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3日目、今日は母に美味しい豆漿を食べさせてあげなければ!
「せっかくホテルの朝食付きなのに勿体ないよ〜」と言う母を説得し、ホテルの朝食はパスして、
タクシーでMRT板南線「善導寺」駅5番出口すぐのところにある、「阜杭豆漿」へ。
ここは、私の大のお気に入りの豆漿屋さんです。
1年前に最後にかまこ姐さんと台北に来た時は改装中でお休みでした。
新しく生まれ変わった「阜杭豆漿」はどんなかな?
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うお〜、綺麗になってる〜。
でも相変わらず、並んでます。 以前は持ち帰り用と、ここで食べる用の
行列が2つあったのだけど、今は列が1つ。
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席もたっぷり、フードコートになっています。
写真にも写ってますが、白い格子のシャッターが
下りたところに何件かの別のお店があります。
「阜杭豆漿」は昼前までの営業で、
ほかのお店は昼から営業を開始し夜まで。
かち合わないようになっているので、
朝は「阜杭豆漿」のお客さんが独占。
お互いの店にとって、いいアイディアですね。
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温かい豆漿の「熱豆漿」 20元(約60円)
私の大好物、黒酢が入った「鹹豆漿」 25元(約75円) そして卵焼きを挟んだ薄焼きパイ
「薄餅夾蛋」、30元(約90円) ごまのかかったカラメルの入ったパイ
「焦糖舐酥餅」 20元(約60円) 母は黒酢のより、普通の「熱豆漿」に感動しきり。
私も久しぶりの「鹹豆漿」に感動しながらも、
新しくなって綺麗になった「阜杭豆漿」を
かまこ姐さんにも見せてあげたかったな・・・と
朝から少しだけ、しんみりした気持ちに。
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お店を出てからMRT板南線「善導寺駅」から「忠孝復興駅」で降りて、路線バスに乗り換えます。
わたくし旅行者にって路線バスは敷居が高くて、今までチャレンジできずにいましたが、初の路線バスに挑戦です。
行き先九份、私は二度目。
九份は19世紀に金鉱が発見されゴールドラッシュに沸き、そして金の価格が下がり採掘を止めてからは、
しばらくの忘れられた時代を経て、現在は観光地として賑わっています。
前回は雨だった九份、今回は・・・・?
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九份まで約1時間15分のバスの旅。
バス代はひとり102元(約306円)すごーく安い! 乗ったバスは窓がアーチ状、
かなり古くてサスペンションが悪いのか
ギシギシうるさいく、乗り心地も悪いです。
高速道路もガンガン飛ばし、運転も荒い。
おまけに、冬なのに冷房がガンガンで寒いです。 九份に到着し、日本人はゾロゾロ降りて行きましたが、
下調べをしている私は降りませんよ。
次の停留所「舊道」で降りると、
急な坂や階段を上らなくてすみます。
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「舊道」で降りる、やはり九份は雨でした。
年間200日も雨が降るそうなので、仕方ないか。 右左の店を冷やかしながら、少しずつ進んでいきます。
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私は見ていなくて知らないのですが、
映画「悲情城市」の舞台として知られる九份。
「千と千尋の神隠し」の油屋の町は
ここがモデルになってますにーので、
登場する建物のモチーフになったのもあります。 湯婆婆も歩いていそう。
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有名な「九份茶房」が混んでいたので、
系列店の「天空之城」へ
ちょっぴり奥まったところにあるので
リピーターが集いそうです。
そういえば私もリピーターか。
ノーゲスト。
ゆったり寛げそう。
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ランチで出来るとガイドブックに書いてあったら行ったのに、
「お茶だけ・・・」と言われて、悲しい。
現在は食事の提供してないんだって。 お茶は阿里山烏龍茶 600元(約1800円)
お腹も空いちゃうといけないから
パイナップルケーキでも頼みましょうか。
通常の倍くらいあって、しかも味も美味しい。 母とまったりしていたら、猫が階段を下りてやってきました。
他にも席は沢山あるのに、なぜか私のそばへ。
テーブルの上に上がろうとしたので私がダメッと制すると、
私から逃げて、母の椅子の後ろに上がっちゃって
とうとう母の席は乗っ取られました。
でも寝顔が可愛いから許しましょうか。
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2時間ちかくガイドブックを読んだり、話をしてまったりとして、また街を散策します。
階段が多い雨の九份を歩き続けるのは、膝が悪い母には少し辛いみたいなので、そろそろ台北へ帰りましょうか。
下の九份停留所まで降りて、バスを待ちます。
バス待ちしている人が10名ほどいて、バスが来た時、バス会社のオジサンが日本語で「バスが来ましたよ〜」と教えてくれました。
バスは恐ろしく寒く、冷房の冷気がガンガン体にあたります。さむっ。
行きでは高速を降りてそんなに遠くなかった感じがしたのに、なかなか高速に乗りません。
おっかしーなぁ・・・と思っていると、皆がゾロゾロと降りていきます。なになに?
