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パリ滞在5日目の水曜日、7月4日の朝、
花束をオーダーしに、メトロでバスティーユに向かいます。
今日は特別にオシャレな花束にして欲しいから
センスのよさで評判がいいお店まで行きます。
花好きの姉妹が経営されています。

サンタントワーヌ通り沿いの
Comme Ca(コムサ) というお花屋さんです。
19 Rue Saint-Antoine 75004 Paris
tel: 01 42 71 03 11

明るい雰囲気で、かつエレガントに
そんなイメージでお願いしたら、
大輪のオレンジのバラをメインにして
オレンジのカラーなどを混ぜて作ってくださったブーケ。
潰されないようにそっと抱きかかえて、
メトロを乗り継いで、PMさんちに向かいます。

 

「お誕生日おめでとう♪」
そう今日7月4日はPMさんのお誕生日なのです。
いつまでも元気で輝いていてくださいね。

お誕生日の午前中、
パリの「CEPAGE」に初参加するのです。
まだ どなたもお見えではなかったので、
お花は大きな葡萄柄の花瓶に入れて、
特等席の窓辺に飾ってくださいました。

自分で言っちゃうのも何だけど〜、
PMさんの雰囲気に合ってると思うんだけどな〜♪

本日のテーマはロゼワイン。
ずらりとフランスのロゼが6本並びました♪
ロゼと一口に言っても、いろんな色があり、
味もかなり違うので、楽しみです。

1.ROSE D’ANJOU  ロワール
2.CRAZY TROPEZ  プロヴァンス
3.BEAUJOLAIS    ブルゴーニュ
4.GAILLAC SEBASTIEN CHABAL 南西
5.GRIGNAN−LES−ADHEMAR コートデュローヌ
6.MAS AMIEL ラングドック・ルーション

 

テーブルセッティングは、ミモザ柄のテーブルクロスに
お花はミニひまわりで、黄色のベース。
ペーパーナフキンは大小の緑と黄色2色使い。
テーブルクロスの中の2色を使うと、
色的にごちゃごちゃしなくて良いと教わる。

お皿は、ポルトガルのもの。
少し前、蚤の市でふたりお揃いで買った黄色の皿と
同じモチーフで、親戚みたいなお皿ね。

ロゼではないけど、お誕生日おめでとうで
特別にスパークリングワインで乾杯します。

はじめまして〜♪
生徒の皆さんはパリ駐在の奥様がほとんど。
パリ生活の楽しいこと、いろいろ聞かせていただきました。

一品目は冷たい「爽やかガスパッチョ」と
そら豆が入った「リコッタのグリーンカナッペ」

ガスパチョはガーリックとクミンが効いてて
暑い夏にピッタリの味。
応用が利きそうで、これを教われたのはウレシイ。

日本に帰ってから、早速作ってみましたが
食材が揃わず、初回からアレンジしちゃった。
トマトジュースは、箱買いしている「1日分の野菜」に、
硬くなったフランスパンは、乾燥したお麩に、
パリで買ったセロリ塩でアレンジして
味を引き締めてみました。
両親ともに「また作って♪」と大絶賛してくれました。

リコッタのグリーンカナッペは色が綺麗。
セロリ塩で味付けされています。
ガラスのスプーンも爽やかで、味も美味しいです。
このセロリ塩、パリで流行中なんですって。
まさに、セロリの香りと風味のお塩。
もちろん、スーパーで探して買って帰りましたとも♪

お次は、パスタ。

「ドライトマトと生ハムメロンのプロヴァンスパスタ」
カラフルなネジネジのフジッリに生ハム
オレンジ色のメロンがゴロゴロと。
お味はドライトマトのオイル漬けが中心。
緑のお皿とオレンジ色が綺麗ですね。

