「お前のジャンプ力を、この花井京太郎に預けてくれ!」
突然現われた転校生にそう言われて、ロングジャンパー飛田鷹虎は怒った。たった今、体が大きくなり過ぎたことを理由に陸上部をクビになったからだ。
当然、夕暮れの河原で殴り合う2人。
「やるじゃねえか・・・俺とココまで張り合えるヤツは、そうはいねえぜ」「お前も、流石だゼ。そのガッツは、アメフト向きだ」「アメフト!?」「そう、アメフトで全国制覇するには・・・俺にはお前が必要なんだ!!」「へへ・・・そこまで買ってもらって、応えらんなかったら男じゃねえな」
「グフフ、面白いヤツらよな」
土手の上に、学帽、鉄ゲタの巨漢が2人を見下ろしていた。
誰あろう、相撲部キャプテン、津軽犀象その人であった。

そんなこんなで、アメフト同好会を立ち上げた2人は、素人で人数を揃えるが、8人しか集まらない。しかし、試合の日は迫る。勝たねば、部設立は白紙に帰すのだ。
そこへ、相撲部の南部豪と陸奥六介を連れて、津軽が参加を申し出るのだ!
「だが、一つだけ条件がある・・・・・・俺達3人は、この窮屈なヘルメットなど外させてもらうぜ」
新生アメフト同好会は、早くも風雲急を告げるのだ。
そんなこんなで、試合当日。
津軽たち相撲部3人衆のブロックは完璧であり、素人とは言えワイドレシーバーが敵陣に斬り込む時間を十二分に稼ぐ。
そして、花井京太郎のパスは百発百中であった。キャッチミスしない限りは確実にパスが通るのだ。
と言って、素人たちのランを潰すのに力を注ぐと、飛田鷹虎の中央突破がある。ガードの上を飛び越える飛田のジャンプは、2人3人で止められるものではない。
楽勝と思われたが・・・しかし、11人しかいない海原高校はオフェンスもディフェンスも同じメンバーのため、素人たちからスタミナ切れで動けなくなっていく・・・危うし、海原高校アメフト同好会!
そんなこんなで、苦戦を強いられる海原高校アメフト部。
その時、応援席から2人の男が飛び込んできた!
陸上部エースの100メートルスプリンター遅井浩二と、野球部の名センター市楽馨である。
「見ちゃいらんねえぜ。俺に任せな」と、市楽。無言で協力する遅井。
どんな無茶なパスもキャッチしてしまう市楽と、あっという間にタッチダウンラインの向こうまで走りこんでしまう遅井のランで敵チームを翻弄し、海原高校はトーナメントを勝ち進む。
しかし、準決勝の相手、川浜高校アメフト部が、かつて、試合中に殺人を行ったと言う噂が流れ、海原高校アメフト部の選手達は一夜にして、合宿所を脱走したのだった。

残った精鋭は、天才クォーターバック花井京太郎、ロングジャンパー飛田鷹虎、相撲三人衆津軽犀象、南部豪、陸奥六介、スプリンター遅井浩二、センターフィールダー市楽馨、そして、寝過ごして逃げ遅れた素人のデブ細田幸則の8人であった。危うし、海原高校アメフト部!
そんなこんなで、準決勝当日の朝、花井京太郎は海原高校カバティ部の部室を訪れる。
「カバティ」とは、敵陣に潜入し、敵に捕まえられないようにしながら敵にタッチして自陣に戻って来ることを競い合うインド発祥のスポーツである。
「今日の試合に足りない3人のメンバーを借り受けに来た!ただし、本来部外者であるあんた達にケガをさせるわけにはいかない。補充要員には、試合が終わるまで、ケガだけはしないように逃げ回っていてほしい・・・・・・この中に、殺人フットボールで名高い川浜高校から1試合逃げきる自信のあるものはいるかい?」
逃げきる自信・・・・・・カバティプレイヤーのプライドを刺激すると共に、本当にプレイもせずに逃げ回ることを正当化させる言葉である。花井は本当に部外者に迷惑をかけずに、8人だけで試合に勝つつもりであった。
部室の隅でインドカレーを喰っていたカバティ部一年生妻鹿億也が立ちあがった。
「逃げて見せろと言われちゃあ、カバティアとして逃げるわけに行かねェや。そうッスよね、キャプテン!」
カバティ部主将、副主将、そして妻鹿億也の3人が試合に出場することになった。