「終点です・・・。降りてください」みたいなことを私達に言っている。
え〜、ここはどこ?とりあえず降りるしかないみたいなので、急いで降ります。
あのオジサンの「バスが来ましたよ〜」は誰に向かって言ってたの?
無条件に台北行きだと思い込み、運転手に確認するのを忘れていた。失敗した〜〜。
「ねえ、お姉ちゃん、ここはどこなの?」と母が聞いてきますが、私も知りたいです。
駅が見えます。とりあえず行ってみましょう。駅名は「基隆駅」。地図で確認します。ここかぁ・・・・。
台北までの行き方を駅員さんに聞いてみましょう。
若い駅員さんが英語が出来たので、台北までは電車で1本で行けて、電車は20分後だと教えてもらいホッと一安心。
あ〜、よかった。帰れるよ。そうと分かったら、予定外の電車の旅を楽しみましょう。
旅は時々こういうスパイスを与えてくれますが、それも楽しむ余裕がなくてはいけませんね。
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台北に戻ってきて忠孝新生まで行き、2009年の11月には開通していなかったMRT蘆洲線に乗り換えて
「松江南京駅」で下車します。女性物の服や小物の商店街「四平陽光商園」を冷やかして、街中の公園で休憩します。
近所の人でしょうか、運動器具のような遊具で、それぞれ思いのまま運動をしています。
母も平行棒に足を乗っけたり、鉄棒にぶら下がったりして遊んでいます。無理しないでよ〜。
その後も街をプラプラしながら、スーパーマーケットがあれば入ってみて、いろんなものを買ってみます。
パイナップルケーキを買ったりして、散歩を楽しみます。
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散歩のまま歩いて好記担仔麺へ。
私はこれが二度目の訪問です。
まだ5時半で、夕飯には少し早い時間だけど、
お昼はパイナップルケーキとお茶しか食べてなかったから
お腹がすいちゃってね。
好記担仔麺は、店の入り口で
素材や料理の見本を見ながら
お店の人と相談しながら、料理を決めるシステム。
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「好記担仔麺」の主役は、やはり担仔麺ですので
ひとり1つずつ注文します。35元(約105円)
ただ麺が柔らかくて、腰の強い麺好きの私にはイマイチなので
スープとしていただくことにします。
この店のイチオシということなので、
卵豆腐を油で揚げた「炸好記豆腐」 120元(360円)。
香ばしい香りと、ふわふわツルツルの卵豆腐に、
甘めのタレが絡んで、すっごく美味しい♪
こんなに柔らかい豆腐をよく崩さず調理できるなぁ。
また行くことがあったら絶対注文。 鼎泰豊では冬の野菜だからと無かった「空心菜の煮物」
炒め物?って聞いたら「煮物」だって。
上には肉そぼろがかかっていて、しっかり味。
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母が「蟹、蟹を食べようよ」と言ってお願いした一品。
蟹のおこわとかもありましたが、
炒め物でお願いしたら出てきた一品。
小さめの蟹を一匹、使ってくれています。
卵やニンニク、パクチーが効いてて、美味しい♪
母は美味しい、美味しいと大感激。
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鍋に焼いた石が入っている中に、生きたピチピチの海老を入れて蒸します。
「石頭活海蝦」という名前のようです。
この海老も美味しい。香港でさんざん食べた海老ともまた違う味。
「蟹と海老をこんなにこんなに食べるのは生まれて初めてよー」と嬉しそうに指をしゃぶりながら食べる母を見て
こんなに喜ぶんなら、もっと早く、連れてきてあげればよかったなぁ。
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デザートは、またビューンとタクシーで、
母にどうしても食べさせたかった
私のお気に入りの「古早味豆花」へ。 私がいつも食べていた豆花は母が、
そして、いつもかまこ姐さんが食べていた
ミルクカキ氷の「紅豆牛奶雪花冰」を、
姐さんを偲んで私が食べます。 「このカキ氷を姐さんが好きでねー」と
母に思い出話を聞いてもらいながら。
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豆花の店の近くには、夜市があります。
「寧夏路夜市」
私も はじめての訪問。
こちらは食べ物の屋台ばかりです。
鍋の具を自分でザルに取って作ってもらうのとか
すっごく楽しそうでしょ♪ 次回の宿題にしましょう。
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