FISコンチネンタルカップ白馬大会第2日目(1999.10.24)

  前日の寒さがウソのような、快晴で暖かい日。(後半ちょっと冷えたけど)時間も定刻通り、開始される
  ことになった。天気はよかったんだけど、風がちょっとやっかいな風でグルグル巻いていた。
  条件を合わせて飛ばさなくてはいけないと言っても、あの状況で条件均等にして選手に飛ばせるのは
  審判団も苦労していたのでしょう。何人かの選手が飛び出し直後の風の変化で板や状態がブレていた。

  (この風はちょっと気の毒だなぁ。って思うことも何度かありました。)

  この日は試技のジャンプが予選だった。73人から50人へ。
  注目の中学生ジャンパー、伊東大貴くんは残念ながら、この日も予選通過出来ず。本戦で飛ぶ姿を
  楽しみにしていたけど、予選、本当に惜しかった。
  明治大学の太田くんもまさかの予選落ち。最近ちょっと調子を落としている様子で心配。でも冬には
  バッチリ調整して、また上位に食い込んでくるでしょう。(期待してるよ、太田くん!)

  1本目トップは船木選手。この日もやっぱり確実にK点超え。
  2位は2.7ポイント差で宮平選手。彼等本当に安定してます。
  1本目印象に残ったのは仲村友和選手。10月中旬の合宿ではいいジャンプをしていたのに、前日の
  大会の予選落ちは意外だった。でも1本目に本来の調子を取り戻し、5位につける。千葉さんの
  ジャンプも気持ち良い 豪快なジャンプで4位につけた。山田大起くんもいいジャンプをしていたので、
  リフトに乗っている時 「山田くん、ナイスジャンプ!!」と声援を送ったら、ニッコリ答えてくれた。
  山田くん、2本目も頑張れ!!

  相変わらず、落ち着きのない風の中で2本目の競技が行われる。
  なかなか青信号が出ず、いったんゲートを降りて仕切り直しの選手も複数いた。でも、「えっ、この状態で
  青?」なんて選手もいたけど、これは素人の考えなので偉そうな事、言っちゃいけない。
  2本目印象に残ったのは、斎藤浩哉選手の128mのビッグジャンプ。 大歓声のもと、グングン伸びる
  素晴らしいジャンプだった。
怪我からの復活を印象づけるいいジャンプでした。やったね、斎藤さん。
  山田大起くんも1本目に続き、なかなかのジャンプ。
  最終ジャンパー船木選手を残し、宮平選手は132mのビッグジャンプ。来た!みやじ、いいぞ。
  船木選手と船木選手ファンの方には申し訳ないけれど、この日は宮平選手に優勝させてあげたかった。
  そして、船木選手のジャンプを待つ。申し分ない踏み切りで飛び出し、どこまでも落ちない。

  どこまで飛ぶのかと思った。なんと135mも飛んでしまった。あのジャンプを飛ばれては宮平選手も
  脱帽かな。電光掲示板に結果が出る。宮平選手とは0.6ポイント差で前日に引き続き、船木選手の
  優勝で幕を閉じた(結果はココ)。それにしても130m超のジャンプって見ていて鳥肌が立つ。
  いつかフライング選手権見てみたい。鳥肌を超えたらどうなるんだろう???

  この大会を最後に今年のサマージャンプ大会は終わってしまった。1ヶ月ちょっとしたらW杯も
  開幕なんだけど、しばらく白馬に来ないとなるととても淋しい気がした。でも最後にいい試合が見られて
  本当に良かった。

  次の白馬は1月のW杯又はコンチネンタルカップかな。次は雪景色の中で寒くても熱く観戦したい。

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