しかし、試合を開けてみると殺人プレイを行うのは川浜高校ではなかった。海原高校のスプリンター遅井が、反則ギリギリのラフプレイで次々と川浜を襲い、すでに3人を負傷交代させるのであった。
クォーターの狭間で、花井は遅井を責める。
「卑怯なマネはやめろ!正々堂々闘うのが俺達のアメフトだろう!!」
だが、驚くべき告白!1年前、試合中の事故で川浜が殺してしまったのは遅井の兄であった。このラフプレイは兄の仇であったのだ!
しかし、どんな理由があろうとも、正々堂々闘わないのなら試合には出さないと突っぱねる花井。人数ギリギリの海原にとって、それは負けを意味する。
「待てよ。どんなラフプレイをしようと、審判が止めるまでは正当なプレイだ。五分の状態で闘っていれば、正々堂々と言えるだろうよ」
と、飛田はプロテクターを脱いだ。右肩脱臼、右まぶたカット、脊椎打撲。負傷退場した川浜の3人と同じケガを、飛田はしていた。
「お、お前もか!?」
なんと、花井京太郎も津軽犀象も南部豪も陸奥六介も市楽馨も、そして、素人の細田幸則までもが同じケガをしていたのだ。普通なら負傷退場しているようなケガを、自らの肉体に刻み続けていたのだ!!
みんなの心は、実は一つであった。
「兄弟の仇ってんなら、しょうがねえ。好きなだけラフプレイしろよ。どんなケガにでも、俺達つきあってやるからよォ」
第2クォーター開始直後、川浜イレブンの目の前で自らの腕を折り、非礼を詫びる遅井。そこから正々堂々の勝負が始まったが、満身創痍の海原高校はもう一つ、タッチダウンが奪えない。
そして、残り1分。
「俺に、まかせな」
それまでカバティ部先輩と一緒に逃げ回っていた妻鹿億也が、みんなの闘志によって目覚めさせられた。
クォーターバック花井の球を受け取った妻鹿は、オフェンスラインの後ろから飛び出し、独走でタッチダウンラインを目指す。
「カバティ、カバティ、カバティ、カバティ・・・・・・・・・・」
カバティ、とサイドステップ。カバティ、とストップアンドゴー。
カバティ、と呟くたびに敵をすり抜けてゆく妻鹿の勇姿に、客席も燃えた。スタンド全体をカバティコールが包んだのだった!
しかし、独走には限界がある。川浜風車陣によって、ついにタッチダウンライン目前に潰される妻鹿。
もはやこれまでなのか?
しかし、その背後には遅井浩二がいた。一瞬前までは、何十ヤードも彼方にいたはず・・・・・
人間の認識力を陵駕する遅井のスピードが川浜風車陣を破ったのであった。
妻鹿のパスを遅井がタッチダウンゾーンに持ち込んだ瞬間、試合終了のブザーがなった。
満身創痍ながらも、海原高校は県大会決勝に駒を進めたのであった。
海原高校アメフト部、決勝進出。ニュースは街中を駆け巡るが、その晩、数人の暴漢に花井京太郎が襲撃された。
危ないところを救ったのは、剣道部副将、生駒鹿之助である。
謎の敵は決勝の相手、ガントレット学院が送り込んだ刺客なのか?
不気味な脅迫状も送られ、妻鹿を除く2人のカバディ部員は、早速チームを抜ける。
当然のように鹿之助を勧誘する花井。
が、一匹狼の鹿之助は誘いを断るのだった。
陸奥六介がつれて来た吉岡元、金で1試合だけ雇われた須之内巌流を含め、なんとか人数は揃うが、吉岡は右膝に故障があるので走れないから、ライン。須之内は試合に出るだけでプレーには参加しないという不安材料だらけのキックオフであった。
いよいよ、我らが海原高校とガントレット学院の決勝戦が始まってしまった。
そして驚くべき事実が明らかに!ガントレット学院のレギュラーは全員がアメリカ人であったのだ!!
そして!
5メートルの垂直跳びによるディフェンスは、ほとんどのロングパスをカットしてしまうのだ。
「て、てめーらオリンピックにでも出ていやがれ〜」
毒づく飛田に、ガントレットの主将が英語で呟く。
「高校アメフトにはドーピング検査がないからな・・・」