私はアレルギーでメロンが食べられないので
ゴロゴロしたメロンだけ残しましたが、
生ハムの味とドライトマトの濃厚な風味で美味しいです。

メインはこちら
「マグロのハーブパン粉ロースト 和風のラタトゥイユを添えて」

大きな白い皿に、クルクルと描かれているのは、
ペースト状のバルサミコ。
いろんな物があるんですねー。
パリにはチューブ状のバルサミコが売られているそうです。

マグロの香草パン粉焼きは、
パリなので中までしっかりと火を通してあったけど
新鮮なマグロが手に入る日本でなら、
レアに焼くてもいいよ、と教えてもらう。

デザートは「ジンジャークレームブリュレ」
試作品を先日いただきましたが、
その時には生姜のすりおろし汁と具も入ってたのですが
「おー、ジャンジャーきた〜♪」と言った私の一言で
汁だけにレシピを変更したとのこと。
生姜好きなので、塊りがあっても私は好きですけどね。

ベリーも飾ってあって、キュート。

最後の紅茶はリプトンの「柑橘」
ライムとオレンジの味が付いてて美味しい。
これもマネして買って、日本に持って帰ってきました。

パリのCEPAGEは、先月のワインの復習で問題が出たり
お勉強モードもしっかりあって素晴らしかったです。
あ〜、楽しかった♪

生徒さんがPMさんの誕生日プレゼントに焼かれた
シフォンケーキにローソクを立てて、
プレゼントにもらったというキラキラの
Happy Birthdayのティアラを被ったPMさん、
皆でバースデイソングを合唱し、
ローソクの火を吹き消しまーす。

記念の日に参加できて嬉しかったです。
ケーキもご相伴に預かりました。
とっても美味しかったです♪

さて、アルコールも入って、いい気分ですが、
午後はお土産屋やチーズ屋などを回ってみようと思います。

まずは、Rennes通りの「ラ・ヴェセルリー」
パリにいくつかお店がある食器の専門店。
白い長方形のお皿と、葡萄柄のバターナイフ
エッフェル塔の柄のショットグラスを買いました。
普段使いの可愛い食器がいっぱいで、
見ているだけでも楽しいお店です。

続いて赤いお店が目印のキュリナリオン。
ここでは白い蓋付きの陶器の
「Cloche a' Camembert」を購入。
カマンベールを箱ごと暖めてフォンデュのようにできるもので、
電子レンジもオーブンも可の優れもの。
後で調べたらモノプリでも売ってるみたいね。
それとシンプルなステンレスのチーズナイフ3本ゲット。
しかもバーゲン価格で。うひっ。

この界隈はキッチン雑貨の店がたくさん。
特にチェックしていなかった店でも、
ピンクのシマシマのエプロンもゲット。
もちろんセールで。

お次はボンマルシェ。
CEPAGEで教えてもらった
ペースト状のバルサミコや
会社で配る大量のチョコなどを購入。
どんどん荷物が重くなってきましたよ。

さて次は、メトロでMaubert-Mutualité駅へ。
ここには私のお気に入りのチーズ屋
「ローラン・デュポワ2号店」があります。

マダムに「ボンジュール」とご挨拶をして
「こちらのスペシャリテは何ですか?」とお聞きすると、
近くにいた息子さんの肩を抱きよせながら
「スペシャリテは、うちの息子よん♪」と。
胸に手を当てて頷きながら「D'accord.分かります」と答えると
Merci, c'est gentil.(ありがと。優しいわねー)」と爆笑♪
お茶目なフランス人もいるのだな。なはは。
息子さんは少し苦笑してましたが。

スペシャリテの息子さんに、いろいろ教わりながら
熟成具合が素晴らしいと感じたサンネクテールと、
熟成長めのコンテ、そして珍しいところで
シェーブルのピスタチオまぶしを購入。

次は、一駅歩いてCluny Sorbonne駅まで。
バスク豚生産の第一人者が経営するバスクの食材店
「PIERRE OTEIZA(ピエール・オテイザ)」です。
日本でもフェルミエさんが予約注文で売ってますが
サラミなども高価すぎて私は買ったことがありません。

