2013.09



外国旅行をして空港で最初に出会うのが「パスポートコントロール」の係官ですね。    おしなべて仏頂顔、極事務的に
扱われるのが普通です。(たまには愛想笑顔がないことはありませんが)      たまたまかも知れませんがタイ空港で
微笑みと拝み手で迎えられたのにはビックリ!  当方が恐縮して満面の笑顔と日本語で「こんにちわ」と返してしました。
微笑みの国タイへの第一歩、期待が膨らみます。  次に出会ったのが電車の中で若い人から笑顔で席を譲られたこと。
日本では一寸お目にかかれなくなった光景ではありませんか?   車の運転を見ると結構荒っぽいのですが、車は西洋
伝来の文明だから弱肉強食的一面があり、 本来の仏教文明には、優しさや思いやりが底流に流れているのでしょうね。



タイの総合的印象は「金ぴか・仏のほほえみ・どでかい仏像と仏塔」と言う処でしょうか。  大変親日的かつ、日本製品特に
現地生産の車は90%日本製(トヨタ・日産・ホンダ・三菱等々)が走りユニクロの基幹店が有名ブランドと肩を並べています。
韓国の現代・サムスンに置き換わられた国の多い中で、日本が頑張ってるな〜と拍手をしたくなります。 (画面タッチ変換)

   

信仰心の厚さは見て取れますが、イスラム圏のモスクで感じる一種の恐怖感はありません。  農耕民族の特徴なのかもしれません
涅槃仏に「衣」を掛ける(布団ではないと思います)ことで、家族の安泰祈願や徳を積むことになるそうで、仏の傍らには「衣を持った
僧侶」が店?を開いており、後から後から祈願の人が続きます。      「何時剥がすんだろう?」すぐ下衆の勘繰りが働きます。 



バンコクの寺院と言えば、日本人にとって最も先に思い出すのが「三島由紀夫の暁の寺、ワット・アルン」でしょう。 サパーン・タクシーン
の船付き場から、観光船に乗ってそれぞれの寺や王宮付近に向かうのが一般的です。  この寺の仏塔には中段まで登る事が出来ます
中段は回廊になって居て一回りして周囲の風景を堪能出来ますが、格好急な階段とその高さに高所恐怖症の方にはお勧めできません。
陶器をはめ込んで装飾した仏像や動物など大変精緻にできた仏塔で、時間を掛ても見飽きる事がないかもしれません(画面タッチ変換)

   

バンコクの交通渋滞は写真の通り半端ではありません。  タクシーやバスは時間ばかりかかって深夜以外はお勧めできません。
そこで、今回はBTS(高架高速鉄道)を最大に利用できるホテルを選びました。  これは正解!  バンコク市内はこのBTS
と地下鉄利用で観光目的の大半を網羅できますし、船着き場と直結するタクシーン駅の利用で自由に飛び回れます。 
 
   
   
街角には写真のようなお寺?・祈祷所? の様な物があり、熱心な信者がお参りをしています。  綺麗な巫女さんが民族楽器で
踊り? を捧げ、順番待ちの行列ができる盛況さで信仰心の厚さが伝わってきます。  日本で言えば銀座や浅草のの街角に沢山
存在するのですから、御利益次第で繁盛店? 繁盛寺?   が生まれるのでしょうね 



移動のための切符の買い方を説明しましょう。  現在BTSは二路線しかありませんが、路線図に書かれた料金を投入し
ボタンを押すとカードが出てきます。    これを改札マシーンに投入するとゲートが開いてカードが取り出し口に戻ります
ので、受け取って目的駅で出口のマシーンに差し込むとゲートが開いてカードが回収される日本の自動改札とほぼ同じで
スイカの様にプリペードカードをかざして通る方式も併用されています。

   
   

BTSは地上の渋滞をしり目に、すいすいとしかも頻繁に走りますので、市民にとっても観光客にとってもこの上ない移動手段です
今回利用したホテルから見た線路と駅とホテルを結ぶ連絡橋で、雨が降っても傘要らず中心街や船着き場にも簡単に連絡し、しか
も中心街から離れているので料金的にもお勧めのホテルだと思います。     私たちは全ての点で満足しました。
 




バンコクの目玉は「王宮」と言う事になるのでしょうね(画面タッチ 変換)これでもか! と、金ぴかを中心とした派手、派手
しさには目がくらみます。

   
   
   
   
職人が付きりで修復をしています。  このきらびやかさを保つのは大変な仕事、日光陽明門とはまた違う「金綺羅金」で、この国の
王様がどれほどの権力を持っていたのか、今でも敬愛されていると言う、日本の皇室とはまた違う計り知れないものを感じます。

こんなにきらびやかなバンコクの施設ですが、残念ながら世界遺産ではありません。