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パリ滞在3日目の月曜日。
いい天気だわー。
朝一で、オペラ駅近くの「マイバス」へ

明日の「モンサンミッシェル」ヘの申し込みをしました。
「JCBカードはお持ちですか?」
あー、持ってるけど日本にあるわ。
マイバス申し込みの際は、ぜひJCB提示で
10%割引してもらってください。

申し込みの後、オペラ周辺を散策。


その後はメトロで移動し、
昨日断念したルーブル美術館へ。

日本で4日間のパスを買ってきてあるので、
ピラミットの入り口付近で係員のオジサンに見せると、
はいっ、じゃっこっちの列に来て、と
これからチケットを購入する人達とは別の入り口から
さっと入れてくれました。

チケットを買う人たちは入る前に
セキュリティーチェックを受けていましたが、私はノーチェック。

 

入ってすぐに私を迎えてくれたのは、
「サモトラケのニケ」
大空に飛び立とうしているのか、
風に立ち向かっているのか、
右足を前に出して、
しっかりと大地を踏みしめています。

しなやかだけど、力強い。

有名どころを3時間で見るため
場内の地図を見ながら
効率的にまわるようにしました。

 

 


ミロのビーナス。
正式名は「アフロディテ」

本物が目の前に。

ミケランジェロの「囚われの身」
別名があって「瀕死の奴隷」

もだえているようにも見えるのは私だけ?

「エロスの接吻で目覚めるプシュケ」

うっとりするほど美しい。

大きな絵が飾られている間。
ここには超有名な大きな絵画
「ナポレオン一世の戴冠式」があります。

これこれ、
「ナポレオン一世の戴冠式」

ちょっと場所が行きにくかった
レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」

これだけは別格の警備になっていて、
防弾ガラスの中に入っていて、
さらに木の柵があって、
それからかなり離れたところにロープがひいてあり
かなり遠くからしか見られません。

日本の美術館ってこんな感じですけどね。

ズラズラっ〜と絵が並んでいます。

もっと時間があれば、ゆっくりとひとつひとつ
鑑賞していきたいけど・・・。

日本で今とても人気で、
展覧会も何度もされている
光の魔術師フェルメールの
「レースを編む女」
思ったより小さい絵でした。

同じく光の魔術師フェルメール。

ナポレオン三世の居室。

豪華なシャンデリアに長いテーブル。
こんなところで晩餐会をしていたのでしょうか。
それとも数人で食べていたの?

ここはサロン。

ガラッと変わって、ファラオ時代のエジプトのコース。
これは私は子供の頃から知っている。
「書記座像」

小学生の頃、ルーブルの図鑑だったのか
それともエジプトの何かの美術書だったのか、
親が与えてくれた本の中に
この
「書記座像」があって、
なぜかすごいインパクトを受けて、覚えていたの。

これは「ハムラビ法典」

「目には目を、歯には歯を」、だっけ?
この石の側面にびっしりと書かれています。

駆け足で汗だくになりながら3時間弱の鑑賞終了。

あー、お腹が空いた!

メトロでArt et Metiers駅へ。
アールゼメチエって発音でいいのかな。
潜水艦とかSF映画のような駅構内。
漫画家のフランソワ・シュルター氏(知らんけど)が
デザインされたのだとか。

わざわざメトロを乗り継いできたのは、
このお店
SONG HENGに来たかったから。

ここは、ベトナム・PHO (フォー)の店。
雨宮塔子氏の本「パリごはん」の中で度々出てきて
ぜひ行ってみたいと思っていた店です。

外に数人並んでいましたが、
私はひとりなのですぐに通されました。

6人がけのテーブルにオジサン達と相席です。
テーブルで女性は私だけ。
フランスでは、あまり女性ひとりで食事しいないのかな。
まっ、私はそんなこと気にしないけどね。

フォーを注文。
ちなみにメニューはフォーとボブンしかありません。
ボブンとは汁なし麺(おそらく麺はブン)です。

あー、のども死ぬほど乾いてるんだっけ。
「ビールも追加ね♪」
運ばれてきたら、すかさず牛肉をスープに浸して
真っ赤な牛肉に火を通します。
小皿に出てきたミントやモヤシをトッピングして
柑橘をギューっと絞っていただきます。
本場のベトナムより濃い味だけど、これはこれでうまいっ!

SONG HENG
3 rue Volta, 75003 Paris, 
営業時間:10時〜16時まで

次はどのへんを攻めていこうかな・・・。
スーパーマーケットで調味料などのお土産でも見てみようかな。

メトロを乗り継いでサンジェルマン・デ・プレ駅へ。
駅の名前にもなっている駅のそぐそばにある教会、
サンジェルマン・デ・プレ教会に入ってみます。
パリ最古のロマネスク様式の教会だそうです。

 

石造りの天井を支える為に壁が分厚く、
窓や入口が極力小さめに造られているのが
ロマネスク様式の特徴なのだとか。

地味というか慎ましやかな感じで
趣きのある教会です。

この教会を見学後、モノプリで調味料とか買って、
せっかくのバーゲン時期にきているのだから、
ボンマルシェでファッション物も物色しようと
歩いていたとき、緊急事態発生。

・・・・トイレ、トイレ。
冷や汗をかきつつ、なんとかボンマルシェへたどり着き、
トイレをお借りして。ほっ。

夕方の予定は取りやめにして、
メトロでホテルに戻って、しばらく休みます。

夜はPMさんと約束していたので、
PMさんちで「正露丸」をいただいて飲む。
PMさんちは、日本の物がたくさんあるねー。
パリで「正露丸」飲むと思わなんだ。

夜は軽くしましょうか、ということで、
モンパルナスにあるクレープ通りにある
「Les cormorans(レ・コルモラン)」
クレープは、そば粉を使っていて、
甘くない食事用のタイプと
デザート用の甘いタイプのものとがあります。

この周辺には映画館があって、
映画の前後に軽い食事にクレープを食べるそうです。

飲み物はシードル。
クレープの本場はブルターニュ。
ブルターニュではワインが作られていない代わりに、
リンゴのお酒(シードル)が作られていて有名。
陶器の水差しタイプのピッチャーに入って出てきて
同じ柄の陶器のカップでいただきます。
うん、おいしい♪
辛口なので食事ともよく合いますよ。

私が注文したのは、たまごとトマトとチーズ。
PMさんはハムとたまごとチーズ。

どちらも美味しい♪

デザートいっとく?
ふたりで一枚頼んでみました。
マロンクリームのクレープ。

たっぷりの生クリームの下にマロンクリーム。
このボリュームがフランスですね。

 

お店を出て、まだ明るいモンパルナスを少し歩くと
PMさんのブログで見ていた壁が目に入る。

「あーあの壁だー!!」
ブログで見ていた街が今、目の前にある喜び。
私が喜ぶ姿を、微笑んで見守っていてくれる
PMさんの優しさに、あらためて感謝。

 

 

パリ3日目、終了。
明日はモンサンミッシェルです。早めに休んで明日に備えましょう。

 


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