HOME                                    < 前のページ   次のページ >


台湾(台北)3日目、11月23日。
私達のお気に入りの豆漿屋さん「阜杭豆漿」が
ビルの工事のため休業中、ということで、別の店へ。
どこにしようかと熟慮した結果、
「阜杭豆漿」と共に行列ができる「盛園豆漿」にした。
ホテルからタクシーで向かったのだが、
住所を言って、通りを指定して、地図まで見せたのに
お爺ちゃん運転手にかなり遠回りされた、
ちょっといやな感じだ。

暖かい豆漿と、鹹豆漿、卵焼きの入った薄焼餅、
黒胡麻のパンを購入。
豆漿は「阜杭豆漿」のそれよりも
薄い味わいでさっぱりしてる。
これはこれで美味しいが、
私はもっと濃厚で大豆大豆してるほうが好き。

鹹豆漿は、食べた瞬間、同じ物とは思えなかった。
なんか違う、なんか臭い。
上にかけた油が焦げ臭いのか、それが最後まで残る。
私はこれ、好きじゃないな。

でも卵焼きの入った薄焼餅はかなり美味しい。
阜杭豆漿のはモチッとした食感だけど、
ここのはパイのようにサクサクしてる。
黒胡麻のは、中に黒あんが入ってて甘い。
まぁ普通に美味しい。
私の感想は、豆漿系は阜杭豆漿、
薄焼餅は
盛園豆漿に軍配をあげます。

店を後にして、そんなに遠くないということで、
南門市場へ歩いて行ってみた。
到着すると様子が変だ。閉まってる。
ガーン、月曜定休日。

書くことが食べることしかない気がしてならないが、
もうお昼の心配しなければなりません。
今回、どうしても行こうと思っていたのは、
『親親小吃店』  中原街14號 02−2541−5225

「蛤仔湯」
こちらの店で美味しいと評判だ。
ハマグリのスープで、針生姜と刻んだドクダミが入っています。
ハマグリと言うよりはアサリのサイズで、身は小ぶりだがプリッとしてます。
でもハマグリの味がよく出たスープで、滋味あふれる風味。
ドクダミってどんな味かと思ったけど、爽やかな味、おいし〜♪
これで120円相当っていうんだから、これは病みつきになりそう。

 

「肉燥意麺」
平打ち麺に、挽肉・もやし・ニラのタレがかかっていて
グチャクヂャに混ぜ合わせて食べます。汁は無い。
なぜ「意麺」と言うか?水を使わず卵だけで練るために
麺を打つ時に力が入ることから、元々は「力麺」と呼ばれてたが、
力を込める時に「イッ、イッ」という声が出るということで
「意麺」という名になったということです。

この麺の食感は、カップラーメンや
インスタントラーメンの麺に似ている感じがしたな。
写真で見ると味が濃そうだけど、案外さっぱりしてて美味しいよ。
90円くらい。安っ。

「魯肉飯」
いつでも食べられると思って食べてなかった魯肉飯、
豚の角煮が大好きな人にはたまらない一品ね。
甘めのタレと白いご飯がよくあって、美味しい♪
1杯が60円くらい。
なんつー安さ。

 

食事の後は、近くの公園でひと休み。さわやかな風が吹いてて気持ちいい。
親親小吃店の近くにはキレイな高層マンションがあり、ここなら親親小吃店も近いから住んでみたいね、と話す。
親親小吃店は、安いからランチでふたりで300円もかからないんだよ。
こんなに安く美味しいものが食べられるんだから、台湾の人が自炊をしないわけだ。
台北は大好きだけど、全体的に町も店もきれいに掃除してくれたら、あたしはもっと嬉しい。

しばらく休憩した後、姐さんから
「古早味豆花に行こうか?」と提案が。
うん、行く行く。
そうと決まれば、タクシーでピュー♪

さてと何にしようか・・・と壁のメニューを見る。
「わたしゃいつものあずきの豆花だな」・・・と言うと、姐さんが
「またあずきでいいの?他のにしないの?」と。
「あずき以外で?・・・ん?イソゲソ豆とか?」
ここでふたりして大笑い。
インゲン豆と書いたつもりなんだろうけど、
イソゲソって・・・磯ゲソって烏賊か?ははは。

お互いにいつものに落ち着く。
私はあずきの豆花。暖かいバージョン。
姐さんはあずきとコンデンスミルクの氷。
やっばり美味しいね〜♪


 

 

