最近みた映画についてちょっとくわしく  ~2002年~  

                                         2000年 2001年 はこちら

      モンスターズ・インク ★★★
      子供を驚かせてエネルギーを作り出すモンスターズインク社。そのモンスターとその世界に
      紛れ込んでしまった女の子とのふれあいを描く。ラストシーンは、ちょい感動しましたが
      トイストーリー2にはかなわないなあ。


      レッドブロンクス ★★
      ジャッキーがニューヨークで騒動に巻き込まれ、大活躍するお話。アクションは相変わらず
     ものすごいが、ストーリーがあまりにも稀薄すぎる。

      
   トレーニングデイ ★★
     麻薬捜索の担当となった刑事が、師匠とともにその初日1日のトレーニングデイを様々な
     しかも驚くべき事件や人間と関わりながら、悩みそして戦っていく物語。ちょっと残酷
     でしかも汚すぎる世界は、みていて気分よい映画ではなかった。
     
   オーシャンズ11 ★★★★
     これだけのスターを集めているにもかかわらず、それぞれの役と個性がよくでていて、
     楽しめた。ベラッジオホテルもよく協力したなあと感心して観てました。

   スパイダーマン ★★★★
     超単純明快な作品。昔テレビ東京でやっていた実写も漫画も読んだことないので、初めて
     その誕生の物語を知ることができました。敵のゴブリンも強かったし、これは2が期待でき
     るかも。

     野良犬 ★★★★
     クロサワと三船がはじめて出会った記念碑的な作品である。ピストルを盗まれた新米刑事
     執拗に犯人を追い詰めて行くまでをリアルに描く。ラストの犯人との格闘シーンは、物凄い
     迫力!!

   ハリーポッターと賢者の石 ★★★
     原作を読んで直後に観てみた。空想で描いていた世界がハッキリと形となってイメージ
     できた。内容は原作をかなり端折っていて、原作を読んでいない人と感じ方がどう違うの
     か興味深いところだ。でも数々のシーンは見ていてとても楽しくよくできていると思う。

   メメント ★★★★
     妻を殺され過去10分しか記憶が保てなくなってしまった男の物語。今更いうまでもなく
     その構成に参ったといわざるを得ない。音楽も役者も非常に効果的ですばらしい。
     ただ、頭を使うので疲れますね。

   エボリューション ★★
     役者はなかなかそろっている。不気味な生物には楽しませてもらったが、退屈なシ
     ーンがちょいと多い。


   バトルロワイアル ★★★★
     深作欣ニ監督の話題作。最初から最後まで息をつく暇もなくこりゃなかなか凄い映画だ。
     「伝えたかったメッセージ」とかいうがR指定に気を使っていう言い訳なんてしなくてもいい
     のではないか?これがR指定ならアメリカのメジャー映画はみ~んなそうじゃないのか?


   翔んだカップル ★★★
     1980年製作のかなりみていてはずかしくなる青春映画。薬師丸と鶴見の出演もいいが、
     一瞬現われる真田広之と原田美枝子のご両人にはビックリ。こりゃ必見です。

   酔いどれ天使 ★★★
     黒澤と三船が出会った記念碑的作品。三船と志村喬の存在感はやはり圧倒的。
     病魔におかされていく三船と健康的な久我美子との対比。ラストの白いペンキを使った決闘
     など随所に光る演出がいい。ただストーリーは今見るとそんなに面白いものではなかった。
     

    イントレランス ★★★
     世界映画史上にさん然と輝く超大作。4つの物語からなるこの作品、とても1916年製作と
     は思えない。とくにバビロン宮殿のスケールの大きさには驚かされる。

    
巴里祭 ★★★★
      さすがルネ・クレールだ。「巴里の屋根の下」「自由を我等に」に続いて、3本目であるが、
     本当に彼のテクニックには恐れ入る。いたってありふれているラブストーリーに思えるが
      巴里の風景、子供たち、にわか雨などあらゆる物にメッセージを感じる。ユーモアのセンス
     もあるし、楽しませてくれる。


     裁かるるジャンヌ ★★★
      ジャンヌ・ダルクの宗教裁判を素材に、処刑になる最後の1日を描いた作品。前半は法廷での
     審判に携わる人々をクローズアップで捉えていき、後半はいよいよ処刑となるまでの緊迫感を
     見事に描ききっている。サイレントであるのにその迫力に声が聞こえてきそうなほど。

