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香港三日目、今日の天気予報は晴れ。
今日もすごく暑くなりそうです。

暑さでもう歩く気力のない私たち、
朝からタクシーで中藝(Chinese Arts & Crafts)尖沙咀店へ。
ここは中国の美術品や工芸品をはじめ、
センスのいい品が、品よく売られています。
物もといてもいいですが、お値段もいいです。
質のいい物を求めるなるならココ!
私はスワトウ(汕頭)のハンカチを見てみます。


いろいろ見せていただいた中で、ひと際刺繍が細かく
まはや芸術と呼べるようなハンカチに釘付けになりました。
素敵。美しい。美しすぎる・・・。
買うならこれにしたい。というかもうこれしか目に入らない。
でも日本円だと14,000円、ハンカチなのに高すぎ?
でもバーゲン中で12,000円に値引きされるって言うし。
しばし悩み、結局買うことに。

左のは私が以前から保有のスワトウ。
右が今回奮発して買ったもの。
細かさがぜんぜん違うでしょ。
大事な時に大切に使おうと思います。

 

買い物の後は
海まで散歩。

そろそろ飲茶にしよう。

 

 

「王子飯店」
尖沙咀北京道1號11樓

で有名で飲茶も評判が良い王子飯店に11時半に突撃。
眺めのいい窓際の席はすでに満席でしたが、
窓際でなければ予約なしでも待たずに座れました。

王子飯店名物、チャーシュー饅頭「天下第一飽」
はちみつで照りがついたふわふわの薄めのパンに
甘めのチャーシュー餡がいい香り。
何個でも食べられちゃいそう。
fukuちゃんは美味しさに何度も唸ってました。



「王子炒飯」
海老、鮑、帆立がたっぷり入ってて、
長米のごはんはパラパラ、
いわゆる中華の炒飯ではなく、
旨みのしっかりとした炒飯です。
海老は中からもザクザク出てきました。

化学調味料の味がしない炒飯。



小龍包」
薄い皮にスープがたっぷり入ってて、
そっ〜っとレンゲに乗せないと、
大事なスープを蒸篭に吸わせることになります。

台湾の有名どころの小龍包よりも
スープの量がひと際多いです。
熱々で美味しいです。



「蝦餃子」
私たちは、いったい香港に来て以来、
海老をどれだけ食べているのでしょう。
海老好き日本人そのままですね。
さてこの海老餃子の形の美しさはイマイチですが、
味は海老だけでなく葱のほのかな香りもして美味しいです。
でも私は昨日の「名都酒樓」の方が好きかな。

 



「鮑魚酥」
これはお菓子ではなく、鮑パイ。

サクサクの何層にもなったパイの中に、
鮑を角切りにした甘めの餡が入ってます。
非常に上品な洗練された味。

洗練された美味しい飲茶を食べさせてくれるお店でした。
夜は倍ぐらいのお値段するそうですが、
飲茶ならリーズナブルです。

次はペニンシュラホテルへ買い物にいきます。

 

 



買いたかったのは、XO醤。
ザ・ペニンシュラホテル香港にある広東料理の店、
嘉麟樓(スプリング・ムーン)が
XO醤の発祥なんだそうです。
今まで何軒かのお店で
XO醤が出てきましたが
みんな少しずつ味が違うんですよね。
ペニンシュラでは何も食べてないけれど、
このXO醤は
どんな味がするのかな?

1瓶 290HKドル、日本円だと3,200円ほど。
香港のスーパーの
XO醤は数百円ぐらいで
手に入ることを考えると、かなりお高いのですが、
日本で香港の味を再び楽しむために
買って帰ろうと思います。

ペニンシュラホテルからタクシーに乗って、
日本で言えば合羽橋のような上海街へ向かいます。
タクシーに乗り込む際、ドアマンからカードを手渡されました。
それにはタクシー会社名とナンバーが書かれていて
万一忘れ物などをした時に役立つようにしてくれてます。
さすが一流ホテルは違いますね。



「陳枝記老刀荘」
九龍上海街 316-318 號

この店は老舗の刃物専門店で
店の奥では職人が道具の加工などもしていて
香港の多くの一流料理人たちも、
日本では料理家の山本麗子さんも
ここの包丁を愛用されているそうです。

オールステンレスで清潔に保てるタイプの
プロ仕様より小さめの7インチの中華包丁を購入。
全体的に軽くて刃が薄くって切れ味抜群。
中華包丁デビューの私ですが、
野菜が気持ちよく切れて、ストレス知らずの大活躍。

