1234年 (天福2年、11月5日 改元 文暦元年 甲午)
 
 

9月3日 己亥 朝天遠晴 [明月記]
  武士多く入洛す。掃部の助(時盛)殊に群盗の守護すべきの由沙汰せらると(時盛七
  月晦日、重時昨日入洛)。その外猶多く入洛すと。
 

9月4日 庚子 天陰 [明月記]
  巷説、重時朝臣今度の入洛、郎従千騎と(両人の外入洛の武士十人)。
 

9月11日 丁未 終夜今朝雨降る [明月記]
  東大寺別当の事御中陰を過ぎ仰せ下さるべきの由御約束有りと。関東将軍家俄に厳海
  法印を召さる。
 

9月13日 己酉 朝天雲晴 [明月記]
  厳海法印来たる。関東下向の事を触ると。