     金融腐蝕列島 呪縛  ★★★
      汚職に揺れる企業を、自ら膿を出しながら、たて直そうとする若者たちの物語
      役者もそろっていて楽しい。
      
     スターウォーズ2  クローンの攻撃  ★★★★
      待ちに待った2が公開された。オープニングテーマだけでも十分満足してしまう。いよいよ
      旧三部作へのつながりが見えてきて楽しませてくれた。アナキンも十分役割を果たしたといえ
      る。ダークサイドへの布石の見せ方もよかったと思う。早くも次回作が楽しみだ。

   民族の祭典 美の祭典  ★★★
      ベルリンオリンピックをドキュメンタリータッチで描いた作品。大昔の映像ながら、遠いドイツで
      活躍する日本の選手の健闘には感動した。

     コクーン  ★★
      何とも懐かしい映画を観てしまった。争いのないSF映画は、中々最近お目にかかれない。
      見所は異性人よりも、元気な老人たちのほうかも。みててほほえましくもあり、だが
      最後の選択が何ともいえないラストをかもしだしている。

   ミュージック・オブ・ハート  ★★
       実話をもとにすると、こうなってしまう危険性がある。エピソードがありすぎてどれも中途半端
      で「さあこれだけの小話があれば最後は感動するでしょ?」といわれているような気がしました。

       メリルもいいし、役者もいいんだけどなあ。

     スモール・ソルジャーズ  ★★
      ストーリーが浅すぎてもったいない。軍用チップを埋め込んだチップのおもちゃが大量に流出
       したらなんてわくわくするような設定なのに、怖さもさほどではないし、ラストの対決シーンも
      今一つ盛り上がりに欠けた。人物の設定がいまいち伝わってこない。


   救命士  ★★
      ニコラスケイジ扮する救命士。喘息の少女を死なせてしまった過去から逃れられない毎日。
       ここまではいいのだが、いつまでたっても出てくるのは気味の悪い患者ばかりで、救命士
       とはこんなものなんだって言いたいのは分かるけど、押しつけがましい。後味もよくなかった。

     ショーシャンクの空に  ★★★★
      主人公のアンディはまさにはまり役。まさかまさかこんな結末が待っていたとは。。。
       モーガンフリーマンはちょっと囚人にしては上品で顔がきれい過ぎるような気がするけど
      相変わらず存在感あるし、よかったなあ。男くさい映画だけどもう一度観たい作品です。


   エイリアン3  ★★
      エイリアンシリーズで唯一観ていなかった作品。ようやく自分の中で話しがつながった。
       でも思ったほど恐怖を感じなかったし、クライマックスの戦いもセットの作りがわかりにくくて
       残念でした。

   嘆きの天使  ★★★
      1930年代のドイツ映画、そしてマレーネ・ディトリヒ衝撃のデビュー作である。真面目な教授が、
       キャバレーで歌うローラローラに溺れていき破滅の道へと突き進む。ディートリヒよりも教授の
      名演技に心打たれる。


     トイ・ストーリー2  ★★★★
     前作以上に練られたストーリーそしてキャラクターたちの個性。テーマを絞って観るものをひきつける
      感動的な場面もおりまぜ完成度はかなり高いのではないか?早く3が観たいものだ。
      ちなみに今回は所ジョージと唐沢寿明の吹き替えでみてみました

   捜索者  ★★★★
      ジョンウェインいつもいつも格好よすぎじゃないのか??カラー初のモニュメントバレーはいい!
      一度訪れたいものだ。インディアンに襲われて連れ去られた少女を捜索する長い旅がはじまる。
     感動の結末が!広大なバレーでの撮影など、スピルバーグが絶賛する気持ちが分かるような。。。

     ギャラクシークエスト ★★★★
      一昔前のSFテレビ番組が宇宙で受信されており、ドキュメンタリー番組として見ていたある
      星の宇宙人が出演者に助けを求めてくる。出演者たちの関係はギクシャクしていたが、その
     戦いをとおしてしだいに強い絆で結ばれていく。SFXだけでも見る価値はあるがそこに目を奪
     われすぎないくらい人間関係がしっかりと描かれている。次回作ないのでしょうか?

    フェリーニの 8 1/2 ★★★
    
フェリーニの自伝的作品と言われている。これもそんなに面白くなかった。ただその独自の世界
 
   の表現力は相変わらず凄さを感じさせてくれる。映画というよりも芸術作品を見ている感じかな?

