ローマ 歩け歩け!

いわゆる案内写真にある見所はローマ市庁舎を中心に十分歩ける範囲に集中しています。

ローマの地下鉄は路線も少なく単純ですから迷う心配がありません。
 パリ・ロンドンと同様に地下街が迷路のような日本とは違い非常に分りやすく出来ています。 路線が少ないので全体を網羅しては居ませんが、観光写真(かの有名な映画、ローマの休日に出た場所)に出るような名所は、地下鉄のコロッセオ駅からスタートすれば歩け歩けで十分です。
 イタリア語ぜんぜん分らない、だから聞くことも出来ない、仕方が無いから案内地図だけで全部歩いてしまった経験から保証しております。 私たちの年代はローマの休日の虜になった人が多いはずです。
ある王国の王女様と新聞記者のたった一日の恋物語ですが、我が青春の胸のうちを掻き立ててくれました。  いつの日かあのスペイン階段に座りジェラードを食べたい。 トレビノ泉を訪れコインも投げ込みたいものだ。  真実の口は本当に噛み付くのだろうか、スクーターに彼女を乗せてローマの町を走れたらどんなに素晴らしいだろう。

 こんな夢を実現したくてがんばって来たような気がします。 二度目のローマ訪問を終えても、まだあの夢に見たオードリーヘップバーンとグレゴリーぺックの名演技と彼女の美貌ににうなされます。
 スペイン階段でアイスクリームをなめるのは、オードリーヘップバーンでなくてはいけないのです。 トレビノ泉がこんなごちゃごちゃした路地裏にあるなんて一寸困るんです。 真実の口がなんでこんなに町外れの教会の廊下みたいなところにポッンとあるの!   映画の印象を傷つけないで!


「噴水」の奥に見える赤い[M]のマークが地下鉄の入り口です。非常に分り易い
乗り場ですが、中央テルミニ駅地下鉄階
段周辺は、ジプシーや浮浪者風の胡散臭
い連中が居るので十分気をつけてください。
地下鉄「コロッセオ」の階段から地上に出ると、誰でも知っている円形競技場の外壁が圧倒的力を持って目に迫ってきます。

  最初に見たときには「ついに
ローマに来た!」と感激の声を上げてしまいました。 

 ここから凱旋門⇒フォロロマーノ⇒エマニエル2世記念堂⇒真実の口⇒パンテオン⇒コロナ広場⇒トレビの泉と歩いて周りましたが老夫婦には少々きつい行程で、ジェラードをほうばりながら泉のほとりで座り込んだ次第です。

左から、「現代に溶け込んだ紀元前フォロロマーノ」不思議な空間です。 次がサンタマリア・イン・コスメディン教会
にある「真実の口」右端は市庁舎付近を歩いていると、あちこちに現れる大理石の彫刻で町中が博物館と言うところ。
結構ゆっくり見ながら、このくらいは一日で回れます。  ツアーのバスのような早周りとは行きませんが楽しい限りです。
バチカン王国とサンタンジェロ城は別に一日掛けてゆっくり見る事をお勧めします。