最近みた映画についてちょっとくわしく  〜2001年〜  
                                        

                                        2000年 2002年

とっとこハム太郎 ★★★

 ミニモニのハムちゃんずは少々じゃまだったけど、大画面で見るハムもまたよし。1時間程度なのでお子さんと
 観るのにはちょうどよいでしょう。同時上映のゴジラみたかった〜!本年最後の鑑賞作品

アンブレイカブル ★★

 ん〜観ていて決して退屈はしなかったけど、ラストがど〜もな〜 シックスセンス狙ったとしか思えんよな〜
 そこまで奇をてらう必要はなかったのではなかろうか。

恋愛小説家  ★★★

 ん〜ふけたジャックニコルソン、やっぱ若いときの方がよいね〜。小説家らしいところはほとんどないような
 気がしたけどまあそれはいいとして、3人の男女がそれぞれ欠点を持ちながらもそれを互いの力で克服して
 いく関係は観ていて面白かった。人は決してひとりでは生きていけないんだよと、金八先生を思い出しました。

バーティカルリミット ★★

 いやあ、凄い映像でした。DVDの特典映像をみるとその凄さは一段と強調されるのですが、監督が懸念され
 ているとおり、途中で多少その映像に飽きてきました。ストーリーももう一工夫して欲しかったなあ。

ミツバチのささやき ★★★

 映像は非常に美しい。そんなに派手なストーリーではないけど、少女が成長していく過程がなんともいえない
 空気を作り出しています。

パリ・テキサス ★★★★

 ライクーダーのスライドギターのサウンドが心に響く、ロードムービー。妻と別れ子供を置いて砂漠をさまよって
 いる1人の男。四年の月日がたって弟夫婦のもとに連れられて戻ると、そこには8歳になった息子が。。。
 少しづつ父子の関係を取り戻ていた二人は母親を探す旅に出る。しかし最後に男が選んだ選択とは。
 母親との再開のシーンは、心に染みる。

メン・イン・ブラック ★★★★

 地球に潜んでいる、得体の知れない様々な宇宙人を管理している組織に、ニューヨーク市警から一人の男が
 抜擢される。迫り来る地球の危機に向かって戦うストーリーはその映像の面白さに負けず劣らずバランスよく
 決して飽きることはなかった。これがスピルバーグの力?なのか。

スチュワート・リトル ★★★

 小さなネズミさんが、とある一家に養子として家族にむかえられる。こりにこった、本物のようなネズミがかわ
 いい。ストーリーは単純だけど家族いっしょに楽しめます。

ダンサー・イン・ザ・ダーク  

 賛否両論あるようですが、私にとっては史上最低の映画でした。というかこれは映画と呼べるものではない。
 撮影方法とか、ミュージカル仕立てになっている部分は特に気になりませんが、これをみて何を感じ取れば
 いいのか分からない。悲しみ?母の愛情?それは感じたけど。こんなに気分が悪くなったのは初めてでした。

パーフェクトストーム ★★

 1991年に起こった実話。嵐の映像はたしかにすごい。ただ感情移入を狙った登場人物の紹介を兼ねた
 前半部分はいまいちだった。おかげであまり人物に魅力は感じなかったな〜。実際の港で登場人物の親族や
 港の住民と一体となって撮影されたようですが、そのことが結局映画としては、マイナスになったのでは?
 

プレデター2  ★★★

 シュワちゃんは出てこなかったけど、前作以上にその強さを圧倒的に見せつけてくれた。
 ただ、テロリストの存在はあまり意味がないように感じた。単純にプレデターと戦う警察官でよいと思うのですが。
 いやあ前半は、もったいぶってて退屈しかけてたけど、後半はすごかった。本当に強い!プレデター!

ミクロの決死圏  ★★

 病気を治すために、体を小さくして、体内に入り込むと言う斬新な設定が当時の話題をよび、SFの走りとも呼ば
  れ高い評価を受けている。しかし今となってはそのセットはあまりにもちゃっちくて、見るに絶えないものがあった。
  これも時代の流れでしょうか。

遠い空の彼方へ   ★★★★

  ロケットの打ち上げを夢見る少年たちの物語。実際にスペースシャトルのエンジニアにまでなった実話だ。
  ロケットの打ち上げが成功していく過程よりも、炭坑に従事する父親が少しづつ理解を深めていく様子が
  感動的だ。ラスト、初めて息子の打ち上げるロケットを見にきた父親の登場シーン、そして息子の肩に手を
  かけるシーンはありきたりかもしれないが最高。どちらかというと男性の方が、ジーンとくるのでは?
  