もうひとつ買ったのは、炸鏈(ジャーレン)。
とても軽くて、湯切りや、油切りに重宝しています。

 

 



包丁を持ったままウロウロするのも嫌なので、タクシーで一旦ホテルへ戻ります。
荷物を置き、ホテル近くのスーパーマーケットへ買い物に行きます。
地元の人が買い物をするスーパーを見てまわるのはとても楽しい。
蝦子麺やオイスターソース、出前一丁香港バージョン数種、ハーブティ、ココナッツのパイや、葱のクラッカー、
ホテルで食べる用のマンゴスチンなどを買って、ホテルへ戻ります。
マンゴスチンは冷蔵庫にしまって、ワンピースとハイヒールに着替えて、タクシーで出かけましょう。
(ディナー用の服を持ってくる約束してたのに、fukuちゃんは持ってこなかった。なぜなの?fukuちゃん・・・・(笑))

 


香港最後の夜はちょっとリッチなご飯にしましょう。
いろんなお店を候補にしたけれど、
やっぱり王道で福臨門にいっときますか。
フカヒレ食べたいしね。

エレベーターで店へ行くと、冷房が効いてて涼しい。
「うっ、寒っ。」と腕に手をあて擦る。
思わず口にしてしまった言葉を聞き逃さず
席までショールを持ってきてくれる心配り。
さすが、高級店。


メニューの中から、まずはスープとして、
フカヒレのブラウンソースをチョイス。
フカヒレは松竹梅のようにいくつかのランクがありまして
松の相当するものだと目玉が飛び出そうだったので、
福臨門デビューなので、分相応に梅クラスにしておきます。

梅クラスには根を綺麗にしょりしてあるモヤシと
細く切った金華ハムがトッピングしてあります。
雑味の全くない澄んだ味で、ブラウンソース、美味い!
シャキシャキとしたモヤシと、つるるんとした
フカヒレ。
梅でこんなに美味しいのだ。すごーい。幸せ〜♪


福臨門のもうひとつの人気メニュー。
「當紅脆子鶏」半身です。

干して余分な水分を飛ばした最高級の地鶏の皮に
蜂蜜を塗り、熱した油を何度もかけて揚げたもの。
皮はバリバリで肉はジューシー。
昨夜のグースは皮が冷めるとバリバリ感が失われてましたが
この鶏はいつまでもパリパリ。



ブロッコリーと蟹と蟹卵のあんかけ。
このブロッコリーの歯ざわり、最高です。
今まで食べたブロッコリーの中で一番美味しい。
甘みを引き出しているのに、コリコリとした歯ざわり。
これ頼んで大正解!


デザートにはマンゴープリンを選びました。
これは普通に美味しい。

支配人から、ぜひお願いしたいと、
アンケート用紙を渡されました。
他のお客さんには渡してないみたいなのに、
なんで私にだけなの?
「美味しそうに、満足そうに食べてたからじゃない?」
確かに。



お店からのサービスです、と頂いたお菓子。
昆布巻きのようなのは、ゴマの薄いお餅が
グルグルと巻かれたもの。
右のは柔らかい雷おこしみたいなお菓子。

すべて大変おいしく頂戴しました。
美味しいものを頂いて、明日へのエネルギーチャージ完了。
また仕事、頑張るぞー!!



福臨門を出て、fukuちゃんが化粧品を買って、またタクシーに乗り込みます。
次の行き先は、チープなアクセサリーとか、バッグなどを売ってるマーケット「女人街」。

 



ずいぶんと高いところまで商品がディスプレイされ
商売熱心な店、やる気のなさげな店と
ずっとお店が続いていて、見てて面白い。

fukuちゃんお土産にいくつかエコバッグ購入。



ヘアアクセサリーを売る店で、
「おねえさん、髪やってあげる」と
私の髪をひょいひょいとアップしてみたり、
ポニーテールみたいにしてみたり、と
いろいろアレンジして売り込みされた。
値切って「お友達価格ね」と言わせたのに、
日本で買うのと大差ない値段だったことに気がつく。
向こうの方が一枚上手だわ。



女人街を通り抜け、
次の駅まで半分くらいの距離なので
ハイヒールなんですけど、歩くことにした。

しかしこれが間違いだった。
いつまで歩いても駅がな〜い。
結局佐敦にある「義順牛奶公司」まで
歩いてしまったよ〜。

初日の夜にショウガ牛乳プリン食べて
すごく美味しかったので、
もう一度、食べたくてね。
やっぱり美味しい〜♪

3日目終わり。


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