What is MMM ?

マーガレット モリスとMMMについて
MMMの具体的な特徴
チルドレンクラス
年表


マーガレットモリスとMMMについて


(C)The International Association of MMM Ltd.
photo:FRED DANIELS
マーガレット・モリス・ムーブメント(略称MMM)は1900年代初めイギリスで誕生。
モダンダンスのパイオニアである
マーガレット・モリスによって創られた、からだに自然なムーブメント&ダンスです。
彼女はダンサーであると同時に、画家でありセラピストでもあり、当時はまだ舞台関係者など限られた人々だけのものだったダンスとムーブメントを、一般の人々ヘの生涯教育として普及に努めた人物でした。

1910年に作家ゴールズワージーの財政的援助を受け、学校と劇場を開設。
学校運営のかたわら、国内はもとより海外でもダンスの公演を実施、成功をおさめました。
1954年にはアメリカのモダンダンスの長老テッド・ショーンの要請を受け、ケルト・バレ工団(のちのスコティッシュ国立バレ工団)を率いてジエイコブス・ピロウ・ダンス・フェスティバルに出演、好評を博しています。

そうした活動の一方で、彼女はまた理学療法師の資格を取得し、健康・医療面の双方に役立つ独自のダンスとムーブメントを開発。
1920年代後半にはロンドンのサボイ劇場で重度身体障害者の生徒たちによるムーブメントも上演しました。
1937年には政府の要請で健康増進審議会のメンバーにもなり、国民の心身の健康育成にも貢献しました。
彼女の考案した方法は、一般的な健康増進のみならず姿勢の矯正・身障者の機能訓練・手術後や産後のケアなど、さまざまな形で現在でも活用されています。

1980年に89歳でその生涯を閉じるまで、彼女は「どんな人でも身体を動かす喜びを否定されてはならない。誰であれ踊ることはできるし、人生はその事で豊かになる。」と信じていました。
当時としては時代を先取りしていたその信念は、昨今ますますその価値を見直され、からだのための確かな理論・セラピーとしての効果とともに、多くの共感を呼びつづけています。

現在MMMは非営利団体をサポートする英国スポ一ツ・カウンシルの後援と助成を受け、メンバーの活動は本部のあるイギリスをはじめとするヨーロッパを中心に世界15カ国に拡がっています。
日本ではMMMジャパンとして、束京・神戸・福岡・長崎に支部をもち、毎年のワークショップではブリティッシュ・カウンシルの後援を受けて活動。毎年英国本部登録の英国、フランス、ドイツ等からの海外講師を招き特別講習会も行っています。