とび魚〜ず  ★★★

  ストーリはいたって分かりやすく、子供向けという感もあるが、海底のアニメーションはなかなか見ごたえがある。
  大人でも楽しめると思いますよ。
  

オーロラの彼方へ  ★★★

  邦題からしても、感動愛情物語なのかな〜と思いきや、まさかのサスペンスな展開に少々戸惑いながらみました。
  運命というものは簡単には変えられない、決して1人では生きていけないというメッセージをこめてなかなか面白い
  作品です。ここまでドンパチやられるとラストの感動シーンもやや薄れますが、ある意味この裏切り方は斬新でよか
  ったのではないでしょうか。

ゴジラ2000ミレニアム  ★★

  ん〜。目障りなのが阿部寛と佐野史郎。とにかく下手過ぎ。まいった。とにかく人間との絡み方が今回のゴジラは
  まったくおもしろくなかった。エネルギー社会への警告というメッセージもかなり強引でおしつけがましい。
  でもやはりゴジラは格好いい。ゴジラのテーマにのって海から出てくるシーンはやはり鳥肌が立ってしまった。
  次ぎはメガギラス見ようっと。

海の上のピアニスト ★★★★

  船上で生まれ、船上で死んでゆく一人のピアニストの物語。揺れる船内での演奏やピアノ一本勝負、そして何よ
  り1人の少女と出会ったときに生まれた名曲の流れるシーン。心に染み入る映像がいっぱいの映画でした。
  ラストの船内にいたピアニストは幻なのか??というのが最大の疑問であります。確かに爆破は余計だと言う声も
  あるようですが目をつぶろうじゃないですか。こんな映画もあっていいです。

野いちご ★★★

  イングマールベルイマンの名作。医者である1人の老人をとおして、人生の孤独を描く。主演のシェーストレーム
  の熱演が光る。現実と過去の狭間で、いろいろな事が頭の中によみがえってくる。変に感動は求めない。
  ただひたすらに、老い・孤独を描ききったところが凄い。見終わった後ど〜んよりとした気持ちになってしまう。

ジュラシックパークV ★★★

  3作目。相変わらず理屈抜きにハラハラさせてくれたので合格点差し上げます。ただもういいかげん慣れてきて
  るよね。恐竜君が画面に出てきても前回の二作目までで大分目が肥えてるような気がした。人間関係の展開は
  ありきたりの夫婦仲直りパターンだったし。四作目はちょいきびしいかな??猿の惑星と合作ってのはどうか??

ボディガード ★★

  今ごろ見るなって?ん〜ホイットニーを狙う犯人が今一つ怖くなくて、スリルに欠けた感じがする。ケビンの必死
  のガードにもっとじわじわと近づいてきてほしかった。いきなりバンバンよりいいのではないか。二人がひかれてい
  く過程もちょっと不自然かな。でもホイットニーの歌はよかった。

猿の惑星   ★★

  ラストシーンは笑えます。前作があまりにも強烈だったのでなるべく比較しないように心がけたのですが
  無理でした。オリジナルのチャールトンヘストンのあの悲痛な叫びがどうしても離れません。でもあえて今回のラス
  トシーンはあれでよしとしました。でもキャラの存在感が希薄であるのと、また仲間どうしの関わりもやや物足りな
  い。淡々と進んでいくといった感じがしました。

千と千尋の物語  ★★★

  主題歌が最高です。お風呂で、車で、カラオケで歌いましょう。相変わらず美しい映像に関心。気に入ったシ 
  ーンは、差し出されたおにぎりを食べて千尋が涙するところかな。それまで張り詰めてた糸が、おにぎりをほお
  ばった瞬間ぷつんと切れて泣いてしまったのでしょう。ストーリー全体は今一つ物足りない部分がありました
  が、心が洗われました。

カメレオンマン   ★★

  ウディアレンの実験的作品。1920年代のニュースフィルム映像の中に様々な人物として現われる。
  どんな人物にでも変身変身してしまう特異体質を持つ男ゼリグ。みていてクスッと笑える。ウディアレンの映画
  は数本しか見ていないので、これからですね。

勝手にしやがれ   ★★

  ゴダール監督の映画をはじめてみました。現在でもかなりの評価を得ている作品ですが、正直期待はずれ
  でした。当時の映画文法をうちやぶったというのはわかりますけど。。「今見てもおもしろい」とは言えません。

