筍のスープ」を。
豚骨とベーコン(中華ハム)から出る出汁に、
タケノコと結んだ湯葉と、ベーコンと青梗菜が具として入っています。
スープは臭みや油っこくは全く無いが、濃厚で豊かな味わい。
特にベーコンの風味が強くて、湯葉は大変優しくて美味しい。
風邪っぴきの時にこのスープを飲んだら
これまた一晩で治ってしまいそうなくらいだ。
欲を言えば、最初は感じなかったけど、
最後まで飲んでみると、ちょっと塩辛いので
もう少し塩味が弱くてもいいかもしれない。

こちらの御代は姐さんプレゼンツだって。
うわ〜い、ありがとー♪

次は夜市、「饒河街観光夜市」へ。
いつもの入り口と反対の地味な入り口の方でタクシーが止まった。
この入り口周辺は臭豆腐の匂いがとてもキツイ。

夜市の中の店は、2月とずいぶん変わっている印象。
目立った変化は、犬などのペット用の洋服屋さんが多いことだ。
今までそのような店は見かけたこと無かった気がするが、
今ではあちこちに何件も出来ていた。

以前ブラシを持ってくるのを忘れたので、
ここでたまたま買った赤いヘアーブラシ。
品質は全く期待していなかったのだが、
とても使い勝手が良くて、地肌へのあたりも優しくて、
髪を梳かすとツヤツヤになる優れもの。
お店は以前の場所と違っていたが、
同じ物を見つけたので、すかさず同じものを2つと、
大きいのをひとつ購入。

夜市でよく見かけるけど食べたことがなかった
「糖葫蘆-プチトマトの飴がけ」を買ってみる。
パリッとした飴を噛むと、甘みが最初に感じられ、
次に中から酸っぱいトマトの汁が口の中に広がります。
不思議な味ですが、ちょっと面白い。
トマトを焼いた時の味に似ているかな。

姐さんにも何度か
「食べてみない?」と薦めてみたが、
その度に「いらない」と断られる。
トマトに飴ってのは、どうしても許せないんだって。
かわいそうな糖葫蘆ちゃん。

この後、私たちのお気に入りの豆花の店
「古早味豆花」に行ってみる?と誘ってみたが、行かないって。
姐さん、疲れちゃったのね。
ざんねーん。

タクシーでホテルに戻り、姐さんが先にお風呂に入っている間、NHK-BS2を見る。
知らない歌手ばっかり出てる。。つまんない。
二日目、無事終了。


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