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パリ2日目の日曜日。
午前中はひとりでパリをブラブラします。
まず朝一で地下鉄で、ルーブル美術館へ向かいましたが、
すでに長蛇の列。こりゃひどい。
今日は第1日曜日は無料なので混んでるの。
でも私は日本で4日間のパスを買ってきているので、
わざわざ無料の日でなくてもいいんじゃない?と
思い直して予定変更。


ルーブル美術館から歩いて、セーヌ川を渡り、
シテ島に向かいます。

あっ、エッフェル塔が見える〜♪

 

 

あっ、このメトロの入り口、
アールヌーボーでステキ♪

メトロの「シテ」のところにいつもは花市がでますが
日曜日だけは「小鳥の市」が出ています。

ちょっと覘いてみようかな。

 

 


カナリアなどの小鳥だけでなく、
ハムスターやウサギも売られています。
結構、男の人が多くて驚きました。

でも私は、あんまり興味ないな。
移動。

歩いてノートルダム大聖堂へ。
ノートルダム背景に自分を撮るため
三脚の ゴリラポットをセッティングして
何度も何度もチャレンジしていたら、
近くにいた同じく旅行者の家族連れが
こっちを見て、にこやかに笑ってる。
ひとりでゴリラポットのデジカメを覗き込んで
頑張ってる感が、おかしかったのでしょうか。
「はははぁ〜〜」ワタクシ、苦笑。

すると長女らしき小学校6年生ぐらいの女の子が
英語で「撮りましょうか?」と私に声をかけてくれた。

海外ではあまり人にカメラを渡したくないのだが
人の良さそうなご家族だったし、
せっかくのお申し出なので、お願いすることにした。

念のためと2枚撮ってくれた写真は、とても上手でした。

「良い旅を・・・」と言い合ってバイバ〜イ。
(ちなみにこの写真には私いないよ)

この後、マレ地区も少し散策。

 

「11時に家に来てね、マルシェに一緒に行こう」と
誘ってくれたので、メトロでPMさんのお家へ。

さぁ、マルシェへ向かって出発です。
今までもいくつかマルシェに行ったことがありますが、
今回はPMさんがいつも買い物をするという
Conventionのマルシェです。
私は初めてのマルシェです。
PMさんは大きな紫のカートを引いて。

市場は大好きで、食いしん坊にはたまらないの
まさに食のアミューズメントでしょ。
旅行中に1度は行きたいんです。
いつもに増して軽い興奮状態。

ジャガイモ専門店。
ジャガイモだけで商売が成り立つところがすごい。
メークインっぽいものから、
レッドムーンのような赤い皮のものとか
いろんなのが売ってるので、
片っ端から買って、全部蒸かして食べ比べしたい。
フランスの美味しいバターをのっけて食べたら
それだけでご馳走だよね。

ここは、いろんなキノコを取り扱っているお店。

あっ、モリーユ茸だ。
50gで20ユーロか。
やっぱり
これはマルシェでも高価だわね。

大きなズッキーニ。
袋いっぱいで、なんと50サンチーム。
PMさん即買い。
さすが農業大国、うらやましいよ〜。

1ユーロは100サンチーム。
私は、「うさぎさんチーム」のように、
どこかのチーム名に聞こえる。

 

わぁ、変わった形のトマト。
ひだが付いてる。
coeur de boeuf という名前だそうで
「牛の心臓っていう意味なのよ」とPMさん。

たしかに、そんなイメージね。

ローストマシーンがついた大きなトラックで
クルクルと焼かれている丸鶏。

大きなフェルミエ製の鶏が、なんと14.1ユーロ。
1400円だよ、1400円!
「PMさん、私、これ買いたい!」

付け合せのポテトも合わせて購入。

中国系の八百屋さんは
少し、お洒落度がダウンしますが
だけどお値段はお安いよ。
私、マンゴー3個を購入。

オリーブとタプナードの専門店。

いくつか試食させていただき、
その中で始めて食べさせていただいたのが
大きなケッパーベリー。
いわゆるケッパーは蕾の酢漬けですが、
ケッパーベリーは実なのです。
つぶつぶ・コリコリした食感でした。

