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5日目の朝、オプショナルツアーの気球に乗る。
マイクロバスが迎えにきて早朝に出発。
ギリギリまで悩んでいましたが、ツアー参加者1名を除いて
全員参加となりました。
今回お世話になるカッパドキアバルーンズの事務所。
オプショナルツアーの代金は23,000円。
風などを判断してお役所がOKすると出発できるとのこと。

 

操縦士の名前が書かれているマイクロバスで、
離陸する場所まで向かいます。
ルクソールでの墜落死亡事故も記憶に新しいし、
絶対安全はない、万が一の時は死ぬかもしれない、
大げさだけど、ある意味 覚悟を決めた。

 

さ、私たちの気球も離陸です。
神様、無事に帰ってこれますように。

 

浮かんできました。
うわ〜紫の空の色が変わっていく。

 

こんなに沢山の気球が飛んでるのね。
よくぶつかったりしないものだ。

 

気球は高度を低くしたり、高くしたりして
カッパドキア独特の奇岩を楽しみます。

 

火山で積もった火山灰と溶岩の層が、
長い時間をかけて雨や川などによって浸食されていく。
柔らかい灰の層は早く削られ、固い溶岩層は浸食が遅い。
その違いでキノコのような岩になったり、
トゲトゲ岩になったりするそうです。

 

1時間弱のフライトもそろそろ終盤。
最後はトラックの荷台にゆっくりと着陸。
着陸時が一番危ないと聞いていたので、
上手な操縦士に感謝。

 

たちが乗っていた籠に花が飾られ、
参加者全員でワインで乾杯。
操縦士がスマホで撮影した動画もDVDにして
販売してくれるので、購入した。
楽しんでいる私もしっかり写ってて、いい記念になったわ。
フライト証明書の私の名前のスペールが違っていた。
作り直してランチの店まで届けてくれるそうだ。
はーい。

 

一度、ホテルに戻り、休憩です。
希望者だけ絨毯屋さんに連れていってくれるという(ショッピングチョイス)。
普通のツアーでは強制的に全員連れて行かれるのに比べ
希望者だけでいいなんて、ルックJTBいいじゃん。
まっ、それだけバックマージンに頼らなくてもいい料金設定なんだろうけど。

ゆっくり9時30分、カッパドキアの観光のスタートです。
まずはギョレメ野外博物館から。

 

4世紀、ローマ帝国の迫害を受けたキリスト教徒たちは
カッパドキアに隠れ住みます。
その後の9世紀頃、イスラム教徒の圧迫から逃れるため、
岩を削った洞窟に教会や修道院を造ります。
その中心がギョレメで、350〜500もの教会があったという。
現在は約30の教会が野外博物館として公開されています。

 

一通りガイドさんから説明をうけて、自由見学となりました。
「リンゴの教会」、「ヘビの教会」、「サンダルの教会」、「バルバラ教会」、
立派なフレスコ画もあれば、赤の線だけのところと様々。
でもどのフレスコ画も撮影は禁止です。
そして一番保存状態がいいフレスコ画が残「暗闇教会」は
別料金を払って見学することができます。
ほとんどの人がスルーしていましたが、
私は別料金を払って見てきました。
たしか日本円で500円程度ですので、ぜひ見たほうがいい。

 

教会だけでなく、昔の人の生活が偲ばれる食堂や
何に使ったか変わらない部屋など無数に部屋があります。
煮炊きした部屋の天井は黒く煤けています。

 

ツアーで一緒の若い可愛い女子達に交じって、はいポーズ。
撮ってくれたのはタイからの観光客のお兄さん。
さて、私はどこにいるでしょう。

そろそろ集合時間だから、バスに戻りましょう。

 

バスに戻る途中に声をかけてきた伸びるトルコアイスのお兄さん。
集合時間ギリギリだからいらないって言ったのに、
皆で1個買ってってことで、「じゃ一個だけ。」となった。
でも、なかなかアイスを受け取らせないお約束の
パフォーマンスをしつこくやるんで、皆でマジでイラッとした。
だからか、お金をとらずタダでくれた。
硬めのアイスで、コンデンスミルクのような味。

 

バスでランチのお店まで移動。
ここは添乗員さん一押しのデザートが出てくるらしいです。
まずは飲み物は塩味のヨーグルトドリンクのアイラン。
塩味が薄目でさらっとしてて、イスタンブールで飲んだものより好み。
そして
トルコ風の小さな餃子。
ヨーグルトソースがかかっています。
ん、ヨーグルトそのままって感じで、もうひと味が欲しい感じ。

メインは2種類から選べます。
壷に入った肉のシチューも選べましたが
魚を欲していたので、川マスのグリルにしました。
レモンを絞って、黒いソースが小皿に入って出てたので
かけてみたら、まさに醤油でした。
普通に美味しかったです。

添乗員さん一押しのデザートだそうです。
カットした果物にバニラアイスが乗った簡単なものですが
甘いトルコのデザートに飽きていたところだから
これが実に美味しかった。

食事が終わり、レストランの出口でガイドさんから
気球の作り直したフライト証明書をもらったら
また、名前のスペールが間違えてるんで笑ってしまった。
もういいよって言ったのに、ガイドさんが納得しない。
今度はホテルに届けてくれることになった。

午後は「カイマクル地下都市」の見学からスタートです。
キリスト教徒がアラブ人の迫害から逃れるために掘った地下都市で
地下8階の巨大都市です。
でもこれは確認されてる部分だけの話で、
実は12階とも20階あるとも言われています。

多い時で5000人が生活していたという巨大な地下都市は
教会、ワイン造りの部屋、食堂、と施設が充実しています。
現代の人より背が小さかったため、通路や天井は低いです。

この円盤状の石は、非常用のドア。
侵入者がきたら、この丸い石を動かして道を塞ぎます。
外からは移動できない仕組み。
(ガイドさんゼスチャー付で説明中)

トルコアイスやナッツなどのお土産屋さんを併設した
ちょっとした展望台のようなところ。
左の遠くに気球が見えます。
気球は早朝の風が安定した時間にしか飛ばないと聞いていたのですが
ガイドさんによると、この時間は操縦士の訓練だとのこと。
客を乗せるまでには飛行時間が何時間以上とか
規定があるそうなのです。

遠くに見えるウチヒサ-ルの城塞
「尖った要塞」という意味をもつ

ゼルベの谷
きのこの岩がいっぱいのところ。
しめじ、なめたけ、まいたけ、いろんなきのこがあります。

そして、ラクダが2頭。

こちらは、ラクダ岩。
ゼルベの谷からバスで移動したところにある岩。
ラクダの岩に登る人がいたそうで、
この岩だけに囲いが作られています。

三角のホイップクリームが絞られたような岩の前にはネコ。
お行儀よくポーズをとってくれています。

またまたバスで移動し、今度は「3美人の岩」
親子の間に子供がいるように私には見えるんですけどね。

この後、ショッピングチョイスでトルコ石屋さんには
希望者だけ行かれました。

私はノーサンキュです。
昨日と同じ洞窟ホテルに先に戻って、

ゆっくりお風呂に入って、食事をいただいて、
朝も早かったので、早くに休みました。


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