ドップラー偏移補正の算出方法

補正は1秒間隔と仮定する

◇ドップラー偏移の計算

dblRSpeed 相対速度 (観測点と衛星の距離の1秒間の変化)
  Er 観測点から衛星までの距離(m)
  Er_0 1秒前の距離
  Er_1 現在の距離
  dblRSpeed = Er_0 - Er_1 で求められる

 ダウンリンクの偏移
  dblDop_RX = -dblFREQ_RX * dblRSpeed / 300000 (kHz)
 アップリンクの偏移
  dblDop_TX = -dblFREQ_TX * dblRSpeed / 300000 (kHz)

◇1秒間のドップラー偏移の差異

 ダウンリンク
  dblDopDiff_RX = 現時刻の偏移RX1 - 1秒前の偏移RX0
 アップリンク
  dblDopDiff_TX = 現時刻の偏移TX1 - 1秒前の偏移TX0

◎衛星固定モードの場合の補正

 ダウンリンク周波数の補正
  受信周波数 = 受信周波数 + dblDopDiff_RX
 アップリンク周波数の補正
  送信周波数 = 送信周波数 + dblDopDiff_TX

◎受信固定モードの場合

 順ヘテロダインの場合
  dblDopDiff_TX = dblDopDiff_RX + dblDopDiff_TX
 逆ヘテロダインの場合
  dblDopDiff_TX = dblDopDiff_RX - dblDopDiff_TX
 アップリンク周波数の補正
  送信周波数 = 送信周波数 + dblDopDiff_TX

◎送信固定モードの場合

 順ヘテロダインの場合
  dblDopDiff_RX = dblDopDiff_RX + dblDopDiff_TX
 逆ヘテロダインの場合
  dblDopDiff_RX = dblDopDiff_RX - dblDopDiff_TX
 ダウンリンク周波数の補正
  受信周波数 = 受信周波数 + dblDopDiff_RX

以上、大雑把な説明ですがFunTrackにはこのようなアルゴリズムでプログラミング されています。

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