PMさんが今夜食べましょうと
オリーブとケッパーベリーを買ってくれました。

 

愛嬌の良いムッシューが、
あれも美味しいよ、これも美味しいよと、
タプナードなどもいろいろ試食させてくれます。

気に入ったタプナードを2種類ほどを
「私が買いたい」と言った私を、
PMさんが制して、こちらも買ってくれました。


 

次はチーズのブース。
夏が旬のシェーブルチーズ(ヤギのチーズ)が
いろんな種類並んでいます。
山羊を得意としているチーズ屋さんのようです。

どれか買って今晩、食べたい!
真ん中のホタテ貝が型押しされた
Compostelle(コンポステッレ)1個4.35ユーロ。
巡礼の旅のシンボルであるホタテ貝
名前もいかにもですね。
日本では見かけないかに、これにしてみよう。

もうひとつ、牛のチーズも食べたいな。

あっ、手前のはナポレオンか。
これはバスクの
ドミニクさんのかな?
濃厚で美味しチーズっぽいな。

でも今日はもっと素朴な牛のチーズの方がいいから、
Tomme de Vache(トム・ド・ヴァッシュ)にします。

まだ幼さの残るムッシューにチーズをカットしてもらいます。
中学生かな?
学校がお休みでお父さんを手伝っているのかな?

ニッコリと笑って写真を撮らせてくれました。

もうそろそろ13時になります。
マルシェも撤収する時間だそうです。

私たちもランチにしましょう・・・と
マルシェ近くのビストロに入ります。

マルシェ、最高だったなー。
楽しかったなー。

オレンジがかったプロヴァンスのロゼワインで乾杯します。
「マルシェに連れてきてくれてありがとー♪」

 

私が注文したランチはこれ。
日本じゃまずランチに出てこない気がする。

鴨肉のロースト、はちみつソース。

たっぷりのマッシュポテトが添えられています。
鴨肉はなんと5切れも。
はちみつのソースはこってりと甘く
香ばしく焼かれた鴨と良く合う。

うまー。

 

PMさんが選んだのはこれ。
タルタルです。
私も前回のパリ旅行の時、ビストロで食べたことあります。

タルタルとは、生のひき肉に
卵黄やいろんなスパイスや具材を混ぜて食べる
ビストロではよくあるメニューです。

付け合せはフライドポテト。

 

小さな器に入った、ピクルスや玉ねぎのみじん切り
ケッパーやオーロラソースなどをいれ、
ケチャップやウスターソースで味付けしている図。

お隣の老夫婦は、PMさんが混ぜるのを見ながら
「うわわわ、この人、食べるよ。」
という表情です。
あの表情からして、フランス人も食べられない人が
結構いそうな感じです。

PMさんから少しいただいて食べてみる。
うん、この味だ。

ランチの後はジョルジュ・ブラッサンス公園の
古本市に連れてきてくれました。

「なんか牛小屋みたいだね」と言うと、
「ここは昔、屠殺場だったのよ」と。

レトロなファッション雑誌。
PMさんと私の生まれ月の雑誌
あるかね〜と探したら、あった、あった!
思い出に二人して購入!

 

公園には噴水もあって、ご近所さんたちの憩いの場。
でも、今日はなんだか賑やかです。
奥の方からは音楽が聞こえてきます。

パリのアメリカンハイスクールの演奏のようです。

しばし私たちも芝生に座り込んで、
演奏を聞いてリラックス。

歩きつかれて、のどもカラカラ。
カフェで休憩。

レモン入りの白ビールで乾杯。
こういう飲み方、美味しいなー。

 

この後、PMさんと一旦別れて、
ホテルを移動します。

プレザンス駅近くのプチホテル。
内装をモダンにされてから、人気のホテル。
1泊朝食付けて132ユーロ。
ま、これくらいか。

夜、またPMさんのご自宅へ行くまで自由時間。
洗濯して干したりして過ごします。

夜、PMさんのご自宅で、お夕飯をご馳走になります!

