1201年 (正治3年、2月13日改元 建仁元年 辛酉)
 
 

11月2日 己酉 晴
  御所の御鞠。北條の五郎以下人数前に同じ。数三百六十。
 

11月13日 庚申
  佐々木中務入道経蓮御気色の事免許を蒙るに依って、これを賀し申さんが為、去る比
  参着す。今日故将軍家の御月忌を迎え、法華堂に於いて法華経六部を供養す。これ京
  都に於いて漸々写功を終う所なり。導師は題學房、請僧六口。導師の布施は帖絹三疋、
  請僧口別に白布一端なり。所帯職等を収公せられ、微力覃ばざるに依って少財を捧ぐ。
  志の所、聖霊照鑒せしめ給うべきの趣、諷誦の諫文(和字)に載す。唱導読み上げる
  の間、彼の懐旧を察せしめ、聴衆皆悲涙を禁ぜずと。尼御台所御結縁の為密々参り給
  う。