2001. 3.24
欲張りプラン・笹谷峠雪中テント泊 | |
(スノーシュー&テレマークスキー) |
2001.3月17(土)〜18(日)
山形に関沢IC付近に車を停めて笹谷峠を目指す。
今回はスノーシューを履いて峠まで行き、雁戸方面散策して峠でテント泊。
次の日は山形神室方面散策して、テレマークスキーで下山する欲張りプラン。
※予定は変更がツキモノ。
17日は峠から山形神室方面の前山に登りテレマークスキーをしてテント泊
18日は悪天候で雁戸方面に行けずテレマークスキーで下山となりました。
欲張りしすぎで荷物が重い重い...。
DANA DESIGNのNEWザックを背負う。 余裕の容量に不必要な物まで詰め込み、 重さは約25kg。それにスキーとショベルをセットすると 今まで担いだことの重さになってしまいました。(トホホ) 後から気付いたのだけど、スキー用の帽子と手袋、ゴーグル それに予備の乾電池を入れるの忘れてしまい泣きを見る... (;>ω<) |
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峠のあちらこちらに見られる”かたつむり”の死骸 | もとい...。雪の芸術デス。 |
何かある...。と思ったらカーブミラーでした。 | 振り向くと遠くに朝日連峰が見える。 朝方の晴天から徐々に雲に覆われてくる。 |
峠の八丁平にある”山工小屋” 入り口のドアは完全に閉ざされているので、 中央にある窓から入りお昼ご飯にする。 |
小屋には、昨晩一泊した宮城からベテランのお二人と、 日帰りの予定で来たtabさん(↑画像)が休んでました。 |
宮城からのベテランさんは、御定年になられた後、天気が良ければすぐ山に行くのだそうです。 (昨年は100近く登ったとか...。) 年に8ヶ月は山スキーを楽しんでおり、雪渓を求めてあっちこっちお出掛けにしてるみたい。 渓流釣りもお好きなようで、山小屋に渓流竿持参で来られたのには驚きました。 tabさんと、「まるで仙人だね〜。」などとお話を聞いてました。。 偶然にもtabさんは、このHPを見て感想メールを頂いたstkさんのお友達で、HPも覗きに来た事があるそうな。 自宅も千歳山を挟んだ反対側にお住まいで、年も同じ。世の中狭い。狭い。(悪いことできないじょ。) 仙人(ベテランさん)が神室方面の前山を滑ったと言うので予定を変更してtabさんと行ってみることにする。 詳しくは、こちら |
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tabさんと別れた後、誰もいない峠にテントを張る。山工小屋でも良かったのだが、やはりテントが好きだ。 標高約910mの高さでテント設営するのは初めてなので、いつになく張り綱も慎重に張る。 夕食の玉子丼を食べ終わる頃にはパラパラと雨の音が..。夜遅くには雨から雪に変わった。 スキットルには前回入れたままのバーボンが少ししか入っておらず、物足りないまま眠りにつく。 翌朝、ものすごい風の音に目が覚める。 テントから外を覗いてみると激流の如く、すごい勢いで山形側から宮城側に風が流れている。 昨日行けなかった雁戸方面に今日行こうと思ったが、 視界5メートルの悪天候に尻込みしてしまい、寝袋の中でゴロゴロしていた。 時折吹く突風にテントごと吹き飛ばされるんじゃないかと不安になり、 いつまでもゴロゴロしててもしょうがないと、雁戸方面は諦め下山の準備を始める。 テレマークスキーに付いている、流れ止めワイヤーに、 2cm程の小さな”えびのしっぽ”が延びており、悪天候を物語っていた。 撤収中にテント飛ばされたらヤバイかなと思い、 ”山工小屋”までテントを引きずり、なんとか小屋の中に放り込んでの撤収作業。 登ってくる時に履いていたカリブもザックに押し込んでパッキングし、いよいよ下山。 スキーを履いて約25kgのザックだけでも大変なのに、足を取られる雪質に何度も転倒。 風も強いしバランスをとるのが大変。 先の見えない視界に、昨日tabさんが通ったであろうスキーの跡を見失わないように旧道(車道)を進む。 途中、高い段差に阻まれ、悩んで旧道を離れ林の中を通る。危ない目(?)にも合い、
ようやく水場(すっかり埋まってる)に出てホッとする。ココまで来ると精神的にも余裕が出てきて、 小動物の足跡やら糞やら見つけては何の生き物か推理しながら下った。 大きな足跡も見つけた。人間の物ではなさそうなので.....熊? ε=ε=┏( ・_・)┛すたこら 九十九折の旧道を静かに滑り、車の音が聞こえる頃にはいつしか雨に変わっていた。 ※下りの画像が無いのは、必死だったのと、デジカメの電池がなくなってしまったからです(笑) (予備乾電池は車に忘れてトホホな”のりちん”) |