英語に堪能な花井はそれを聞き逃さなかった。
そう、ガントレットのディフェンス陣は、全員が足の筋肉と腱を人工物に変えた強化人間であったのだ。
加えて、オフェンスラインの吉岡元が、度々ラインを割られるため、作戦に幅がなくなり苦戦を強いられる。
吉岡をつれて来た陸奥六介は責任を感じているのか、2人分のポジションをカバーしようと無理をして、イタズラにケガを増やすのであった。
吉岡は膝の故障が元でサッカー部をクビになり、雨の中、泣きながら空き地の壁にボールを蹴り続けていたのを陸奥がスカウトしたのであった。
「陸奥、もういい・・・足手まといの俺のタメに無理をしないでくれ」
「足手まといなら、誘ったりしねえ。俺は海原高校の秘密兵器を最高の状況でガントレットの奴らに見せつけたいだけさ」
だが、穴と見られたか、陸奥は重量級アメリカンの集中攻撃を食らうことに。
「陸奥〜〜〜ッッ!」
「こいつ・・・立ったままKOされてやがる」
陸奥の決死のターンオーバーで得られたボールに対し、控え目だった吉岡がついに自己主張する。
「花井さん、このボール・・・俺に、くれ!」
吉岡の人差し指が、真っ直ぐにゴールへと向けられた。60ヤードも向こうのゴールに!!
これは事実上のフィールドゴール宣言だ!
超人のジャンプ力を持つガントレット軍団に、これは無謀だ!勝算のない賭けだッ!
だが、花井は頷いた。
「見せてもらうぜ、陸奥が命懸けで信じた吉岡元の真価ってヤツをな!」
レディー、セット、ゴー!
花井の固定したボールを、吉岡の左足が蹴った。
同時にジャンプしたガントレット軍団の11の肉体が、ゴールへのコースを完全に遮断したのだが!
「何っ!?」
「あさっての方向だ〜〜!」
ガントレットをぶち破るかと思われた弾丸シュートは、見当違いの方向に吹っ飛んでいたのだった・・・
「ち、違うぞ・・・」
「ボールが・・・」
「ああ〜〜、ボールが〜〜〜」
「ば、バナナシュートだ〜〜〜〜〜〜」 空中に浮かんだガントレットの遥か脇を巻いて、三日月の軌跡を描いた楕円のボールは、ゴールへと吸い込まれていった。
吉岡のバナナシュートに備えるため、ガントレットの制空防御網はその範囲を広げざるを得ない。
そこに、海原イレブンのつけいる隙が生じたのだ。
手薄になった空間に花井の正確無比なパスを通し、市楽と遅井を走り込ませる。
パスカットのためと空中ばかりに人員を裂いた防御陣の足元を、飛田の超低空ジャンプで抜き去る。
吉岡のキックを囮に、逆をついた作戦を敢行し、着々とゲインしていく海原に対し、ガントレットはジャンプ力に頼った奇策を捨て、正攻法で闘うしかないことを悟る。
しかし、本場アメリカンの揃ったガントレットは正統派でも実力者。一進一退の攻防では、初っ端に取られたリードを埋めることは中々難しい。
そんな中、新たな試合のキーマンとなった吉岡を狙う男が観戦スタンドに潜んでいた。
超音波銃の銃口が吉岡に向けられる。これは、対象者の平衡感覚を高周波音波によって狂わせ、一時的に運動能力を奪うための武器である。
だが、男が超音波銃を発射した刹那!間一髪、須之内巌流が吉岡を突き飛ばした。
「何っ!あの男には俺の行動が読まれているのか?」いままで最低限の動きしかしてこなかった須之内の超人的察知力に、謎の刺客は舌を巻いた。かくなる上は・・・・・
標的を須之内に切り換えた超音波銃が、連射で火を吹く!(いや、火は吹かないけど)
追い詰められた須之内の盾となって、細田幸則が真っ向から高周波を浴びてしまった!!
「俺なんかの替わりになって・・・バカな」
「ボクは体がデカイ以外に取り柄はない。でも、須之内君は違う、チームの力になれるプレイヤーだッッ!頼む、勝利のタメに、みんなと一緒に闘ってくれ!」
「俺は、依頼された仕事以外はしたくないんだ。だが、恩人の頼みを断っちゃあ、男とは言えないよな」

