10月8日 壬寅 小早河の又三郎小侍番帳に召し加えらる。武藤少卿景頼仰せを伝うと。
10月15日 己酉 相州政村の息女邪気を煩い、今夕殊に悩乱す。比企判官の女讃岐の局の霊祟りを為す の由、自託に及ぶと。件の局大蛇と為り、頂に大角有り。火炎の如き、常に苦を受け、 当時比企谷の土中に在るの由発言す。これを聞く人身の毛を堅くすと。
10月22日 丙辰 霽 貢馬御覧。相州・武州已下出仕例の如し。