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2006.03/2006.05
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0604.htm#yyyymmdd
2006年4月
読・観・聴・その他
4/30
(日)
きょうもまた、近頃はまっているパンを買う。日曜日のお昼は、飽きるまでこれが続きそう。タラモが入ったやわらかめのパン(中央にうずらの卵入り)と、照
り焼きチキンのくずしたのが中央に入っている丸フランスパン。本当はパンが好きなのだあああ! と最近気づいてしまった。
4/29
(土)
ENDLICHERI☆ENDLICHERI
(堂
本剛)のライブ@横浜。マイペースだなあと改めて思う。最後も、だらだら喋らずに言葉短くキリッと終わらせられたら粋だろう
に、それができないのが彼の味っちゃー味なのかなあ。でも、ちょっと疲れる。
エンドケリという魚は、魚についてはまったく詳しくない私が見ても「おお古代な魚だ!」と感じるような風体をしている。
ライブが始まるまで一緒に行った友達と『初期
創元推理文庫 書影&作品 目録』を眺めながらあれこれ話す。終わってからのお茶でも、また広げて会話。「時
計マークのってあんまり知らないや」「倒叙と法廷ものね」。
帰りの電車で、中町信『空白の殺意』(『高校
野球殺人事件』改題)創元推理文庫を読み終わった。動機がわかって、事件の解決もしたらあっさり物語も終わってる。そこに、い
さぎよさではなく力尽きた感じを受けてしまった。
4/28
(金)
江藤千文=文・おおたうに=イラスト『お江戸
ガールズライフ』ブロンズ新社。江戸の女の子の生態をかわいらしいイラストで知ることができて楽しい。著者の「好き」に裏付け
された知識はたいしたものだなあと感心するものの、少しだけ文体が軽いような気がしないでもない。ほんとうに、ほんのちょっと、気分的なものですが。
おいしいと教えてもらったおせんべいを、バラでいろいろ買って帰る。七味を食べたら辛い辛いの大騒ぎをするほどの辛さで、でもおせんべいがその辛さに負け
ずにちゃんとおいしいのもわかる。
4/27
(木)
朝、明るさを感じて目が覚める。時計を見るとまだ5時くらい。まだ寝られるので寝る。そういう日が多くなった。週末、夜更かしをした翌日は少し遅く起きる
けれど、いつまでも布団でゴロゴロしていたい気分が最近ないのでわりとさくっと起きてしまう。
お世話になることの多いコンビニに寄ったら今日で閉店だった。店内のものが半額になっている。10日間くらい行かなかっただけでこの変化。世の中は動いて
いるんだな。
4/26
(水)
甘糟りり子『肉体派』角川書店。
最近、自分の身体を整える
ことに対しての興味が大きくなってきている。土日に映画や買い物にいくかわりにジムに行ったり、軽く走ったりして、運動音痴の運動嫌いがいったいどうし
ちゃったのかと不思議な気持ち。これもいつもの気まぐれの通過点なのかなあと思いつつも、身体を動かしシャワーを浴びマッサージチェアに座ったあとのぼ
わーんと妙に心地よい疲れがやたらと気持ち良いことに妙に満足感を得ている。
前置きが長くなったけれど、だから、この『肉体派』というスポーツジムを舞台にした短編集は恐ろしく面白く読んだ。特に、肉体を変える(あるいは維持す
る)ことに執着する人たちの物語が鬼気迫る。肉体への執着が逆に不健康へ導かれてしまうという矛盾。繰り返し書かれていた「食べてよいものといけないも
の」の選択肢の狭さはたとえ3週間限定であっても充分きつそうに思える。この食事制限とウエイトトレーニング、この繰り返しを行うことによって見てわかる
確実な変化がある喜びは、人間のからだは自分の力で変えられるのだという“思い込み”を抱かせるには充分なのか
もしれない。しか
し、精神を追いつめると肉体に不調が起きるように、肉体を追いつめすぎてもやはり精神に影は落ちるのだろう。“苦行”を楽しんで
いるうちはいいけどね。
4/25
(火)
少しひんやりした空気が心地よい、いい天気……、なんて思っていたのが裏切られた。あまりに危なっかしい色
をした空なので、
訪問先から駅までの道をとにかく頑張って走る。だってこれは絶対降るよ。本当は開いていないはずの火曜日に開いていた花屋さん。今回も寄って帰りたかった
けれど、店の前にいたお姉さんに、「こんにちは!