一方、超音波銃を乱射する刺客は、客席にいた剣道部の生駒鹿之助に咎められ、剣を抜いた。
刃渡り70センチのサーベル、真剣であった。生駒は木刀しか所持していない。
隙の無いフェンシングの構えを前に、如何に闘うのか鹿之助!?
刺客のサーベルが、甲高いうなりを発して空を斬った。身を翻した鹿之助の肩口から血が滴る。
むう、躱しきったハズ・・・・・・
剣の伸びは鹿之助の予想を超えて、1寸ほども余分に皮膚に食い込んでいた。
片手にて操るサーベルの軌道は、剣道に慣れきった鹿之助の目ではついて行けぬ。
かくなる上は・・・
木刀を下ろし、観念したかに見えた鹿之助に向けて、必殺の突きが繰り出される、その刹那!!
空中に浮かんだ鹿之助の体がそのサーベルの上に爪先立ちに着地した。見よ!奥義無想剣!
しかし、次の瞬間、鹿之助の目はさらに信じられないものを見る。
止留めに振り下ろさんとする木刀のその上に、更に刺客の肉体が立っていたとは!?
掟破りの逆無想剣!
鹿之助は死を覚悟した・・・・・・

「俺にパスをくれ」
細田の男意気に感じた須之内巌流は、自らガントレットに斬り込むことを志願する。
また、吉岡のキックを囮に、花井のパスが通る。
しかし、捕球の隙を狙ったガントレットのサンドイッチタックルが須之内を襲う。
挟まれた勢いでヘルメットがひしゃげ、プロテクターが千切れ飛ぶ。だが!
そこには、須之内の肉体はなかった。外見だけであった。蝉が古い皮を脱ぎ捨て成長するように、プロテクターだけを囮に残したふんどし1丁の須之内は、すでに10ヤード先を進んでいた。
これぞ、秘術「空蝉」
襲い来るガントレット防御陣をすり抜けた須之内も、エンドゾーンギリギリで、ついに捕まってしまう。膝をつけば、ここでボールはストップする。
が、須之内は不敵にニヤリと笑うのだ。
「これで俺を捕まえたつもりかい?・・・・・・俺は頭1つ通る隙間があれば、どこからでも脱出自在なのさ」
自ら肩の骨を外し、ウナギの如くホールドから抜け出した須之内はタッチダウンを決めた。
海原高校、11人目のヒーロー誕生の瞬間であった。
海原高校VSガントレット学院の決勝戦を超音波銃で邪魔しようとした刺客に逆夢想剣で窮地に立たされた生駒鹿之助であったが、刺客は顔面に鉄ゲタ飛ばしの直撃を受け、その場に墜落したのだった。
まさに危機一髪!
鉄ゲタの主は、海原高校のバンカラ校長、太平洋鯨飲その人である。
「こ・・・・校長!」
「生駒よ、貴様、まだ死んでもいないのに、負けを覚悟してしまいおったな?・・・・未熟な男よ」
「では校長、あなたは死ぬまで諦めないのか?」
「俺か?俺なら死んでもまだ諦めなんよ。例え心臓を握り潰されても、その握りつぶしている拳を握りつぶしてやるさ」
「でかい・・・、あんた、口も態度もグリズリークラスだ!」