   気狂いピエロ ★★
   
ゴダール監督の名作。でも個人的にはあまり好きじゃないです。追っかけてきな部分は観ていて
    あきませんが、それ以上のものは感じませんでした。ランボーの詩ってのもよくわからないし。

   リトル・ダンサー ★★★★
   
よかった!感動した!もっと時間をかけてもいい映画かもしれない。前半部分のペースはよいの
    だが、少年のバレエが上達していく過程、父親の理解を得るところはちょっとスピードアップした感じ
    を受けた。それはおいといても、2000人の中から選ばれた「リトルダンサー」・父親そしてあのコーチ
    がよかった。

  
 ロード・オブ・ザ・リング
  ★★★
     まさにドラゴンクエストの世界だ!こちらも4部門受賞。3部作の一作目で終わり方は中途半端
     だけど早く続きが観たい1本です。ただ映像とストーリーのスケールが大きすぎて演じる方がつ
     いて行けてないような気がしました。多分これは小説を想像力をもってして読んだ方が面白そう。

     ちなみにロードって道じゃなくて王様の方なんだね。

    ビューティフル・マインド ★★ 
 
   先行でみてきました!ラッセルクロウは主演男優賞とれなかったけどよかったと思う。ジェニファー
     は助演女優賞おめでとうございます。かなり劇場で眠かったためか非常に退屈してしまった。
     精神分裂症でありながら天才的な数学者とその妻との物語は暖かいものだったが。。。
     よくある映画という感じがしてしまい、かなりさめて観てしまいました。作品賞か~

  
ハスラー2 ★★

    あれから25年。当時のビリヤードブームのきっかけにもなった作品。トムクルーズとの共演も
     話題になったが、前作と続けて見ただけに、ポール演じるエディが徐々に復活していく様が何
     よりも格好よかった


 
 ハスラー ★★★

  
 若かりしポールニューマンの気迫あふれる演技と全編にわたって見られるビリヤードのシーン
   が見物だ。2よりもこちらに主演男優賞をあげたいくらい。献身的な女性やライバルファッツなど

  
 の共演者も魅力的だった。

 
  男と女 ★★★
   シャバダバダ♪シャバダバダ♪・・・でお馴染みのこの映画。カンヌ映画祭でグランプリを受賞した
   作品であります。二人の魅力と巧みな映像と音楽が見事にマッチしていて、まさに芸術的な作品。

  グドモーニング・ベトナム  ★★
   ベトナム戦争を、DJとして任地に赴いた1人の人間を通して描いた作品で、若かりし
   ロビンウィリアムスがアドリブきかしまくりのはまり役で好演している。ただ物語にそれ以上のもの
   が感じられなかった。やや希薄な感じがした。


   キングコング   ★★★★ 
   1930年代の映画である。昭和で言えば一桁のころ。いやあ、すごい迫力でした。
   特撮の技術うんぬんでなく役者がいいし、ストーリーもしっかりしていて今見ても十分
   楽しめる作品だと思います。久しぶりにショックを受けました。

 
  わが命つきるとも ★★
   フレッドジンネマンの監督作品。いやあ重い話だった。そこまで頑固にならんでもいいのに・・・
   命を落とし、家族を犠牲にしてまでも、正義を貫いた姿勢には共感とまではいかないが、考えさせ
   られるなあ


   マルコヴィッチの穴  ★★
  
ある穴に入ると15分だけ俳優マルコヴィッチになれるという不思議なお話。
   何も考えなくても楽しいし、男女とは、人間とはなどと哲学的に考えながら見ても楽しい。
   人形劇がすっごいリアルで気持ち悪!

