1215年 (建保3年 乙亥)
 
 

4月1日 庚寅
  鶴岡宮に恒例の御供を備う。将軍家密々に参らしめ給う。女房輿を用いらる。忠季・
  公氏ばかり御共に候すと。
 

4月2日 辛卯
  甘縄神宮並びに日吉別宮等に詣でしめ給う。御還路の次いでを以て、安達右衛門の尉
  景盛が家に入御すと。
 

4月18日 丁未
  在京の御家人等洛中の守護不法の事、殊にその沙汰有り。忠否に就いて賞罰有るべき
  の旨、今日御書を遣わさると。親廣これを奉行す。