のど自慢   ★★★

 主役である室井滋演じる赤城麗子よりも、大友康平のストーリーがよかった。さまざまな人たちのエピソードが
  後半ののどじまん出場に集結する。もっと笑わせてくれる映画だと思ったが意外にもほろっとさせられるよい
  映画でした。

ハムナプトラ2   ★★★

 前作を上回るCG映像の凄さは、まさに映画というよりもテーマパークのアトラクションに乗っている感じ。
  こういう映画をみると、これが映画っていうんだろうな〜とつくづく思う。ストーリー的に残念だったのが、
  スコーピオンとの対決まですごく盛りあがったのに意外と弱かったことだ。それとイムホテップも弱くなってた。
  後半やや尻つぼみだったかな。

西部戦線異常なし  ★★★★

  なんと1930年の映画である。戦争(反戦)映画の先駆けとなった作品。第一次世界大戦に参戦した
  ドイツ兵の物語。意気揚揚と戦場に向かった若者たちが体験したものはただむなしい友人の死のみだった。
  1人の青年をとおしてじっくりと語りかけてくる一つ一つのエピソードが胸を打つ。戦闘シーンの撮影は今見
  ても迫力があり素晴らしいカメラワークである。ラストシーンはあまりにも有名だ。ア作品賞・監督賞受賞。

A.T.  ★★★★

  先行上映に早速駆けつけました。まずは素晴らしい映像と人工知能を組み込まれたハーレイ君の見事といわ
  ざるを得ない演技に感服。テーマも「愛」に絞り込まれていてわかりやすく且つ観るものに問いかけるようなスト
  ーリーでこれもよし。ただ後半部分、というか結末にあたるシーンはやや淡白。ブルーフェアリーの存在や
  母とデヴィッドの関係をもう少し深く描いて欲しかった。そしてもうひとつタイミングの悪いことにちょうど手塚治虫
  の「鉄腕アトム」全巻を読み終えたところなのだが、まさしくこの映画のテーマは40年前にアトムの中ですでに描
  かれていたのである。私はこの映画をみて改めて手塚治虫氏の偉大さを感じたのだった。

デンジャラスビューティー  ★★★★

   サンドラブロックの変身が観ていて楽しい。内容も知らずに映画館に入ったのだが予想以上に面白かった。
  FBIのさえない女性捜査官が、捜査上ミスUSAコンテストに参加する羽目に。テンポよくストーリーも進むので
  あきさせない。まあ何と言っても彼女の魅力でしょう。

サンセット大通り  ★★★

   名匠ビリーワイルダーの作品。主人公の売れない脚本家が逃げ込んだ邸宅にはかつての大女優が住んで
   いた。しだいに脚本家を愛するようになるのだが・・・徐々に狂喜を増すグロリアスワンソンの迫力の演技に
   圧倒させられた。さすがはビリーワイルダーである。

キッド  ★★

   ブルースウィリスのヒューマンドラマ。大ヒットしたシックスセンスに続き、子供とのからみで物語りは進む。
   子供時代の自分が出てきて、見失いかけた何かを気づかせてくれる。テーマはいいんだけど中身がついてこ
   ない。時折見受けられる軽さが退屈だ。やっぱアクションがいいねブルースは。

ライフイズビューティフル  ★★★★

   本当にこんな人がいたらすごい。最後まで笑わせてくれたお父さん。悲しい結末も決してその姿は見せない。
   1999年に話題を独占したこの映画。納得せざるを得ませんね。

白雪姫  ★★★★

   これが本当に1938年に作られたものなのか!!映画史上初の長編アニメとして名高い本作品。
   人物の動き・テンポがすばらしい。実際に俳優を使って撮影し、それから絵を書き込むという手法が
   とられているらしい。今となってはおなじみの話であるがこれがディズニーの出発点だ。

ジョーズ3  ★★

   3D映画として話題をよんだ。そのためかビデオで見ると途中で訳わからないカットが出てくる。
   海中公園を舞台にジョーズがパニックを引き起こす。ちょっと内容かるいかな〜。

キャストアウェイ ★★★★

   トムハンクス主演男優賞残念でした。でもとても楽しめた1本でした。歳月をかけ減量をして望んだ撮影。
   単なるサバイバル映画ではなくて、その後のストーリーもしっかりとした軸があり感動したな〜。
   親友のウィルソンには参った。無駄な音楽もなくたんたんとすすむハンクスの演技が光る。