   真昼の決闘  ★★★
   たまたまだったのだが何と「ジャッカルの日」と同じ監督であった!フレッドジンネマン。
   いわれてみれば演出がにている。50を過ぎたゲーリークーパーはやや老けた感がある
   グレースケリーの美貌は
一つあげたいくらいだ。復讐にきた4人組を迎え撃つクーパー。
   実際の時間と同様に映画は展開していくドキュメント仕立てに、一層緊迫感が増す。刻一刻と近づ
   く戦いまでの時間を刻む時計のカット、敵が乗ってくるであろう電車の線路の静かなカットなど
   その演出は見事。ただ住民に助けを乞う保安官はちょっと頼りないよな~。そんな気持ちをこめて
   つくられたリオブラボーのジョンウェインのほうがやはり格好はいい。


   ジャッカルの日  ★★★★
   フランスのドゴール大統領暗殺を依頼された、「ジャッカル」の行動を淡々と音楽もなく客観的に
   描く。成功するのか失敗に終わるのか、敏腕警部のするどい推理でどんどん追い詰められていく
   ジャッカル
最後の最後までその結末は予想できなかった。おすすめです
    
   アメリ  ★★★★
    本年、初劇場!おおよそ10年ぶりに京都の朝日会館に行った。昔はよく行ったがこんなに混ん
   でいたのは初めてでした(といっても100席ほどだが)。昨年から話題が話題をよびブームとなって
     いる。お客さんの9割が女性。鑑賞してなるほどいかにも女性受けする映画でした。
     
最初は少々戸惑いましたが、みているうちにアメリのペースに引き込まれていました。
   言うなれば、まさに小枝のコネタ集といった感じ。内気なアメリがついに好きになった人に・・・
   最後は締まったね。

   
シックス・デイ   ★★  
    シュワちゃんもいよいよ過度期にきたような気がする。クローン技術をテーマにし、意外と現実味
    があるせいか見終わってしばらく考えさせられる映画だ。テーマが壮大であり、シックスデイ法の背
    景がいまいち浅かった部分もあって、やや希薄だった。シュワちゃんがんばれ!!

  
 欲望という名の電車  ★★★
   
元々は、ブロードウェイの大ヒットした舞台劇。アルコールで身を持ち崩し、老いかけた
     ヴィヴィアンリー演ずる姉ブランチが、妹夫婦を訪ねてくるところから物語りは始まる。妹の夫である
     新人マーロンブランドとのぶつかり合いが凄い。しだいに全てをあばかれ、身をほろぼしていく
     ヴィヴィアンの演技は本人の人生そのものと評されている。

   ラスト・タンゴ・イン・パリ ★★   
      ベルトリッチが若干31歳でつくりあげた問題作。あまりの描写に上映禁止になったのも有名。
      そんなに面白いとは感じなかったけども、やはり主役のお二人の個性には圧倒され、飽きさせない。
    
できれば200分バージョンをみてみたいものだ。どうちがうのか?ご覧になったことがある方は教えて!

  リオ・ブラボー ★★★
      ジョンウェインの代表作。舞台は終始ジョンウェイン演ずる保安官の町から出ることがなくわずかな
    
仲間たちとともに、町を守るべく悪党と戦う。登場人物みなに強烈な個性を与え、見事にいかされた
    
ハワードホークスの手腕はすばらしい。自分にとってジョンの映画は駅馬車についで2本目だと思うが
    
ちょっと勢いないかな~と感じるが。

  X MEN ★★
   
 舞台は近未来、一部の超越した力を持つ、進化した人間同士が戦う。XMENと呼ばれる者たちは、
     悪を倒すために戦いを挑む。それぞれの能力はみせるものがあり、目は離せないのだが、どうも今一つ。
     ストーリーの深みと人物の描き方が浅さを感じさせるのだろうか。続編がありそうなので期待しよう。


  ディープ・ブルー ★★★★
       あのジョーズから25年、ホオジロザメの恐怖が!どうせジョーズにはかなうまいと思いつつ見ていると
      甘かった。オープニングこそこのパターンだよな~と思っていたが、どんどんと期待を裏切るような展開
      となっていき、これは面白い!とうなっていました。人間の生活空間の中にサメが来るという設定がいい。


  トイ・ストーリー ★★★★
    
全編CGを使った画期的なディズニー作品。妥協のない作りは見事としか言えない。今までTDLに
    
   行っても、このキャラだけは好きな人いるの?と思っていましたが、見かたが変わりました。楽しい!
      早く2作目も借りて見なくちゃ。


    シャイニング ★★★★
      今年の一本目がこれだ。キューブリックにはそんなに思い入れはないのですが、これは凄かった。
      ジャックニコルソがものすごい!彼以外の誰にこの作品が存在しうるのだろうか?
      いや想像できない。映像にどんどんすいこまれていくこの魅力はなんなのだろう?これぞ恐怖!を見事に
      表現した映画でした。三輪車や迷路など随所に見られる演出は必見!。