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2月22日(月)午前7時、ホテルロビー集合。
26日(金)までのチーズツアーのスタートです。
リヨン駅から7時58分発のTGVでディジョンに向かいます。
大きなスーツケースを持っているので、ちょい大変。

ディジョンまでの1時間半は、
どこの何が美味しいとか、あれこれ情報交換です。
皆、すごく詳しいんだよね。

ディジョンに着いたら、ディジョンの市内散策チームと
コート・ド・ニュイの畑ハイキングチームの
二手に分かれます。
私は2年前にディジョン街は見ているので
畑ですよ、畑♪


大型バスを降りて、モレ・サン・ドニ村から
ヴォーヌ・ロマネ村までのハイキングスタートです。
葉っぱも実もついていない畑だけど見られて嬉しい。

ぐちゃぐちゃの畑の中の細い道を歩き、
はなっから、靴がひどいことに。

歩き出してまもなく、歩かねばならない距離と
次の日程までの時間に不安を覚えたのか、
「皆、急いでくださ〜い!」
マジで?


シャンボール・ミュジニィ村
(教本ではシャンボール・ミュズニィ)

畑では作業をしている人がいまして、
手を振ってくれる人もいます。


グラン・クリュのボンヌ・マール。
モレ・サン・ドニ村とシャンボール・ミュジニィ村に
またがっているグラン・クリュとして
試験勉強では必須でしたね。すでに懐かしい。

洞窟?トンネル?




シャンボール・ミュジニィ村の町で
地図を見ながら歩き、軽く迷子。
少しお酒が入っていい気分っぽいオジサンに
道を尋ねてみたりしたら、
この子達だけじゃ辿り着けないだろう、と思ったか
女性と二人で案内してくれるという。
なんて優しいの?




お二人はとても足が速い。
私たちの方がずっと年下のはずなのに、
気が付くと、これぐらいの差ができてしまう。
コンパスの差か?
それとも都会人の運動不足のせい?
何度も何度も小走りして、なんとかついていく。

オジサンが振り返り、
「ほら、あれがClos de Vougeotだよ」。



 

これがクロ・ド・ヴージョ・・・。

 

・・・・・素敵すぎる。

 


 




次はフラジェ・エシェゾー村に入りました。
グラン・クリュ畑のグラン・エシェゾーです。

WEの受験勉強では一覧表になった村名と
グラン・クリュの畑名を北から順に暗記しましたが、
こうして実物の畑を歩いてみると
クロ・ド・ヴージョとグラン・エシェゾーって
こんなに狭い間隔で畑が続いていたのかぁ〜と
不思議な感覚になるのと共に、
感慨深いものがあります。


遠くに、十字架が見えてきたような気がしますよ。

急げ、急げ。


 




・・・ロマネ・コンティの畑。
ワインの神様に愛された畑。
とても美しい十字架。

たった1.8ヘクタールで
年間6000本程度しか作られない。

どんな味なんだろう・・・。

 


 




見ず知らずの私たちに、1時間以上も
ずっと
一緒に歩いてくださった お二人。
なかなか出来ることじゃないです。
ホントにご親切ありがとうございました。

旅の出会いは、ほんのひと時でも記憶は一生。
言葉があまり通じなくても、心は通じ合える。
おふたりへの感謝の気持ちは、
日本で困っている外国の旅行者にお返ししたいです。

最後は本気走り。これじゃまるでブルゴーニュマラソンだよ・・・と愚痴も飛び出します。
大型パスのピックアップの時間に30分遅れで到着。
バスに乗り、ディジョン散策組みと合流し、ボーヌでランチにしましょう!