テーブルの下に挟んであったピーナッツの豆花の見本。
しかしながら日本語が「ぴいちなつつ」と書いてあるぞ。
横書きでと伸ばす音は「ー」だけど、
縦に書く時は縦「|」に変えないといけないルールを
きっと知らないのだろう。
見渡してみると、あちらこちらの縦書きで
伸ばす音が漢字の「一」になってる。
おっかしいの〜。

外を歩いていても縦書きの「マッサージ」は
「まっさいちじ」になってる〜。笑える。

昨日定休日だった「南門市場」にタクシーで行き、毎度の乾物屋さんで、ドライフルーツを買います。
台湾マンゴーと、パイナップル2種類ある中の高級な方。どちらも店で一番高いけど日本で買うより断然お得。
お土産用に小分けにしてもらいます。

ホテルでしばらくまったりした後は、またまたタクシーで
ファーイースタンのホテルのエステへ向かいます。
今回の旅のメインイベントです。
ホテル自体も洗練されててキレイで素敵。
駅や市内から遠いのがネックと思ってたけど、
今回みたいにタクシーで移動なら、問題ないな。
次はこのホテルに泊まりたいな。

さて、エステは高層階にありとても静か。
掃除が行き届いてて、今までの雑踏が嘘みたい。
静けさの中に水の音、途端に癒されてくるような感じです。

姐さんはアーユルベーダーと別の何かをプラスさせたコースを、
私は全身マッサージ3時間コースを選びました。
私のは最初と最後のシャワーや足湯などの時間が1時間、
丸々2時間、マッサージしてくれんの。長いね。

通された部屋が、これまたかなり広い。
フォルモサの沐蘭SPAと どっこいぐらいかな。
内緒だけど、姐さんの部屋は結構狭かったらしいよ。

私に合わせて喘息やアレルギーに効くアロマを
プラスしたオイルで優しくリンパの流れを意識して
マッサージしてくれます。
最初は背中側、次はお腹側。
特にお腹まわりはすごい力でグイグイ。
恥ずかしいことにマッサージされている間じゅう、
おなかがキュルキュル鳴ってました。

帰りにマッサージに使用したのと同じアロマを買い
マッサージとあわせると約2万円弱のお支払い。
ランチが二人で300円しない位だったのに、
なんか金銭感覚がメチャクチャね。

あー気持ちよかった〜♪
タクシーでホテルに戻り、今度はホテルの近所のスーパーマーケットや、パイナップル屋さんを訪ねてみます。
このパイナップル屋さんも美味しいと評判のとこ。会社の皆さんに買う。しかし重いぞ。
スーパーではまた面白そうなのを買ってみる。缶詰とかね。どの国へ行っても、スーパーマーケットは楽しい。

なんだかんだで、もう夕食だ。
せっかくホテルのエステしてリッチな気分になってるので、
B級グルメはよして、そこそこちゃんとした店にしようということに。
二人とも一度も行ったことがないとこということで、
「欣葉」の本店へ。
観光バスで乗り付けた団体さんは地下へ。
私達は2階の窓際の席に案内されました。
店員さんは愛想はないけど、気は利いてます。

まずは海老の蒸し物を。
マスタードソースが付いてきますが、
軽く塩味があるので、このままで充分。
海老が甘くて、おいしー。
こういうシンプルなの好き。

お約束の空芯菜の炒め物は、ニンニクの効いたしっかり味。
ビールが欲しくなる味ですが、お腹がいっぱいになっちゃうので
ビールは我慢です。

牡蠣のスープも頼んだのですが、
写真を撮り忘れてしまいました。
小さな牡蠣がいくつも入ってて、針生姜が効いてます。
とても優しい味です。

姐さんのリクエストは蟹おこわ。
店員さんの行動がすばやくて、
あっという間に蟹の姿がひっくり返されてしまった。
まだ写真を撮ってないのにぃー。

蟹の卵をいっぱいにつけた蟹がドン。
これ4人前だけど仕方がない、2人前のが無いのですから。
ふたりして無言で蟹をつつき、おこわを食べる。
すっぱいタレ(色の薄いポン酢みたいなの)が付いてるので、
蟹はそれを付けてもよし、そのままでもよし。
いやぁ〜旨い旨い。

最後に、サービスで柔らかい「きなこ餅」が出てきました。
満腹に餅でトドメですな。
苦しい、苦しい、苦しい。

タクシーでホテルに帰ります。
姐さんが先にお風呂に入っている間、NHK-BS2を見る。中島みゆき特集だ。
中島みゆきはほとんど聞かないのだが、初めて聞いた「誕生」には心が揺さぶられた。
人知れず、曲を聴いて涙する。三日目、無事終了。明日は帰国です。


< 前のページ   次のページ >