アマデウス ★★★

   アカデミー賞を独占した本作品。いうまでもなくモーツァルトの音楽がすばらしい効果を発揮している。
   映画館で目をつぶって鑑賞してもよいくらい。二人の演技もすばらしい。ただ訴えかけられるものはなかったかな。

ジョーズ87 復讐編  ★★★

    第4作。なんと息子をジョーズに殺された母親が兄とともにたたかう。母親役の演技が迫真に迫り、思わず
   手に汗握る展開に。一方でジョーズのほうも殺された仲間の復讐のためにこの家族を襲う。遠路はるばる
   追いかけてくるジョーズに脱帽。

ジョーズ2  ★★★

   第1作から3年、町は活気を取り戻した。しかしそれもつかの間、またもやジョーズとの戦いがはじまる。
   子供たちが絶体絶命の危機に会うのだが、おなじみブロディ警部はすごい技でやっつけるのだった。
   水上スキーをおいかけるカメラワークがこわ〜い。ややもったいぶったジョーズの登場に不満かな。

ペーパームーン    ★★★★  2/6(火)

   詐欺師と親のない少女の旅の道中を描く。だんだん少女に情が入っていくんだろうなと展開は予測できるが、二人の演技
  は最後まで押しつけがましくなく、想像以上に素晴らしかった。余計な音楽がなく道路の砂の匂いのする映像は私好みだ。
  心温まる映画ですね。少女役はア助演女優賞受賞。

雨月物語    ★★★★★  1/30(火)

   じっくり怖がらせるような観る者をくぎ付にしてしまうストーリー展開に森雅之、田中絹代、京マチコらの演技力が加わる。
  そして何といっても宮川一夫氏の映像美は見事としかいいようがない。ヴェエチア国際映画祭銀獅子賞受賞。
  久々に感動の1本でした。

ラストエンペラー    ★★  1/25(木)

   紫禁城をつかったダイナミックな撮影には頭が下がるが、内容はほとんどない。非常に特異な人生を送った人物であり
   観ていて退屈はしないが訴えかけるものがない。ちょっと期待はずれでした。ひさびさ辛口。
   

引き裂かれたカーテン   ★★  1/24(水)

   ヒッチコック監督50作目という作品。ほとんど全作見たような気がするけど、イギリス時代のむか〜しの何本か観てないかも
   ポールニューマンとジュリーアンドリュースという不思議な組み合わせのスパイ物。格闘シーンの上手さや後半の劇場を使うと
   ころなんかは、さすがというところだが、総合的には往年の勢いにはないかな〜と感じました。ジュリーのイメチェンぶりがいい。

生まれてはみたけれど   ★★★  1/18(木)

   観たあとでびっくり、昭和7年??すごい映画だな〜。初めて名匠小津安二郎の映画を拝見いたしました。
   音楽も何もはいらないっていう完全サイレントも初めてでしたが、いやいや内容はすばらしいです。
   前半は子供たちのじゃれあい。後半はだれの父親が一番えらいかという痛烈な社会風刺を込めた話に展開していく。
   随所に笑いもちりばめられ、70年の時をこえていまでも充分通用する映画だと思う。

ラッシュ・アワー      ★★    1/17(水)

   ちょ〜っと物足りなかったな〜。ロスを舞台に大活躍なんて前半は期待に胸がふくらんだけどちょっと尻つぼみでした。
   ジャッキーの良さは、前半から飛ばしまくるっていうのが好きなんだけどな〜。あとジャッキーは銃持ってほしくないな〜
   まあ先日の日本語吹き替え版でみたんで小言はこれくらいにしときますね。

メリー・ポピンズ      ★★★★  1/15(月) 

   ジュリーアンドリュース主演の「映画のためにつくられたミュージカル。」チムチムチェリーなど思わず口ずさんでしまう歌が一杯
   また、ディズニー製作のこの映画、アニメーションと実写との合成が実に楽しい仕上りをみせている。ストーリー的には、子育て
   ついて父親が責められてしまっているんだけど、「母親は乳母に任せきりで何もしてないじゃ〜ん!」と納得できない部分もあり
   ました。特に翌年つくられることになる「サウンドオブミュージック」と比較しちゃうと。でも文句なしに楽しかったけどね。

ジョーズ      ★★★★  1/10(水)

   記念すべき21世紀最初にみた作品がこれです。いやあ怖かったです。1975年の映画で今ならもっとリアルにつくれる
    と思うけど。ジョンウィリアムスのサウンドがこれまた強烈に効果を出しております。しかしあそこまで1匹のジョーズに
    コテンパンにやられるとは思いませんでした。早速続編がみたくなったのでした。