住吉庵雑記


 

どうも皆さんご無沙汰です。Ichiroです。

あの2月末の「白鳥」取材から早くも5ヶ月近くが経ち、すっかりホームページの更新をサボっておりました。スミマセン!

しかし、この間、Ichiroの本業「生録」に関して言えば、全くの休眠状態。特に対象とする列車もなく、無為。じっと今年の蝉の鳴くチャンスを伺っていた次第です。
「鉄ちゃん」以外では、Jim先生とお会いしたことはもちろん、金毘羅歌舞伎や文楽、そして「第3回東アジア競技大会」の中国語通訳ボランティアなど、楽しみもいろいろありました。いずれ稿を改めてご紹介します。

今年の梅雨は、降ったかどうかよくわからない内に終わり、昨日今日はウチの虫干し。窓を全開にして、生ぬるいけど風を通しています。わが庵は標高200m。六甲の山手というより山中で、真夏でもガマンすればエアコンなしで過ごせる好立地ですが、私のレトロ趣味に合った(?)古さと狭さが来る人を驚かせます。最近のオートロック完備のマンションとは大違いで、古き良きなんとか…というモノかも知れません。

昼間から鳴くカラスに混じってアブラゼミの声が聞こえています。これから日本全体が蒸されて干されて、いよいよ盛夏を迎える、てことはRouの出番!です。

今年のシーズンは、いつもの様に名鉄谷汲線とコトデン長尾線の2本狙い。
谷汲線は、この9月末で廃止になってしまうことから大勢の「鉄ちゃん」が出向いているそうですが、沿線はカメラを持った人だらけだそうで、マナーを含めて随分問題になっているとか。線路の上に三脚を広げたり、電車をクルマで追い掛けて撮ったり…とかなり怪しい状態になっている様です。
普段着の列車をありのまま録音する私のスタイルからすれば、こんなアブノーマルな中に身を投じるのは正直ゾッとしますが、この夏限りとあっては座視するわけにも行かず、おばさんと蝉の声を求めて、平日に絞って谷汲行きを企画する予定にしています。
一方のコトデンは、まだ「鉄ちゃん」も少なく、じっくり取材は出来るけれど、古い電車がだんだん減って来てて、やっぱりこちらも心配。。
いずれも泊りがけで行くつもりですが、残された時間が少なく、この夏が勝負!ってところです。

結果が出れば、また皆さんに取材記をご披露します。ご期待下さい。

神戸にて
Ichiro
2001.7.15