一方、フィールドでは須之内巌流の正体が開かされていた。
「忍者!!忍者だというのか?」
須之内巌流は根来忍群の技を伝える、裏の世界のプロであった。
なんと、衝撃的な事実!!
この忍びの技と、海原イレブンの専門能力が噛み合ったとき、真のフットボールチームが完成した!!
じりじりと・・・・いいや、正味、ガッツンガッツンと点差を縮められるガントレットに恐慌が走った!!
ここで負けては・・・本国へ変える帰ることはできない。粛清されてしまう。
ついに形振りを捨てたガントレットのタイトエンド、ジョージ・プトレマイオス。改造の肉体に仕込んだ単発銃が海原イレブンの要、花井京太郎を襲う!!
しかし!!
「ほ、細田〜〜〜!!」 「ぼ、ボクのことはいい。試合を続けてくれ。こんなことで没収試合にしていい程度のゲームじゃあない。この舞台で勝つために、みんなは頑張ってきたんだ・・・・」
残り時間、1分。試合を中断させないために、腹に銃弾を喰らっていながらニーダウンしない細田の心意気に応えるため、最後の猛攻を見せる海原高校アメリカンフットボール部。
花井の広角パスを吉岡のキックでエンドゾーンに運ぶ。
そこへ走り込む遅井。コイツがキャッチすれば、タッチダウン。逆転だ!!
全員で遅井をブロックするガントレットディフェンス陣。止まる!サイドステップを持たぬ遅井のスプリントダッシュがついに止められてしまった、と、その時!!
大地に映る遅井の“影”の中に潜んでいた須之内巌流が変わりにボールをキャッチしたのであった!
試合終了!海原大逆転勝利!その場でガントレット全員警察に連行!!
「勝ったぜ、細田!・・・・・細田?」
そう、すでにその時、夕日を浴びてグラウンドに仁王立ちまま、細田の心臓は脈動を止めていたのだ・・・・・・
「細田ァァァァァァァ!!!」
10人の熱過ぎる血潮が、一度は止まった細田の心臓を動かした!!
医者が止めるのも聞かず、海原イレブン全員が輸血を申し出たのだ。
「困ります!適合しない血液型を輸血したら血が凝固して死んでしまうんですよ!!」
「先生・・・・心配するこたねえよ。俺達、たとえ血液型が違っても、血の温度は同じ“熱血”さ」
たまたま細田がAB型であったために、この蛮行も事無きを得た。

「ガントレットの奴ら、許せねえ」
と、部室で相談しているところに、バンカラ校長太平洋鯨飲が現われ、試合中に捕えた刺客から尋問した真実を明かすのであった。
ガントレットはアメリカフットボール界の送り込んだ工作員であった。つまり、日本の高校フットボールを引っ掻き回し、その進歩を10年遅らせることによってアメリカのフットボール先進国としての地位を守り抜くのがその使命であったと言うことだ。
「俺は・・・・一人でもアメリカに殴り込むぜ。日本の、否!海原のフットボール舐めちゃならねえってところを思い知らせてやる」
「おう、突っついちゃあいけない藪をつついちまったことを後悔させてやりにナア」
「アメリカ。潰し甲斐があるぜい」

そして、海原高校は全国大会をキャンセルして、10人の男たちは姿を消した。その行方は風のみが知る。

「激震!!アメフト魂」第1部“海原高校編”完結

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