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記事No : 1705
タイトル コミュニティができること
投稿日: 2012/10/22(Mon) 11:26:09
投稿者桃青

「家族でなければできないことは何もない。」
と、書かれてあって、
あんれ、まぁ〜と私は驚いた。

では、最近、よく言われる
「介護に地域コミュニティの活用を」どうであろう。

これまた介護に関しては、
「家族にしかできないことは何もない。」
というのであれば、
「地域コミュニティでなければできないということは、何もない。」
と言えよう。
最近、私の住む地域にも、「おたすけ隊」なるものができました。
提唱者が某市会議員の後援者で議員の支援者が名を連ねているところを見ると、
まあ、一種の選挙運動かな。と思わないでもないですが、
悪いことではない。
介護老人がいる私のところへも「お気軽に御利用ください、」と、菓子折りをもって挨拶に見えました。
で、パンフレットの支援内容をみると、
電球の取り換え、高いところへの物品のあげおろし、家の掃除、や庭の草取り、植木の剪定、病院送り迎え。
等、身体が動く家族がいれば、当然家族がするであろうことですが、介護保険では対象となっていない事項が並んでいます。
さすが、議員とそのブレーンです。
介護保険の盲点をよく調べてあります。
草取り、植木の剪定はシルバー人材センターに依頼すれば、一日一万円程度かかりますので、それを無料でしていただけるのなら有り難いし、地域としても、依頼があって切ることができれば、防犯や台風対策にもなります。
私は剪定は業者に依頼していますが、今までシルバー人材センターに依頼していたひとが「お助け隊」に依頼するようになれば、それはそれで誰かの職を奪うことになるかもしれませんが、伸び放題の植木が地域に少しでも少なくなれば、それはそれで地域貢献になりますね。

「おたすけ隊」が、パンフレット通りに機能すれば、確かに、
現行の介護保険の不備を補って、地域住民には大いに助かる存在になるでしょう。
「お助け隊」の影にいる議員にとっても、お助け隊は使える組織にもなるでしょう。
「お助け隊」は、某M教のボランティアのようにゼッケン付けて町内を行進されていましたが、先頭は議員の御母堂でした。

が、ちょっと待て。
こういうかたちでの支援が、最近言われる「介護にもっと地域のコミュニティの力を活用すべきだ。」
のコミュニティの力に相当するのでしょうか?
それなら、介護保険の不備を国民にボランティアで補わせようとしているのでしょうか?

思いだしてみてください。
社会保障という概念が無い前は、国民は全てを自前でなんとかしようとしていました。
社会保障という概念が無い時代、某M教の学者さんが言う「コミュニティ(村)」は、至るところにありました。
それでも、悲惨な状況は同時にあったのです。
だからこそ「社会保障」という概念も制度もできたのでしょう。
コミュニティのボランティア、助け合いではどうにもならない部分があったからこそ、社会保障制度は徐々に整備されて来たのでしょう。

社会保障に関わる問題を、コミュニティへ丸投げしておけば解決するということは、全くありません。
第一、ボランティアが名乗り出ない地域はどうするのですか?

会員同士親密に愛し合って、どうしたら会員同士が愛を分かち合えるかばかり考えているという某M教のコミュニティでさえ、
「まずは親兄弟、できるかぎり公的支援を活用して、教会を頼るのは最後の最後。」
ですからね。(笑)
某M教のコミュニティというのは、愛を分かち合いという願いで集った人々ばかりで構成されえいるはずなのに、「教会を頼るのは最後の最後」だと言うのですから、たまたま御近所に住みあっただけで、喧嘩や揉め事が起きなければ万々歳。という地域社会のコミュニティに何を期待して、
「社会保障に関わることに、もっと地域のコミュニティの力を活用すべきだ。」
と、言うのでしょうね。

ロムニーさんは
「国民が同朋(兄弟)を世話する」(「世話する」は創4:9の言葉) 形から離れ、「政府が我々を世話する」ようになるのは望ましくない」
のように考えていて、某M教の学者さんはじめ、日本の某M教会の人々は、こういう考えを支持しているようだが、政府を構成する人々は国民でも同朋でもないのかな?
「社会保障制度などなくてもやって行ける。コミュニティさえあればいい」と、某M教のコミュニティの有様を見ても、そう言えるのかな?


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