せっかくパリに来たのだから、奮発して買ってみよう。
店内にはバスクのサラミやハムが天井からぶら下がっています。
いろいろ切って味見をさせてくださいました。
気に入った太くて短かく柔らかいサラミ1本と
細くて長くて硬いサラミ2本と、そして一番のお目当て、
フォアグラの塊を包んだカモの胸肉を購入しました。
(MAGRET DE CANARD FOURRE AU BLOC DE FOIRGRAS)
これにはespelette(バスクの唐辛子)のジュレを付けて
食べるといいよと薦められ、それも購入。
全部では結構、高価な買い物になりました。

生ハムやサラミを使ったサンドイッチは4ユーロぐらいだったかな。
これは安くていいですね。次回はぜひ食べてみよう。
店の外で若者がかぶりついてるのがソレですね。

荷物は恐ろしく重くなってきたので、ホテルに帰ります。

写真では夜に見えませんが、夜ですよ。

夜は一緒にお誕生日をお祝いしようと
約束していました。

PMさんのお家から息子さんのカズタくんの3人で
歩いて行けるビストロ「le Bélisaire」へ向かいます。

今日はドイツ・デュッセルドルフから、
Rさんという女性も参加されるのですが、
まだ到着ので時間がかかりそうなので、
先に泡で乾杯しましょーか。

PMさん、お誕生日おめでとう♪

黒板に書かれたメニューをカズタくんがひとつひとつ
日本語に訳して教えてくれます。
彼のフランス語はネイティブなのでとても綺麗。

食事を選んでいるころに、Rさん到着。
長いことご主人が、ドイツに駐在されたそうで
その思い出の地からの参加です。

私が選んだ前菜は、白アスパラのもの。
すごくボリュームがあって、日本ならこれメインね。
白アスパラだと、白いソースを使ったものが多いけれど、
これはかなり濃厚なお味ですよ。
美味しい。

白ワインはブルゴーニュのサン・ブリをボトルで。
ブルゴーニュの白ではシャルドネ主体がほとんどですが、
唯一、ソーヴィニヨン・ブランを使っている
AOCです。

すっきり爽やかな味わいです。
フランスではすでに成人のカズタくん、
でもまだ10代の若者なのに、
「青い草の香りがする」とすぱらしいコメントを発し、
わたくしビックリ。

さすが PMさんの血を引き継いでるわ。

 

 

のメインはお魚。
ポレンタみたいなのの上にお魚ドーン。

PMさんのメインは、なんだか凄いのがきました。

オマール海老、ドーン。
野菜、ドーン。
すごいボリュームです。

一番 美味しかろう大きなハサミの部分を
息子さんにあげていました。
普段一緒に飲んだり、遊んだりしているときは
お母さん的な部分をあまり感じさせないけど、
やっぱり優しいお母さんなんだなーと、
実感したのでした。

 

カズタくんがお店の人に頼んでおいたケーキ。
ローソクの火がともって登場。
なんだか私、ジーンとしちゃう。

親子二人で並んで写真を撮ってなんだか嬉しそう。
「今、僕がいることがプレゼント」
いい息子さんでよかったね。

生きているってことが何より素晴らしいだから。

私のデザートも載せとくよ。
カズタくん推薦のコレ。
ここの店のスペシャリテなんだって。
季節?日?によってソースは変わるらしく、
今日のは、中からピンクのソースがとろ〜り。
すぱらしく美味しい。

ここで突然、お店の方、登場。
バルーン芸を披露してくださり、
目の前でプードルを作って見せてくださいました。

この後、お店の方、ソムリエさんも交えて
記念写真も撮っていただいた。
気さくな地元のビストロっていいね。

あらためて、お誕生日、おめでとう♪

皆でビストロから歩いて帰ります。
5日目も無事に終了。残り少なくなってきました。明日も楽しもう!

 


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