午前中にマルシェで買った食材を生かして。
手前右はケッパーベリー、左はオリーブ。
ぶどうの葉っぱのお皿には、二種類のタプナード。

そしてその奥は「サラダ菜とカニ肉とアボカド」のサラダ。
昨日ヴァンヴの蚤の市で、ふたりお揃いで買った
ポルトガルの黄色いお皿を使ってくれました。
しそ ポン酢を使ったドレッシングで。

オリーブの器とか、かわいいな。
こういうのいっぱい持ってるんだって。
ステキね。

 

そしてパン切りに使われているのは・・・
これも昨日の蚤の市でPMさんが見つけた
シャトー・カルボニューのワイン箱の板。
ステキ・・・。
私もこういうの欲しいなー。
次の蚤の市では狙っていこう!(笑)

気さくにペラペラとお喋りも続けなから、
あっという間に準備が進んでいくのが流石!
おもてなしの先生って、やっぱりすごいんだな。

 

マルシェでPMさんが選んでくれた泡は、
テーブルクロスと同じようなお色。

ロワールのロゼのクレマン。
エチケットも女性的。

 

二日目もありがとー。かんぱーい。
綺麗な色で、可愛らしい。
うん、おいしいっ♪
蟹のサラダに良く合うね〜。

 

わぁおー、ドーン。
フェルミエの鶏の丸焼き。
お店で見るより、かなり大きい!!

ブイヨンを足して、オーブンで暖めなおしてくださいました。
ポテトも付け合せに同じ店で購入したものです。

ホテルに泊まっていると、こういう物って
買ってみたくても、なかなか買えないのに
今回はPMさんと一緒だから、いろいろ買えて楽しかったなぁ。

 

足を一本、ドーン。
柔らかくてジューシー。

ポテトも軽くスパイシーでよく合う。

これもマルシェで買ったチーズ。
手前がコンポステッレ。
奥が、トム・ド・ヴァッシュ・・・・・あれれ?
奥のって・・・トム・ド・ヴァッシュ?
牛乳製にしては、やけに色が、白いんですけど・・・。
これ、ヤギじゃね?

切り分けていただいてみます。
コンポステッレは外皮近くは硬めのセックで
中はホクホクとした歯ざわり。
風味に無殺菌の山羊乳の強さが出ています。うまい!

奥のを食べてみる・・・やっぱり牛じゃないよ、これ。
風味もテクスチャーもこれヤギだよ。
「PMさん、これ色も味からしても山羊だと思うんだよね」
「うん、そんな感じだよね」どれどれ?と
PMさんが外皮についた紙の切れ端を見てくれます。
chevre(シェーブル)・・・って書いてありました。
やっぱりね。あー納得。
幼いムッシュが隣のチーズを切っちゃったのね。

デザートは「ジンジャークリームブリュレ」
試作中なのって。
摩り下ろした生姜が汁と共に入っています。

目の前でボーっとガスバーナーで
焦げ目を作ってくれます。

お味は、生姜のピリッとした風味と
甘さのバランスがちょうどいい。
時々、生姜の繊維が「おっ、生姜だー」と
気がつかせてくれて、アクセントになっています。

 

楽しい夕飯はあっという間に過ぎていきます。
外が明るいからまだ早い時間だと錯覚してしまうけれど、すっかり夜になっていました。
どうもありがとう、ご馳走様でした!
PMさんのご自宅からもホテルまでは歩いて数分、歩いてホテルへ帰ります。
PMさん、また明日ね〜♪

 


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