ワインリストにシモン・ビーズさんがあったので、満場一致で決定。
初めて飲んじゃった♪
豚のなんとかとポテト添え。ザ・田舎料理!美味しい。

 

食事の後は30分ほどの自由行動。
Sさんと行動を共にして、ちょい散策。
まずはオテル・デュー(オスピス・ド・ボーヌ)。
2年前にかまこ姐さんと来た時、
たしか外壁工事してたよね。
こんなに鮮やかなブルーだったんだね。

きれい。


ボーヌのワイングッズ屋さん。
お昼休みで閉まってたけど、ウインドーの中を覗いて見ると、
あっ、この木彫り・・・・どっかで見たことあるぞぉー。
PMさんが買うか悩んでた司祭さまじゃん。
見る人が見るとわかるはず。(笑)

でもたしか、「司祭さまたち」と、お二人居たはずよね・・・。
もうひとりは、いずこへ・・・?

 


あっ、MARCHE AUX VINS  ワイン市場。
前回もかまこ姐さんとの旅でも、
今回も入ることが出来なかった。
栄光の3日間に、PMさんと一緒に地下で試飲したーい。


 


自由時間終了。
ボーヌのチーズ屋さん「Alain Hesse」に全員集合。
チーズ屋だけでなく、ワインも様々なフランスの食材が揃っていて
見ているだけでも楽しい。

奥のスペースで、チーズとワインの試食をします。
いつも思うことだけど、フランスでは、ひと切れが大きい!

写真の21時の方向にあるチーズが少し変ってて
シェーブルにマスタードの種の皮をまぶしたもの。
マスタードの種と言っても皮だけなので、
味は強すぎず、でもちゃんとマスタードっぽい風味はあって
美味しくって、面白いチーズね。



ワインはショレイ・レ・ボーヌの白。
2年前にかまこ姐さんと来た時に、
ランチと合わせて飲んだのか赤のショレイだったはず。
赤、白、ようやく制覇。

鴨のコンフィと共にいただいた
あの日に飲んだ赤には とても感動して、
人生の中でも最高に美味しい一杯だったな。

グランクリュもプルミエクリュもない、
あんまりパッとしないイメージのショレイ・レ・ボーヌ村ですけどね。
そんなのは関係ない!

ボーヌの街を後にして、バスはサヴィニィ・レ・ボーヌ村に向かいます。
次はお楽しみのワインドメーヌ見学です。それもシモン・ビーズさんとこ。
日本人の千砂さん嫁がれてマダムをされている関係で、日本のメディアでも広く取り上げられ、
私もNHKの小さな村シリーズや、食彩の王国でも拝見していて、ぜひお会いしてみたかったのです。嬉しい。ワクワク。


ドメーヌに着きました。
とても可愛らしいお家です。

千砂さん登場!

テレビと同じお顔で、同じ話し方だわ。
私ってば、ミーハーね。

 


地下のセラーに案内していただきました。
ごく一般的な農家の質素なセラーだとおっしゃっていましたが、
無駄な飾りが無いという意味ではそうなのでしょうが、
広さ的には、かなり大きかったです。

2009年はとても葡萄の出来がよくて、
作り手が特別な手をかけなくても
簡単にいいワインが出来てしまう年だったそうです。
ご当主のパトリックさんの思い入れのあるヴィンテージは、
葡萄の出来が悪く、苦労した年なのだとか。


シモン・ビーズさんのところは「全梗発酵」。
全く除梗せず梗ごと仕込むのだそうです。

「ワイン摘みの手伝いにきて、私が摘まれてしまったの」
そうお嫁入りのきっかけを話される千砂さん、
摘まれた後は、「世界でいちばん贅沢な生活」ですもの。

ちなみに千砂さんは
ブルゴーニュワイン村で見つけた世界でいちばん贅沢な生活」
という本を出版されています。



今一押しで出しているという赤ワイン、
Savigny-les-Beaune 1er cru Aux Vergelesse 2001
を2本購入しました。

2001なので熟成感が感じられ、
でもまだ酸もしっかりしていて、とても美味しいです。
ブルゴーニュのお料理と合わせたら、
どんな感じになるのか、とても楽しみです。

 

この日はマコネに宿泊です。
ブルゴーニュハイキングもしたし、なんかひどく疲れちゃった。
なので夕飯はパスします。
ホテルの近くのスーパーで買った、トマトジュースとアクティブレモン味と、いちごヨーグルトを食べておしまい。


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