天気が変なので今日は帰ります!」と声を掛け、「それがいいわよ〜」と答えをもらって通り過ぎた。駅に着く少し前に降られはじめる。自宅最寄り駅に着いて
もまだ雨。昨日に引き続いて99円の傘のお世話になる。これ以上傘を増やすまい!
気まぐれで借りたフォークナー『サンクチュア
リ』は、やっぱり無理そうだ。図書館に返却。
4/24
(月)
モンゴメリー『アンの愛情』新潮文庫
を読み終わる。アンってもてるんだね。ギルバートの真摯で紳士なところがよくわかって素敵だった。
都内から地下鉄に乗っていて、そろそろ自宅最寄り駅という頃にいきなり気づいた。雨が降っている。それもかなり強く。諦めて走っている途中、99円ショッ
プに傘があるのが見えたので買ってしまう。傘って頼もしいなあ。
4/23
(日)
午後2時から11時頃まで延々と語らう。しかし、あまり「自分のため」という気がしなかった。楽しさもあったが疲労は否めない。久しぶりに終電一歩前の遅
い帰宅。
4/19
(水)
竹内薫『物質をめぐる冒険』日本放送出版協会。
ところどころわかるところもある。そのわかりやすい説明を読んでいると、難しいことをわかりやすく説明することができるのはやっぱりすごい、と思ってしま
う。もちろん、全体的にはわかっていない。それをわかりつつ、わかったような気になってしまう、このとっつきの良さ。
4/18
(火)
伊藤整『日本文壇史 1』講談社学芸文庫
を読み始めた。ところどころ面白いので案外読みやすい。でも、電車の中で座って読んでいると進みが悪い、というか寝てしまう。全巻は読めない気がする。絶
対に途中で違う本を入れてそのうちやめちゃうパターンだな。
4/17
(月)
運動するよりも、先生の前でピアノを弾いているときのほうがやたらと汗をかく。それもいやな汗。これに比べて岩盤浴の汗って本当にさらさらなんだね。いろ
いろな汗を知る、今日この頃です。
4/16
(日)
モンゴメリー『アンの青春』新潮文庫。
一作目と比べるとなんだか盛り上がりに欠けて全然面白くない。さっさと“愛情”に行くかー。
4/13
(木)
モンゴメリー『赤毛のアン』新潮文庫。7日に
読んだ氷室冴子の本に触発されて、大人になっての再読。マシュウおじさんの「そうさの」というあいづちは永遠だね。アンのために膨らんだ袖の服を誂えよう
と奮闘するところはやっぱり好きだし、アンとのやりとりのそこかしこで涙ぐんだ。本を読んで泣くことなど滅多にないので我ながら驚いた。あと、マリラのア
ンへの愛情描写がきめ細かくてとても良いなあと思った。これは、大人になった今読んで気づいたことだ。
4/12
(水)
中野翠『甘茶日記』。
4/11
(火)
駅への道の途中で財布を忘れたことに気づいた。でも、電車に乗ることはできるから、心もとなさと不便さだけなんだよね。せっかく開いていた花屋さんも今日
はパスするしかなかった。
4/10
(月)
明本歌子『コズミック・ファミリー』フィルムアート社。
ピアニスト高橋悠治の最初の夫人だった女性。でも、それだけにおさまらずに自分の人生を生きていく
ようになる過程が、からっとした明るさでもって描かれていて面白かった。それにしても交遊範囲がやたらと豪華。彼らのエピソードも読める。特に、高橋悠治
氏の天才っぷりには興味を惹かれたので、早速、天才でさえ苦労した曲を聴いてみようとCD探し。
4/9
(日)
TSUTAYA の更新期限が切れてしまった。借りる機会はここ最近なかったし、借りたくなったらまた考えよう。
髪を少し伸ばすことを検討している今、同じショートヘアとしてなんとなく親近感を覚えている二人、はな、および、つじあやのも同じようにそう思っていたら
面白いんだけどなと思い、日記を探してみた。そうしたら、本当にこの二人“も”髪を伸ばすことを検討しているら
しい。
「はなのひとりごと」
「つ
れづれアヤノブログ」
4/8(土)
身体も心も一つしかないので、一日の過ごしかたは日々選択だ。充実しているとも言えるんだろうけど、欲張りすぎて追っついてない。なのに欲張る心は勢いを
