1236年 (嘉禎2年 丙申)
 
 

5月5日 庚申 霽
  鶴岡宮の神事例の如し。将軍家御参り。
 

5月24日 己卯
  新造御所の築地、七月中功を終うべきの旨これを定めらる。佐渡の守基綱・籐内大夫
  判官定員奉行たりと。
 

5月25日 庚辰
  武州伊豆の国に下向せしめ給わんが為、出門の儀有り。来月一日北條に入らるべし。
  五月中はその憚り有るに依ってなり。
 

5月27日 壬午
  武州進発せらる。これ故右京兆の十三年に相当たるに依って、北條に於いて御仏事を
  修せられんが為なり。