2006.7
        

すこ〜し違う国
    北アイルランド  
南から北アイルランドに入ると(検問も何もないので、いつ入ったのかは分りません)道路標識がKm 表示から
マイル表示に変わります。一番感じるのがお金でアイルランドで使ってきたユーロが使えなくなりポンドに換わ
ります。国が変わるのですから止むを得ませんが、観光のお客にとっては大問題、両替のたびに損する気が
してなりません。 イギリスポンドのように通用せず、ロンドンヒースロー空港でも良い顔をされませんでした。
  北アイルランドの観光名勝は、なんと言っても世界遺産のジャイアンツ・コーヅウエーが一番です。
玄武岩の柱が並ぶこの景観はやはり感動物です。アイルランドで見てきた石灰岩とは様変わりの力強さです。



画面タッチ  世界遺産の偉容に変身

ロンドン・デリー
聖コラムズ大聖堂 デリーの旧市内を取り巻く城壁の上
---
ギルドホール(現市庁舎)と大砲 戦いの歴史がステンドグラスに(市庁舎内)
     ****
ロンドン・デリーの旧市内は大聖堂を頂点にした坂の町で城壁を全部回っても1.6Kmですから見て歩くには
手頃な町です。 ギルドホール前のタワーミュージアムで町の歴史を見せています。 エレベーターで5階まで
上がり年代ごとに視覚的に展示された説明を見ながら1階に来るまでには大まかな歴史を知ることが出来ます。
  2000年になるまでIRAとのいざこざが続いていたのですから、どことはなく不気味さが感じられます。
  ご都合仏教徒の多い日本人には、とても直ぐには理解できない根深い不信感や問題があるようです。


北アイルランドの中心都市 ベルファースト

---
テロ後に完全修復されたオペラハウス 有名なパブロビンソンズ
    *****
テロの記憶は日本でも大々的に報じられ生々しいのですが、現在は勿論観光には何も問題ないと言われ、平気で
したが、たまたま7月12日が「ボイン川の戦いの日」に当たりました。会社もショッピングセンターも飲食店さえも99%
がお休みで町の中は死んだような静けさです。 テロに狙われたオペラハウスの隣のホテルは、正面玄関閉鎖して
横の扉一枚にプロレスラーのような門番が立つて一人一人チェックする物々しさに緊張する一日でした。
前夜レストランのボーイが「今夜から明日は、あまり出歩くな」と脅した意味がやっと分りました。カソリックの団体と
プロテスタントの団体が時間をずらしコースもずらしてパレードをしたのが印象的です。 我々観光ですから気楽に
写真など撮っていましたが、たまたまパレード解散の場所を通りかかり、酒で荒れた様子に不気味なものを感じま
した。警察官の物々しい警備や、いわゆるパレードにつき物の野次馬群衆が極端に少ないのは、やはり奇異な
感じです。  それとも、国民全体が何らかの形でパレードに参加してしまうのでしょうか?
 長い長い〜、消防分団か在郷軍人か、とにかく思い思いの衣装を着て軍楽隊も様々で鼓笛隊から吹奏隊あり
  アコーデオン部隊ありで延々1時間以上続くのですからこれはたいしたものです。 BBCのニュースを見て
 いたら、アイルランドの国中各地で盛大に催され老若男女が参加していることが分りました。   ****
タイタニック号を作ったドックの表示 市民憩いの森、植物園の有名な温室
  *****
タイタニック号がベルファーストで作られたのは知りませんでした。 タクシーの運転手が誇らしげに案内してく
れました。 戦争記念日では買い物も食事もママならず、唯一開いている植物園に行くのにタクシーで市内見
物を頼みましたが、パレードとその警備で動きがとれず市内を迂回してドックと植物園を見ることになった訳です
 「すこ〜し違う国」とタイトルに描きましたが、事件収束以来日が浅いのでどこかギクシャクを感じるのです。

 
鎌倉 そばの峰本