増す。これがストレスにならないように気をつけよう。
4/7
(金)
氷室冴子『マイ・ディア
親愛なる物語』角川文庫。角川文
庫でかつて「マイディアストーリー」という赤いギンガムチェックのシリーズがあったのですが、それを企画したのが著者だったようです。それに合わせての
エッセイ。氷室さんのお姉さんて素敵だな〜。青春と呼べる17歳を、二人ともちゃんと過ごしたようなのが羨ましい。
このシリーズに入っているいくつかの物語は、小学生くらいのときに集英社のマーガレット文庫という単行本のシリーズで読んだことがありました。集英社の
マーガレット文庫で初めて読んだのは、『少女パレアナ』。祖父と一緒に本屋へ行ったときに1冊選んでいいというのである本を選んだら、祖父の少ないおこづ
かいでは足りなかったらしく、もう少し安かったマーガレット文庫を勝手に選ばれた。でも、そのおかげで『少女パレアナ』とこのシリーズの存在を知ることが
できてよかったのだと思う。本を買ってくれる機会がとても少なかったので、シリーズの作品ラインナップを見ながら、「今度買って貰えるときはどれにしよ
う」といつも思ってました。実際に、本を買ってもらえる段になって本屋に行くと、マーガレット文庫以外にも本はあるわけで、結局、マーガレット文庫の中で
読んだ本はそれほど多くなかったのですが、『リンバロストの少女』はとても好きだったなあ。
角川文庫のマイディアストーリーは、そのマーガレット文庫で読んだ物語の結末より先まで読めるというのが嬉しかった。とくに、マーガレット文庫での『美し
いポリー』は、マイディアでは『昔気質の一少女』という題名になってポリーの精神の美しさにじーんとしたな。
4/5(水)
ウィルソン・イップ監督「SPL 狼よ静かに死ね」(2005年・香港)(公式サイト 注:音楽が流れます)。
香港映画の容赦ないところを思いっきり堪能できる。おまけに超B級。「なんだよ、悪徳刑
事かよ」という思いはずっと消えることはなかったし、本当は憎むべきポーがサモ・ハンということもあってなんだか憎みきれなかったりして、感情移入の点で
いえばかなりバランス悪くみたはずなのに、ちゃんと楽しめたという希有な体験。めくるめくRー15指定映像をうまく切り抜けられたという幸運も手伝ったか
(?)
4/4
(火)
火曜日には閉まっているはずの花屋さんが開いていた。小さな植木を一つと、とてもかわいらしいチューリップを3本買った。チューリップは良くみる大きさの
ものではなく、その子どもみたいな小ささ。市場でみて、お店に来るお客さんに見せたくて買ったとお店の人は言った。
フランスのパティシエのコンクールで日本人の女性が優勝をしたと聞いた。フランスデザートチャンピオン?
4/3
(月)
内田百閨w御馳走帖』中公文庫
を読み終わった。食い意地が張っている、と表現するには「かわいらしさ」さえ漂う執着。面白く書こうとしてこうなの?
素なの? マイペースと食(欲)が結びつくとこうなるのだなあという面白い例の数々。
4/2
(日)
2年ぶりの友達と会う。洋服を選ぶのに付き合いながら、先日、街中で小耳に挟んだ会話を思い出した。それはこういうもの。雰囲気の違う服装をした二人の女
性を見た別の女性二人組が「ずいぶん趣味の違うきょうだいだよね」「でも、きょうだいだからまだいいんじゃない。友達だったらそもそも気が合わなさそ
う」。そのときは、「なるほどそうかも」と思ったのですが、友達の見て回るブランドが私が見るところもあまりにも一致しないことに気づいて、「私(たち)
がまさにそうじゃん」と気づいた。昔から着る服は異なっていたよなあ。
けれど、「創元推理文庫のおじさんマーク」なんて言葉を発してもちゃんとわかってもらえる彼女と気が合わないとは思えないね。
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2006.03/2006.05