1207年 (建永2年、10月25日改元 承元元年 丁卯)
 
 

7月14日 戊子 晴
  月蝕(十分)正見す。
 

7月19日 癸巳 雨降る
  午未の両時大風。御所の西の對顛倒す。比須未志二人打ち損ぜらると。
 

7月23日 壬辰
  掃部入道寂忍の使者参着す。和泉・紀伊両国守護代の事、御下知に任せ、去る九日参
  上すべきの旨相触るの間、十三日その趣を坊門殿に言上するの由これを申す。